ニュースを見ていると「今日の日経平均株価は・・」とか「株価急落」とか株に関する様々な情報が流れてきます。
我々投資家が「株」と言っているものは正確には株式や証券、有価証券と呼ばれます(ここでは株や株式と呼ばせていただきます)。
この株式とはそもそもなんなのでしょう?
今回は投資の基本中の基本のお話です。
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会社は資金を集める為に株式を発行する
会社を設立するためには最初に資金がなければどうしようも有りません。
会社を運営していく為の設備、事務所、人件費・・
何をするにも「金、金、金!」です。
さて、そんなお金を会社をやってみたいと思っている人はどうやってお金を集めればいいのでしょうか?
まず、普通に思いつく資金の調達方法としては銀行から借りるということです。
これは我々一般市民でも家や車というような高額商品を購入するときに行う資金調達方法なので分かりますね。
しかし、銀行からすべてのお金を調達するというのも楽ではありません。
そもそも銀行がなぜ資金を貸してくれるのかというと、お金を貸した金利分を儲けたいからです。
銀行も商売でやっているので当然ですね。
ということは会社を運営するために資金調達をしようと思っている人には、返済能力が求められます。
サラリーマンの場合は、銀行も「この人は年収500万円あるから30年は安定して払えるだろう」という定期収入を見込んでくれます。そういった信用からお金を借りることができるのです。
しかし、会社となるとそうもいきません。
しっかり運営できている会社にお金を貸すならまだしも、会社の設立ともなるとその会社がちゃんと黒字で運営できるのかもよく分かりません。
つまり、銀行がお金を貸しても返ってこない可能性があるわけです。そんなリスクの高いことを銀行はしてくれません。
また、銀行からお金を借りる側にもリスクがあります。
あまりにも銀行からお金を借りてしまうと返済が大変になります。
銀行から借りたお金というのは複利で膨れ上がっていき、しかも銀行はリスクが高い投資には当然高い金利でお金を貸し付ける為、返済がとても大変になるのです。
(関連記事:長期投資による複利効果の恩恵を受けるべし!)
そこで、会社を設立しようと思っている事業主は何をするのかというと株式を発行するのです。
株式投資は会社の所有権を購入するということ
株式発行すると、お金を投資してくれた人に株式を渡すことができます。
この株式はいわば会社の所有権です。
銀行がお金を事業主に貸した(融資した)場合、銀行は「貸したお金+金利」が手に入りますが、投資家が事業主に投資した場合は「株式(会社の所有権)」を手に入れることができます。
株式投資とはお金を貸していると思いがちですが、そうではありません。
商品を購入しているかのように、お金で会社の所有権を購入していると言った方が近い性質を持っています。
銀行は事業主にお金を「貸している」のに対し、投資家は「購入している」ので、事業主は投資家に対しお金を返す義務はありません。
ただ、事業主は投資家に対し所有権(株式)を渡しているわけですから会社の儲けは当然所有者のものになります。
つまり、事業活動を行い儲けたお金というものは所有権を持っているあなたにも貰う権利があります。
儲ける為に頑張ったのは事業主かもしれませんが、会社の所有権は投資家にあるのでそのような関係になるのです。
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