今日は二人の共同研究者とのミーティングに教え子を一人連れて行ってきた。
この二人何を隠そう夫婦なのである。そして二人とも同じデパートメントに所属している。
研究者の中にはラボを夫婦で一緒に経営したりする人たちもいるのだが、この二人はそれぞれに自分のラボを持っている。
そして、それぞれ別の研究をしているのだが、偶然にもどちらの研究も僕がやりたいことに必要なので、夫婦両方と共同研究している。
四人で今後の共同研究の方向性を話していたところ、途中から向こう二人の専門領域のことに話が飛んで、僕ら二人はそっちのけで二人でものすごい勢いで議論を始めだした。
まるで夫婦漫才でも見ているように「あーでもない」「こーでもない」と言葉が飛び交う。
二人は真剣に議論しているのだが、それを見ていて「この人たちは家でも同じように議論したりするのかな？」とか頭に浮かんでしまって、ちょっと面白くなってきてしまった。
僕も結婚する前までは奥さんと同じ職場で働いていたけど、結婚している今となっては奥さんと同じ職場で働いていることは想像できないな。実際は同じ大学で同じ建物内に入るけどね（所属しているデパートメントが違うので会うことはほとんどない）。
奥さんと一緒にいるのは好きだけど「家では夫婦。職場では同僚。」っていう関係になることは、今の僕にはできそうもないな。おそらく奥さんも同じように考えているんじゃないかな？あと常に夫婦っていう方が切り替えなくて楽だろうし。
結論から言うと「いろんな夫婦の形」があるなってこと。それぞれがうまくやって幸せならそれでいいわけだし。
まぁでも、やっぱりあの二人の議論は見ていて微笑ましくて、面白かったなぁ。
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