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子供に悪影響なこと

| 27.6.17
 今回は主にテレビやネット等のメディア上での子供に悪影響なことについて書いてみようと思います。

 その前にちょっとだけ話がそれますが、数年前に「子供」という言葉が差別用語だとして使用を自粛すべきだという、ごく一部の識者(かどうかは怪しいけど)がキャンペーンしていたのをご存知の方はいらっしゃるでしょうか。

 その理由を何かで読んだところ、主に2つの理由があるらしくて、一つは「子供」の"ども"の部分が、野郎ども、とか、手前ども、など立場の低い複数の人間に対する蔑称であるというのと、もう一つは漢字の"共"の部分が、ともなっているという意味があるため親の存在に依存している、もしくは大人と一緒にいることが前提になっている表現ということで、子を一つの独立した存在として扱っていないというのがその理由のようです。

 そして、じゃあどう表記するかというと「子ども」らしいんですね。

 これは前者の理由では完全に矛盾していますが、後者の理由で推している人が多いのでそうなるんでしょうかね。

 確かに「貴様」だって文字だけ見たら"あなたさま"なので悪い言葉ではないはずなのですが、かといっていちいち「子供」という言葉を使う時に見下して使ってはいませんし、大人と常に一緒の存在として使っている訳ではないので、個人的な見解としては「子供」のままでいいと思っていますし、今回もそのように表記したいと思います。

 実際に「子ども」の表記がそこまで広く認知されたり使用を徹底される状況になっていないと思います。

 他にちょっと表記に関しては思うところがあって、最近だとハーフの方をミックスやダブルと呼ぶべきだという意見があって、どうするか迷うことがあるのですが、ハーフタレントという言葉がありますし、そのハーフタレント自らが自分のことをハーフタレントといったり、自分がどことどこのハーフですと言っている現状では、今のところハーフの方が適切で、むしろミックスやダブルと言った時にそっちの言葉の方に意識を向けられてしまう感じがあって、そもそもの内容がぶれてしまう可能性もあります。

 あと逆に自分が心掛けいるのは外人ではなく外国人という言い方をするようにしています。

 これは20年くらい前に確かTBSだったと思うのですが、ビートたけしやテリー伊藤が出ていた「ここが変だよ日本人」(題名は間違ってるかもしれないです)で、外国の方がたくさん出ていたのですが、その中の一人が外人と呼ばれるのが差別的で傷つくという発言に、他の出演者たちもかなり共感していた様子で、では何て呼んだらいいの?という質問に対して外国人と答えていたため、それ以来ずっと外人という呼び方は使わず外国人にするようにしています。

 そのため結構な大学教授とかでも外人と言ってるのをみるとあんまり良くないなと思ってしまいます。

 では話はそれましたが、本題の方に入っていきたいと思います。

 よくネットやSNSを見ているとBPO(放送倫理•番組向上機構)で番組中にお尻を出したりするお笑い芸人が問題だとされるニュースを見かけたりすることがありました。

 今だと裸芸で活躍しているアキラ100%という芸人さんが問題視されたりもしているようです。

 ほとんどは子供からではなく親から寄せられているようです。

 その意見は、下品なものを見せたくないとか子供にどう説明したらいいのかわからないといった内容のようです。

 昔からよく言われている子供が真似したらどうするんだという意見だと思います。

 ただ、子供にどう説明したらいいかわからないという意見はちょっと引っかかってしまいます。

 ああいう大人になっちゃだめだよ、でもいいですしチャンネルを変えればいいので、説明の仕方がどうこうという話ではないと思うのですが、これをよく目にします。

 これとは少し状況は違うと思いますが、私よりも上の世代の方ですと、ドリフターズの加藤茶さんがストリップをする場面が大流行して、当時のたくさんの子供たちが真似をしたと思いますが、そのことによって犯罪が増えたり、子供がダメになってしまったでしょうか。

 おそらく当時も親たちの中には不快に思う方も多かったと思いますし、クレームも多く寄せられていたと思います。

 それでも長い目で見たらそれほどの悪影響が出ているとは思えないため、多少それがお笑い目的だった場合は、そこまで目くじらを立てて追放しようとまでする必要はないと思います。

 それよりも子供に悪影響なこととは、バラエティ番組よりも報道の方ではないでしょうか。

 残忍な殺人事件が起きたり、未成年の起こす凄惨な事件が起きた場合に、犯人が今でもたまにいうのが神戸連続児童殺傷事件の酒鬼薔薇に影響されたとか憧れていたという趣旨の発言があります。

 それは未成年の子供に限らず大人でも残忍な犯行をした犯罪者の口から語られていることであり、語らなかったけど影響を受けた犯罪者も含めれば相当な数になるかもしれません。

 ちょうど事件から20年が経過したそうですが、おそらく20歳未満の犯罪者にも影響を及ぼしているのです。

 確かに当時は犯人が捕まっていませんでしたし、世間の関心は大きかったと思いますが、その時点で起きていることや判明していることなど最低限の情報のみに極力絞って伝えていれば、事件後も影響を与えることは避けられなかったとしても、減らすことはできたはずです。

 バラエティがちょっと倫理から外れると威勢よく叩きますが、こうした凄惨な事件の報道が加熱したり、みだりに恐怖を煽ったりしても、それがBPOで議論されるほどのクレームにまで発展しないのがとても不思議というか理不尽な気がして仕方ありません。

 凶悪な事件ではなくても、最近ではいわゆる森友学園や家計学園の問題ではまるで安倍首相が悪者になっている印象操作がされていますが、今のところ明らかな証拠は出ていません。

 マスコミは自分たちの報道がどのような影響を及ぼすかについて、長期的な視野でも責任を持ってニュースを伝えるべきです。

 その場だけだと考えているのかもしれませんが、残酷な事件というのは加害者やその家族や被害者や遺族にとっては数十年単位で禍根を残すものではないでしょうか。

 それだけではなく視聴者の中にも強烈な記憶として残る場合もありますし、場合によっては悪影響されて凶悪が犯罪が繰り返される原因にもなっているため、報道する際には十分すぎる程の配慮が必要になってくるかと思われます。

 これと同様の痛ましい件としては、自殺報道もそれが加熱すると、明らかにその報道から影響されて自殺が増加する傾向にあると思われるため、こういったことこそ放送倫理を担当している機構では十分に議論する必要があります。

 BPOは何も視聴者から寄せられた意見だけを扱う必要はなく、積極的に行き過ぎた報道について問題提起をしたり、実際に過剰と判断した際には厳重に注意すべきだと思います。

 BPOやテレビ局に意見を述べる際には、裸芸が助長されるという悪影響よりも、犯罪や自殺の助長をテレビ番組がしていることの方がよほど深刻な事態だということは考慮する必要があると思います。

 現状ではマスコミは何か凶悪な事件や自殺が起きれば、過剰に恐怖感を煽って、それによって影響を受けたとされる別の事件や自殺が起こったとしても、また過剰に煽るだけです。

 これこそが非倫理的であり、最悪なことにマスコミにとっては追随された悲惨な出来事がネタになっているということなのです。

 とはいっても、何のきっかけもなければ、突然ある日マスコミの報道が倫理的になったり、きちんと起きた出来事やまだ解明されていない出来事の区別をつけてくれる等して健全化することはありません。

 個人的には各局に1つだけでもいいですし、全局の中で1つだけでもいいですし、ラジオや紙媒体やネットでもいいので、本当にきっちり、今の時点で判明していること、曖昧なことや疑惑の段階であったり、当事者が言っているだけで根拠があるかどうか等の、区別や線引をしっかりと伝えた上で報道してくれる番組等があったら録画してでも見ますし、有料でも見る可能性があります。

 政治的な思想の偏りは全く排除した上で、論理的にこれは判明している、これはまだそうとはいえないなどのきっちりとした情報だけで報道してくれる番組があれば見たいですし、普通に今のマスコミに期待していない層も見てくれるでしょうし、確実に視聴率も稼げると思うのですが、どこかでやってくれないものでしょうか(大金持ちだったら自分でもやってみたいのですが、もしくは資金援助してくれれば検討したいです)。

 昨今はなぜか生放送の情報番組や報道番組が多いですが、こういう場合でしたら収録でもいいですし何週間かに一回とか、数ヶ月や年に一回でもいいのではないでしょうか。

 その番組では起きていることやわかっていないことをきっちり選別して論理的なものを根拠にするため、識者やコメンテーターは自分の意見ではなく、客観的に知っている事実しか話す必要はありません。

 またそれが局の政治的な思想に反していても、都合が悪くても、きちんとありのままを伝えなくてはいけない義務は生じてくるかと思います。

 起きていることをありのままに伝えること、誘導したり煽ったりしない普通の報道番組が今は視聴者に求められていると思いますし、必ず視聴率も取れると思いますから、株主やスポンサーはむしろそうするように働きかけてもいいのではないでしょうか。

 録画してでも見るので深夜でもいいですし、最悪やっぱりこういう番組は人気がでなかったとしても番組の性質上、他の報道番組に比べて制作費はかなり安く済むはずです。

 それにネットで様々な情報が飛び交う現代では、そのような誠意ある稀有な番組があれば、絶対支持してくれる視聴者はいますし、仮に早く番組が終わってしまったとしても語り継がれる伝説の番組になることはほぼ確実だと思います。

 子供に悪影響なことは大人にも悪影響なんです。

 NHKでは正月の2日くらいに民放を含めた各局のディレクターや番組制作者やタレントなどが集まってテレビ番組について討論している珍しい番組(番組名は忘れてしまいましたが)を毎年放送しているようです。

 中身はその時によって面白くない時もあるのですが、今年のを途中から見た中では、フジテレビの視聴率が振るわないことについて話し合うなど、なかなか見られない内容でテーマによっては面白かったりもします。

 これはNHKじゃないとできなさそうですし、NHKでもこれ以上は深く掘り下げられないと思われるため、やはり一番いいのは見本になる優良な報道番組が制作されることが一番だと思います。

 今だと確かに子供に安心して見せることができる番組はなかなかないと思いますが、逆に子供と安心して見ることができる報道番組があったらそれはそれで、そういう番組が1つくらいあってもいいのではないかと思います。

 つい最近では元TBSの社員がフリージャーナリストの女性を性的暴行したということで、その女性が記者会見まで開いて告発していましたが、その後ろにはTBSや民進党の議員がいると知り、愕然としてしまいました(後に告発は取り下げられたようですが)。

 この件こそ、裸のお笑い芸人よりも、子供に聞かれたら説明に困るような気がするのですが、これはBPOの審議の対象にはなっていないようです。

 一番いいのはテレビを消すことだと思いますが、ネットでも情報が流れているため、結局は日頃からメディアリテラシーを高めるように、子供だけではなくて親も学んでいかなければいけないことなのかもしれません。

 その上で、過剰な演出で煽ったり、局の政治的な思想に誘導する報道番組よりも、お尻を出したり裸芸を披露するお笑い芸人やバラエティー番組を問題視している時点でメディアリテラシーは不足していると考えることができますし、このこと自体が報道から目をそらすようにメディアが仕組んだ罠である可能性もある訳です。

 最近はニュース番組の街頭インタビューに映りたがらない人が増えたらしく、同じ制作会社が雇った役者が色んな番組で決められたセリフを言ってるだけのやらせが横行しているという噂もあります。

 また日本のメディアでは他の国ではありえないほど外国人の比率が多いらしく、やはり報道が捻じ曲げられている原因にもなっているという噂もあります。

 こうしたことからも、子供への影響を心配する前に、既に親自身が扇動されて正しいものの見方ができにくい状況になっている可能性が高いため、子供に何て説明したらいいかわからない以前に、まずはメディアが自分自身へ及ぼしている影響についてじっくりと向き合うことが大事だと思います。

 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 ※なぜかこれを書いている現在、普通のフォントだと記号やアルファベットが表示されない不具合が生じているため今回の記事は太文字で表記していますのでご了承下さい。


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