みなさん、こんコロ!(こんにちはコロナorこんばんはコロナの意)

市場がコロナショックとか言われて大混乱の中、期間工最大の問題である雇い止めがにわかに現実味を帯びてます。
「雇い止め」
使えない奴を含めた正規様のみを守るために、個別の契約更新不可とかではなくて雇用の調整弁たる所以を発揮した期間契約更新不可のこと。


昔書いた奴をリライトしますね。

ここでは2015年にホンダ鈴鹿で起きた期間工の雇い止め、雇い止めに至るまでの前兆を書いておこう。



ステップ1 予定された休日買上の取り下げ

需要があると見込まれて予定された休日買上が、会社側のもくろみに反して受注が伸びずに取り下げられるということが時々あります。後々の雇い止めの出発点となります。

ステップ2 契約更新の手続きにおいて次回契約更新が微妙と言われる


自分は言われなかったんですが、言われてた人がいました。




ステップ3 平日に振替休日が4月と5月以外に工事以外の理由で設定される


自動車製造業はどうしても需要がある時期とない時期が発生します。ホンダでは戦略的に4月、5月に振替休日を設定することがあります。


4、5月の平日に休日を設定してその代わりとしての出勤を需要の見込まれる年度末の月の土曜日へと出勤日を振替える。


戦略的な振替休日、振替出勤の設定ではなく窮余の策として4月や5月以外の平日に振替休日が設定されることは予定外の負荷空きが発生してるのです。




ステップ4 振替出勤とされた土曜が稼動休止日となる


ステップ3で振替休日を設定した結果発生した振替出勤。出勤日としたもののライン稼動休止。作っても売れないし、在庫にしようも置いておく場所がすでにいっぱい。


2015年1月〜3月にかけて5回ぐらい土曜日の振替出勤日が有休奨励日なりラインが非稼働となった。


ステップ5 長期連休の実質延長

長期連休を延ばすならGWの前後に振替休日を設定することにより稼動休止するのだが、有休奨励日としてラインを止めた。稼働日を振替にしたところで、売れないんだから作っても仕方ないよね。


ステップ5 交代制→1直化

あの手この手を使いますが、ここまで来ると後戻りできない決定的な要因。これが来たらまあ雇い止めだなというのが次に挙げるコレ。 

これにより2つあるラインのうちの1つが、2直から1直体制になりました。社員ですら異動させなきゃ仕事がないのに、期間工のことなんて考えてる余裕があるわけない。

ここまでのステップを経て、当時鈴鹿製作所で勤務してた半数の期間工の雇い止めが2015年夏頃に行われました。



2015年5月に3年満了した管理人はうまいこと逃げ切ったのであります。


先代のフィットがリコールやらかしまくったのもありますが、そのフィットを埼玉に移管してしまって大きく負荷空きができてしまったのが2015年の雇い止めの大きな原因かなと思ってます。




雇い止めの回避には、ここで出てきたステップごとに立つフラグを折っていかなければなりません。

ホンダ鈴鹿の現状認識をしてみます。

休日買上は半年後の9月まで予定されている。現状は雇い止めのフラグは現場では立っておりません。

雇い止めにビビるのは休日買上が取り下げられてからでも遅くない。

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