酒に関することなので、既に調べている人もいると思いますが、私も気になったので調べてみました。
ということで、昨日の続きになりますが、酉という部首で調べてみると、酒にまつわる漢字が多いと思ったので、その酉という漢字が何故出来たのか?ということも調べてみると、酉は元々酒の入れ物を表す象形文字だったということで、そこで妙に納得をしてしまいました。
干支の酉に関しては、酉の月に酒造りが行われていたので、干支にも酉という漢字が使われるようになったという話もあるようですね。
そこで、酒にまつわる漢字を、酉の部首で改めて調べてみました。
酒の入れ物がふたつもあれば、になるということで、これも嫌~なイメージのある漢字だと思います。
そんな酒を、「お世話になったあの人に」と、お中元やお歳暮で贈られると、飲まない家庭では困ったと思ったりするので、出来ればそんなものを らないで欲しいなぁと思ったりもします。
うちはまだ、 は届いたことがありませんが、 類をお断りしても届くので、それも困ったものだと思ったりします。
それで ということに (ふけ)るというのも、酒を断っている人からすればよくないことだと思いますので、酒宴というものにどうしても参加しなくてはならない時には、そこで (しゃく)を勧めてくる人がいれば、そこはきっぱりとお断りをした方がいいだろうと思うこともあります。
ここからは、見慣れた漢字と、そうでない漢字があると思いますので、漢字の読み方とその意味の説明をしようと思います。
よく発酵したお酒という意味があるのが、 こちらの 音読み:シュウ 訓読み:おさ かしら という漢字ですが、どこかで見たことがあるなぁと、部首を変えて調べてみると、
また、こちらの 音読み:シュウ 訓読み:むく(いる)という漢字には、返すとか答えるという意味があるということで、杯を返すという意味もあるようです。
その他にも、 音読み:イン 訓読み:すすぐ という漢字には、酒で口をすすぐという意味があるということで、
更にこちらの 音読み:テイ 訓読み:あ(きる)よ(う)わるよ(い)には、悪酔いするという意味があるのだそうです。
そして、 音読み:リン 訓読み:あわ(す)さわ(す)でよく使われるのが、台所でもよく見かける みりんですね。
私の叔母の友人に、酒がなくなると味醂を飲むという人がいるので、私も自分で作る食事には味醂を使わないようにしていますが、元々味醂が入っているものを口にする時には、出来るだけ多く食べないようにしています。
こちらの 音読み:ハツ 訓読み:かも(す)には、酒を発酵させるという意味があるそうです。
音読み:ジュン 訓読み:あつ(い)もっぱ(ら)には、味の濃い酒、濃厚な酒、もっぱら、人情味が厚いという意味もあるそうな。
音読み:セイ 訓読み:さ(ます)さ(める) 意味は、さます、さめる、酔いがさめる、目覚める、心の迷いがさめるという意味があるそうです。
こちらは、 音読み:ロウ 訓読み:どぶろく、にごりざけ、もろみ。
さすが、酉という部首を使った漢字には酒にまつわるものが多いなと思いながら見ていると、 なんてのもあったりして。
これも食事を作るときにはかかせないという には、製造過程にアルコールを使用しているということで、やはりここでも酉が入る。
音読み:ライ レイ 訓読み:あま(い)あまざけ ということで、あまい酒という意味があるということで。
音読み:クン 訓読み:よ(う)ということで、酔う、酒に酔う、酒臭い、酒のにおいがするという意味があるそうな。
また、酪農の は、牛や馬、羊などの乳から作った飲みものという意味もあるそうで、その乳などから作った食べ物を醐ともいうそうですが、その醐という漢字を使った醍醐とは、酒という意味もあれば、牛や羊の乳から作った食べ物という意味もあるということで、仏教の言葉としての醍醐味と、物事の面白さという意味での醍醐味とは、また少し意味が違ったりするのですが、ここでは酉という部首がそこにも使われているという意味で紹介します。
そこで、昨日の尼さんが泥んこになったままでは気の毒だとも思っていたので、酉という部首とはあまり関係のない蓮の話も少々。
蓮の花というのは、綺麗な水だけでは咲かないということで、ことわざにも「泥水の蓮」というものがあります。
仏様の台座が蓮の花になっているのは、衆生の汚れた泥水を吸い上げて、その上で綺麗な蓮の花を咲かせるという意味で使われたりしています。
こう書けば、泥んこになってしまった尼さんにも納得して頂けそうですね。
昨日の という漢字にしても、泥のように酒を飲んで酔いつぶれてきたのであれば、もうそろそろ酒をやめて、蓮の花を咲かせて欲しいと思ったりもするので、そんな願いも込めて、このブログを書いていたりします。