いつごろからでしょう、この詩を知ったのは中学生か高校生くらいのころだったと思いますが、
 
なんだかいろんなことが嫌になったとき、
自分は頑張っているはずなのに、報われていない気がするとき、
他人が羨ましくてしょうがなくなったとき、
 
そんなときに思い出すようにしています。
 
とても厳しい詩。
 
でも、結局、自分の心のあり様を決めるのは自分なのだ、と思いださせてくれます。
 
夫に
生理だろニヤニヤ
とバカにされたら、翌日生理がきて
なんだか気分が落ち込んでいます。
 
そうだよ、わたしゃあ生理だよ、
 
と大暴れして夫を足蹴にしたい気もしますが、
 
出張にお出かけでございます飛行機
 
 
 
ドM具合を助長してしまう詩でもあるのですがね。
 
 
やはりホルモンには負けたくないようです。
 
 
自分を守るのは自分。
 
 
上手く心持ちを切り替えていこうと思います。
 
 
 
 
自分の感受性くらい
 
茨木のり子
 
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

 

 

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

 

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

 

 

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

 

 

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

 

 

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ