最近になり母親の調子が良くないようなのでしっかりと話を聞いてあげるべきなのですが、どうにも辛くなってきてしまうので困っています。

わたしは閉鎖病棟にいる時にメンタルの病気を甘えだと否定されてから母親には何も言えなくなってしまいました。家族でも他の誰でも、耳を傾けてもらえないのなら、どんなに真剣に話しても傷つく言葉が返ってくるだけのような気がします。たまたま理解の無い環境を引き当ててしまったわたしは、入院や休職を甘えや怠けだと捉えられても仕方がなかったのかもしれないけれど、精神的に参っているときに他人から重ねて否定されて、どうしてもっと頑張れないのかと責められたりするのは辛すぎる。まわりはもっと頑張っているのに、わたしはまだまだ努力が足りないのに、なんで今まで頑張れていたことが出来なくなってしまったのか、なんで、どうして、そんな疑問なんて自分自身が一番に感じてる。甘えてるんじゃないかって何度も何度も何度も自問自答してきた。その上に他人からの攻撃的に感じ取れてしまう言葉なんて聞きたくなくて、傷つきたくなくて必死で、そんな自分自身を守る為に母親には嘘をつくことを決めました。退院後は元気になって仕事に復帰したと報告して、結局のところわたしは治ることも復帰することも出来ずに今もひきこもりながらどうしようもない日々を過ごしています。だけど、今まで良い子でいられるようにずっと意識しながら生きてきたのだから、急に病気になったと言って確実に邪魔な存在になるような、迷惑になるようなことを言ってしまったのは間違いだったように思います。もうずっと以前から調子が悪かったのに、精神科へ通院することになっても、日常生活に明らかな支障をきたしていても、わたしは何も事前に伝えることが出来ませんでした。どうしても言えなかった。誰にも頼らずに、ひとりで全部抱えて、ひとりで治そうと思っていました。通院していること、普通に過ごせなくなった日常、少しでも打ち明けていれば、説明していれば、ひとりで抱えきれなくなった時の状況は変わっていたかもしれません。もっと協力的で寄り添った言葉を掛けてもらえたのかもしれません。そうは言っても理解の出来ないことは人それぞれあるのでおなじ展開になる可能性も大いにあるのだろうけど。結局わたしはこれからも嘘をつき通していくことになるのだと思います。とりあえず、嘘を吐き続けても意外と分からないものなんだなと感じています。

それから月日が経って今に至るのですが、先日内科から鬱のお薬を処方されたと母から連絡があり、診断はされていないけれど気分の落ち込みや不安発作についても話をされました。もともと精神以外の持病を治療していて、最近の血液検査で今まで正常値だったものが引っ掛かったので今は再検査をいくつかしている途中で。合わせて服薬しているものに鬱に使われるお薬が入ってる、ということでした。漠然とした心配はもちろん抱くけれど、わたしはこの話をどういう顔をして聞いていいのかわかりません。自分自身がお薬に頼りながらまだ今も不安定な毎日を過ごしていて、でも、元気になった設定で報告していて。頭の中で本当のことと偽りのこと、いろいろな情報が整理できずにぐちゃぐちゃになっています。母は内科で診てもらったけれど、鬱に処方されるものも飲んでいるとこちらに知らせた上で「それでも精神科へは行く気はない」と伝えてきたので、やはりとても抵抗があるような言い回しに感じました。わたしはずっとそこへ通院中なのですが…。これを聞いたときばかりは嘘をついていてよかったと思ってしまいました。そして「しんどいけど仕事も休もうとは思わない」と強調されると、わたしが休職したことを責められているのではと深読みし過ぎたり、わたしはどんな症状だったかと訊ねられると、休む必要性があるほど重症であったのか説明を求められてるように感じてしまったり。そんなこと思ってなんていないんだろうけど、そんなふうにばかり考えてしまって、神経が擦り減らされていくようでとてもしんどくなりました。

病気が悪化している人間に対して、その話を聞いているのがしんどいだなんて、わたしの考え方は酷く冷たいと思うけれど。こんな歪んだ性格だからわたしは肝心な時に否定されてしまったのかもしれません。もっと母に(病気なら尚のこと)気を配ったり優しく接するべきなのに、自分の抱えている問題でいっぱいいっぱいで、こんな時ですら自己中心的な考え方しか出来ないことが嫌になります。また直接会う予定なのでわたしは今まで重ねた嘘のボロが出ないように取り繕うことで必死になるでしょう。わたしは親不孝者です。

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痩せたらわたしに言えるんだ。
大好きだよ。愛してるよ。