うちの大学では夏の間に医学生に研究をさせるためのプログラムがある。

 

 

どのような流れで、医学生が研究する研究室が決まるかというと

 

 

まずは、指導教官になってもいいと思っているプロフェッサーが、研究プロジェクトの簡単なサマリーとともにそのプログラムに登録しておく。

 

 

すると、医学生がそれらの研究内容から興味のあるものを選んで、夏の間に研究をしたい研究室を決める。

 

 

でもだからといって、全員が全員研究をできるわけではないのである。なぜなら、このプログラムに参加するとちょっとした金銭的な補助付くので、選ばれた学生しか研究はできない。

 

 

そして、このプログラムに選ばれるためにはプロジェクトの計画書を大学に提出して、その計画書が選ばれれば晴れて研究ができるという手順になっている。

 

 

指導教官になりたいプロフェッサーは学生に自分のところで研究してもらいたいので、その抽選に選ばれるようにもうこの時点で計画書の指導を始めなくてはならない。まぁ受け入れる側のプロフェッサーはそれなりに時間を費やさないくてはいけない。

 

 

うちのラボでは、去年このプログラムで一人学生が研究しに来てくれていた(こちら)。今年は、その子の発表(こちら)を見た学生がうちの研究に興味を持ってくれたみたいで、このプログラムの募集が始まる前の段階なのに、うちのラボに来たいと言ってくれていた。

 

 

こんな風にうちのラボの研究内容に興味を持ってくれた学生がいたことは素直に嬉しい。

 

 

そして、その学生をこの夏受け入れることにして一緒に計画書を書く算段をしていたところ、なんともう一人興味があるとアプローチして来てくれた学生が現れた。

 

 

嬉しいことは嬉しいのだが、この時期他の締め切りも抱えているので、このプログラムの計画書の提出の締め切りまでに二人も面倒見れるかなぁ?とちょっと不安でもあったりして、どうやって切り盛りしようかかなり綿密にシミュレーションなんかをしていた。

 

 

そして、今日そのもう一人の学生と面接をして、うちのラボでやっている研究のことを説明したところ、「自分がやりたいと思っていた研究とは違った」とあっさりとお断りされてしまった。。。

 

 

チーン。

 

 

まぁ、実際面と向かって断られるとちょっとショックではあったけど、一人の学生の指導のみに集中できるので、これはこれでよかった。

 

 

うちのラボを選んでくれるって決まっていたわけではなかったのに、一人で余計な心配をしてしまっていた。。。

 

 

これからは、あまり先回りして心配しないようにしなくちゃいけないな。

 

 

ともかく、今はうちを選んでくれた学生がプログラムに選ばれるようにサポートしていくことに集中しよう。

 

 

 

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