夫は今忙しい。
といって、今に始まったことではない。
おそらく、お正月明けから、土日も1日も休んでいないだろうと思う。
日本にいてもアメリカにいても、特にこの時期はずっとそうだ。
働き者であることには敬意を表したい。
今日は夕方6時に帰ってきてびっくりしたが、
すぐに書斎の鍵をしめて仕事をはじめ、
一緒にすごろくをしたい、といっていた息子ちゃんの願いは叶わなかった。
最近はほとんど帰りが深夜である。
私は大抵起きて待っているか、起こされるかするが、
夫の食事だけ温めて、食べ終わりを待てずに寝ることもあるし、
先に寝てしまって、意地でも起きないこともある。
そのときは、
食卓に食べたままの食器類がおいてある。
おかずを残したときは、
残したおかずがそのまま、
ラップもかけられず、冷蔵庫にも入れられずにおいてある。
ものによってはカラカラになる。
せめて、
チンした際に使った、皿の端に寄せてあるラップでもかけてくれればいいのに、と思う。
これは、朝の私に、
夕飯に付き合えなかった罪悪感を
感じさせる目的なのか、
単に面倒だったのか。
潤いの抜けたおかずが、
私の心からも潤いを奪っていく。
そして、
そのパサパサになったおかずは、
また彼のお弁当箱の中に仕舞われていくのだ