ブルジョア(〈フランス〉bourgeois)
1 中世ヨーロッパで、上層の貴族・僧と下層の労働者・農民との中間に位置した商工業者。市民。町人。
2 近代資本主義社会で、資本家階級に属する人。⇔プロレタリア。
3 金持ち。財産家。ブル。
ブルジョア、素敵な響き。
私の愛するレミゼラブルのアンジョルラス様には糾弾されてしまうブルジョアですが、
私のようなザ・中流家庭に育った身としては永遠のあこがれでございます。
さて、ここ数年間、個人的に心がけているダイエット法、というか心がけがあります。
勝手に私が名付けただけですが、
その名も
ブルジョア・ダイエット
言い換えるなら
(過去にも似たこと書いてました)
その心は、
ブルジョアになったつもりで、甘い誘惑を退ける、というものです。
日本人の嫌う嫌味な響きがありますが、
高いお菓子しか買いません
わたくしはブルジョアですので、安いお菓子なんぞお口に合いませんの
と思いこむことです。
よって、安いスーパーのお菓子、コンビニのお菓子、買いません。
(ラッキーなことに今はアメリカのためコンビニがないのですが)
ハッピーターンもぽたぽた焼きも、チョコパイも、なんとやらチップスも、、
最近どんどん出てくる「金の~」「プレミアム~」シリーズも。
わたくしの口には合いませんの、と強がってみる。
(いやー、最近のコンビニスイーツのレベルは高すぎて困ります。日本の皆さん、お疲れ様です)
買っていいのは、
○○の○○、と名がつくような銘店のもの。
お値段で言えば、一つ300円以上(←全然ブルジョアじゃない?)
300円以上するものは、おいしく食べたいと思うのです。
すなわち、ちょいとつまむのではなく、
コーヒーや紅茶、はたまた煎茶など、そのお菓子に合うお飲み物、しつらえをして、
心して味わうのです。
優雅なひとときです。
心もブルジョアです。
背筋を伸ばして味わいます。
お庭を眺めながら軽くため息を漏らします。
そして、「あぁ、美味しいわ」と呟きます。
ケーキや一切れ300円近くするような焼き菓子は、一つ食べれば十分満足できます。
2,3個チョコレートをつまむはずが、あらまあ空の包み紙がいくつも、、という事態が避けられます。
大量の空の包み紙を捨てるときの罪悪感といったら、美味しく食べた快感も水の泡です。
食事もお菓子と同様です。
安いものはお口に合いませんの、
とファーストフードはなるべく避けます。
この前バーガーキング食べたらおいしかったなぁ。
美味しく食べるには、
お腹を空かすこと(←ブルジョアじゃない?)
自分で作ること(手作りプレミアムがのっかって、美味しく感じるため)
腹八分目でやめること。
これらを心がければ、目も当てられない体型にはならないはず、と信じています。
が、
ブルジョア・ダイエットの成功には条件があります。
本物のブルジョアじゃないこと。
いくら一つで満足感が得られるといっても、毎日ケーキを食べていたら太りますよね。
気持ちはブルジョアですが、毎日は買えない、という矛盾が必要です。
ちなみに、アメリカには美味しいお菓子も食事も基本的には作らなければありませんので、
日本の皆様よりはかなり誘惑の少ない世界でいきております。
しかしながら、いろいろなお友達が、
アメリカにもあったわよ、とおいしいスイーツを発掘してくるので困ったものです。
ブルジョアのプライドを高く掲げなければなりません。
早いもので、もう来週にはThanks Givingの連休が始まります。
昨年同様、今年もメキシコのカンクンへ向かいます。
今回はカンクンから1時間ほど離れたさらなるリゾート地、Riviera Mayaにいってきます。
今回は初のAll inclusiveという滞在中は食べ放題飲み放題プランです。
Riviera Mayaに行きますのといかにもブルジョアらしく呟けそうですが、
滞在中はブルジョアらしく、美味しそうなものをつまむだけ、とはいかずに、
料金は同じなんですからあれもこれも、とブルジョアにはあるまじき行動をして、
あるまじき体型になって帰ってきそうです。
その前に、、
こんなことを書いている私ですが、最近体重計の調子がおかしいんですの。
とりあえずビーチに転がれる体型にならなければ。。
明日はヨガにいってきます~
←タダのクラス。
ブルジョアではないただの有閑駐妻でございました。