みいゆ「この前 検眼したら みんな少し眼が悪かったで
みんなのメガネを作ったんや~
今日は そのメガネを掛けて
満天の星を見学するんや 」
ヒヨコッチ「カメポンはメガネの位置がズレてるピヨ。
まっ そのままでもいいけどネ
メガネ掛けてもピントのズレは治らない気がするピヨ 」
カメポン「ん なんか言った」
ヒヨコッチ「な~んも言ってないピヨ」
カメポン「あっ そっ。」
みいゆ「みんな~ 遠い夜空を観ると 眼が良ぅなるんやで~」
みいゆ「だんだん壮大な宇宙に観えて来たやろ~」
ハシビッチ「ほんまや。星がハッキリ観えるようになって来た~」
ヒヨコッチ「色とりどりでキレイだピヨ」
カメポン「わしら メガネを掛けとるから観えるんじゃろなぁ~」
みいゆ「おいおい。カメポンはメガネ掛けてないやろが~」
カメポン「そぅやった そぅやった ^^」
みいゆ「あれ? 右の方から小っさい おっさんが現れたで~」
ハシビッチ「あ~っ。心の綺麗な人にしか見えないと言う
あの伝説の 小さいおっさんの事か~っ」
カメポン「正真正銘の ホンマもんの 小さい おっさんじゃ 」
カメポン「おっ。 立ち止まったぞなもし~っ」
カメポン「柵を よじ登ったぞなもし~っ」
ハシビッチ「おおっ
そこへ どこかの回転寿しみたいなオモチャの新幹線で
マグロのにぎりと茶わん蒸しが運ばれて来たワ~」
カメポン「小さい おっさんは おてもと持って~
まぐろのにぎりと~ 茶わん蒸しを完食したで~っ」
カメポン「ほんで 締めに茶~飲んどるがな~っ」
ヒヨコッチ「食事も終わって小さいおっさんは どうするんだピヨ」
猫クロ「柵を降りたニャン・・・」
カメポン「そして なにも無かったかの様に帰って行ったがな・・・」
ハシビッチ「今のは 何だったんだ~」
ヒヨコッチ「なんか~見た感じ~ 七人のこびとっぽかったピヨ」
カメポン「うちらと同じ様にメガネ掛けとったなぁ~ 」
猫クロ「水色のメガネ掛けてたニャン」
カメポン「全員でメガネを掛けると どっかからか
ヒョッコリやって来るメガネの妖精かもしれんなぁ~」
猫クロ「そんなメガネの妖精なんて 聞いた事ないニャン」
みいゆ「ま~ 眼の錯覚か~現実か~よう分からんけど
今度また遭遇したら正体を聞いてみようなぁ~」
ヒヨコッチ「そうしよ そうしょピヨ」
みいゆ「そんな訳で 度の合わへんメガネしたらあかんで~っ。
ちゃんと検眼してメガネ作るんやで~
メガネが合わんと 見える物も よう見えへんし~
見えなくていいモンが見えるようになってまうで~」
カメポン「だれや
こんな度の合わへんメガネこしらえたやつは~っ
こんなメガネ掛けさせるから変なのが見えてまうねん。
おおっと~。 わしはメガネ掛けへんかったわ
でも小さいおっさんはハッキリ見えましたでぇ」
みいゆ「ま。今夜は壮大な宇宙と
小さいおっさんが見れて良かったですわぁ
そやそや、外で星や小さなおっさんを見る時は
うちらの足元に置いてある ブタの蚊取り線香を
忘れずに用意して 置いといてや~っ
蚊にくわれたら痒くてジックリ見れへんからナ~
ほな、おやすみぃ~ いい夢見てなぁ~ 」