覗き見さえしなければ離れ離れにならなくてよかったのに。
恥ずかしいなんて気持ちは長年連れ添ったら消えたかもよ。
と、つべこべ言ったところでお話が変わる事があるわけもなく。
歌の解説ははしの蓮先生のブログから。
(読み下し文)
「赤玉は 緒さえ光れど 白玉の 君が装いし 貴くありけり」
(現代文)
「赤くかがやく玉は紐まで赤く光るくらいきれいですが、白玉のようなあなた様のお姿こそ、より気高く貴いものです」
(読み下し文)
「沖つ鳥 鴨著(ど)く島に 我が率寝(いね)し 妹(いも)は忘れじ 世のことごとに」
(現代文)
「鴨の飛んで来る島で、私が共寝をした愛しい妻のことは、決して忘れないだろう、生きている限り」
※追記・歌の位置を逆にしました
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ここで古事記の上巻の終わりです。