命はどうして | メランコリーの闘病日記

メランコリーの闘病日記

自身の病気を通して学んだことや、日々感じたこと、過去の出来事を踏まえて学んだことなど様々な視点でブログを綴らせていただいてます。

私は泣きながら言った

「こんな家に産まれたくなかったんだよ」

母は言った

「じゃあどういう家に産まれたかったの?」


わからない
私はこの家しか知らないから

ただただ、この家にいること、ここで過ごすこと、家族といても孤独でいるような感覚を過ごしながら生きていくのは苦痛なだけだよ。



例えば

お金持ちの家?
笑顔が絶えない家?
殴られない家?
親に死ねって言われない家?
夫婦円満な家?
不安のない落ち着ける家?
恐怖のない家?

想像したところでさ、
私は私の家しか知らない限りは

その例えに入る家庭さえ
それなりに、家族との関係性も人間関係だから
私の知らない苦しみは絶対に存在してると思えるからだよ。


だから生まれてきたくなかったとしか表現の仕様がないと思うんだ。
ただただ安心できる場所が欲しかった。
それだけだよ。

気づいたら存在してた命であり私だから
生まれてきたことを後悔することもできないんだ。

どうして生まれたんだろう?
本当に宿命っていう物は存在するのかな?

だとしたら父や母は

子供を安心させられるような環境を作れなかった両親は
それさえも宿命なのかな?

子供を傷つけることで、子供に大切なことを教えることが宿命だった?

じゃあ、大切なことってなんだろう。

そりゃあ傷つくことなく生きていく人生なんて存在するわけがないし
それを本当の意味で乗り越えることができた時に人は凄く強くなるんだと思うよ。

頭では理解してるんだよ。

残念なことに強くなりたいと思えば思うほど弱くなってるんだ。

でも、私の生命に対する恐怖はどう取っ払って生きていけばいいのだろう。


私がいつか生まれてきて良かったって思えたり、安心するって思えたり
そんな時が来たりするのかな?

何度も言ってると思うけど
小学生の頃は、家庭は荒れてるのに学校では虐められるし
勉強に没頭することでしか生きていけなかったんだけど
そりゃ小学生当時から何度も死のうと思った。

タオルで首を思いっきり締めたり
カッターナイフを身体に刻み込もうとしたり
ハサミで思いっきり腕を挟んだり
鉛筆で手をぶっ刺したり

結局はそれって自傷の部類になるか。

でもその時にね、
今でこんなに辛い思いしてるんだから
将来何が起こっても何にも怖くないはずだって思ってたんだよね。

だけどそうでもなかった。

だからこそ、その期待が大きかった分、今の自分に絶望を覚えてるんだと思う。

もうPTSDである追体験、回避だけは治った。
だけど
無意識の内では傷は簡単に癒えるものではないんだって感じてる。
一生背負っていかないといけないものなんだと思う。


馬鹿馬鹿しくなってきたんだ。今に始まったことじゃないよ。
基本的に波はないので。


最近、お母さんが罪を償うかのように優しいんだ。
お母さんはお父さんに殴られて自分のことで精一杯で子育てなんてしてなかったから。
お父さんももちろん毒親だけど育ててくれたのはどちらかと言えばお父さんの方だと思う。

だからお父さんが死んでから
自分は子供に何もしてなかったんだって気づいたのかな。

お父さんが生きてた時とは比較して考えられないくらいの変化があって、
でも、それさえも違和感でしかなくて
嬉しいと思えなくて
正直今更何なの?とか思えちゃって。


最近、お母さんに言われたんだよ。
「あなたになんと思われようと、お母さんはそばにいるよ」って。

それさえも
何言ってるんだろうこの人
としか思えない自分が何だか情けなく感じてしまう。

ごめんね、なるべく家にはいたくないんだ。
お父さんが生きてても死んでても
家が嫌で落ち着かないことには変わりないんだ。

ごめんね、産んでくれてありがとう
なんて思ったことなんか一度も思ったことないんだ。

ごめんね、この両親の元に産まれてきて良かったって1ミリたりとも思えないんだ。


弟はどう思ってるんだろう。
どうして私だけが精神狂ってしまったのだろう。
もういいのかな。
どうでも
家族が皆んな無事ならそれで良いのかな。

私はいつ死ぬかわからないし。


それこそ私の宿命なのかもしれないし、
あ、病気になってしまったってことがね。
これって皆んな分の苦しみを背負ったってことだよね?
そう思ってもいいよね?
じゃなきゃやってられないんだ。
納得できないんだ。

この命に


いつの日か、明日が来るのが怖いなって思わなくて済むような
明日への準備ができる日が来るような
そんな日常が来るかな。




因みに、昨日は父の納骨に行ってきたよ。
天国というものが存在するなら、幸せに過ごしてるといいね。
お父さんも凄い辛い人生送ってたと思うから。
そして、欲を言えば、死んで初めて私の苦しみを理解してくれてたらいいな。