2018年2月23日金曜日

今までで一番怖かったこと


旧正月でたくさんの人たちがおいらの家に出入りして、いろいろな話をしていったんだけど、中でも盛り上がったのが『今までで一番怖かったこと』の体験談。
怖い話をしているのに、みんな笑って話しているんだ。
不思議だよなー。


おいらが一番怖かったのは、やっぱり生後4ヶ月の時にネグレクトされた時のことかな。
だからおいらは今でも真っ暗な静寂が何より怖い。
父ちゃんに叱られるより、ずっとずっと怖い。

でも、母ちゃんが若い時に経験した話も結構怖いぜ。

母ちゃんはOL時代、都内のマンションを借りて1人暮らししてた。
そのマンションは家具が壁に沿って設えてあってありがたかったんだけど、元々はアフリカの某国大使館職員専用宿舎だったところだから、物を収納するスペースがすごく高い所についていて、キッチンの上の扉なんて身長180cmの父ちゃんだって届かない。
ちょっと不便な作りだったんだ。
父ちゃんと母ちゃんが結婚して、父ちゃんがそのマンションに転がり込む形になったんだけど、不思議なこと、怖いことが続いて、すぐに引っ越しちゃったんだって。
何があったかって言うとね・・・。


ある日、母ちゃんがペン立てからペンを取ろうとしたら、ペン立てごとないんだ。
母ちゃんのペン立ては牛乳瓶だったから、そんなもの会社に持っていくわけないし、狭い室内で見失うほど小さなものでもない。でも、どこを探してもないんだ。父ちゃんも「知らない」って言う。
ま、たかだかペンとペン立てだからね。
母ちゃんは、ま、いいか、忘れた頃に出てくるでしょって思ってそのまま考えないようにしたんだ。

それから1週間くらい後のこと。
母ちゃんが会社から帰ってくると、テーブルの上の灰皿に吸い殻があったんだ。
当時の父ちゃんと母ちゃんはスモーカーだったんだけど、部屋の中が臭くなるから、出社前に必ず吸い殻を生ごみとして始末して、灰皿は洗って台所に伏せておく。
「今日は洗い忘れたのかなぁ?」って灰皿を覗き込んだ母ちゃんが息を飲んだ。
そのタバコの吸い殻は、父ちゃんが吸っている銘柄のものでも、母ちゃんが吸っている銘柄のものでもなかったんだ。しかも、吸い口には口紅がべったりついている。




誰かが部屋に入ってる・・・


母ちゃんは部屋からなくなっているものがないか探したけど、例のペン立て以外、何もなくなってはいなかった。それが余計に怖かったんだって。
つまりこれは、部屋に入ったよ、欲しいものはお金や物じゃないよ、また来るよ、というメッセージだもんな。
母ちゃんは警察に連絡したんだけど、実際の被害が何もないということで、警察は調書をとっただけで何もしてくれなかったんだ。
だから、父ちゃんと母ちゃんは黙って鍵を取り換えることにした。

それから程なくして、父ちゃんが勤める会社の社宅が空いたから、そこに引っ越すことにしたんだ。
引越の日、全ての荷物をトラックに積み込んで、忘れ物がないか父ちゃんと母ちゃんは部屋中を隈なく点検して回った。
父ちゃんが1度も使わなかったキッチンの上の扉も念のため開けてみた。
父ちゃんが凍った。


真っ赤な口紅で塗りたくられた牛乳瓶のペン立てが入ってたんだ。

(実話)




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1 件のコメント:

  1. やーん、こわいよぉー!!もう本気で鳥肌立ちました。。。生きていると色々ありますね汗)でも、これは相当レアなやつかと。前の住人と何か関係あるのか、、うーん怖い!

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