もしかの話に
たとえばの答えを
いつも なげかけてくる
核心をついた話には
なぜか はぐらかした答えを
用意している
一方通行の想いは
いつか 流れの渕で
とぐろを巻いて
行き場を失い
哀しみの声をあげるから
執着をはなれて
時のながれにまかせ
ただ待つこころに
どこからか
蝶の羽をまとって
舞い降りて
ぽつりと語るひと言が
何よりも確かな
喜びに変わる そのときのために
明日もまた このままで
時計の針を見つめて
夢とも現(うつつ)とも
見紛(まが)う空間に
想いを 委(ゆだ)ねたままに
キチジョウソウ
花言葉 吉事、喜び