スペインのワインのお伴はオリーブの実の酢漬け(アセイツナ)。極大サイズが美味💛
日本でもその高い栄養価が注目され、今では本格的なパスタやサラダに欠かせないものとなっている、オリーブオイル。イタリア料理につきものと思われがちだけど、実はオリーブオイルの生産量世界一を誇るのはスペイン!
スペインでは、食卓にオリーブオイル、ワインビネガー、塩胡椒の3点セットは調味料として欠かせないもの。オリーブオイルとあわせて「オリーブの実の酢漬け」、スペイン語では「アセイツナ(ACEITUNA)」も、食前酒やワインなどのつまみに必須の常備菜だ。家庭で、カフェやバルで、子供たちも、気軽につまんでいる。
バルセロナでは、スーパーマーケットで缶詰めや瓶詰めで手に入るほか、量り売りしてくれるところも多い。
量り売り場には、色や大きさの違うアセイツナが山と並ぶ。種付きあるいは種を除いたもの、アンチョビが入ったもの、ニンニク味のものなど味付け方法も含め、多種多様だ。
最もシンプルなものは、マンサニーリャというオリーブ種のグリーンのアセイツナで、大きさも中程度(約1.5cm)。缶詰はこのアセイツナが一般的。
更にグリーンが鮮やかなアセイツナは浅漬けに近く、酸味や塩味も薄味でオリーブ本来の味を楽しめる。難点は日持ちしにくく色が変わりやすいこと。アセイツナがかぶるくらい漬け汁をたっぷりパックに入れてもらって、空気に触れさせないよう保存し、早めに食べきることだ。
いちばん小さいサイズ(約1cm)の茶系グリーンのアセイツナはカタルーニャ州原産の「アルベキーナ」という種類で、小梅のような堅い食感だが味が濃く、近年人気だ。
最近のお気に入りは、約3cmの大きなグリーンのアセイツナ(写真上)。苦みもなく身が厚くて食べごたえがある。特に近くの「BuenasMigas(ブエナスミガス)」というカフェの、オレンジの皮の風味が効いたアセイツナは一風変わって爽やかな味。ワインにもビールにもとっても合って、最近のマイブームになっている💛地中海ダイエットの代表格、ウェルエイジングにも最適だね。
【追記】
極大サイズのオリーブの種類は、「ゴルダル(GORDAL)」、アンダルシア原産だ。
その名の通り、"豊満"な大きさが魅力です。