手が届かないと思うと
なんとか 近づくすべを
思い巡らせ
川辺の先の水面に 触れんばかりに
たわむ姿を 引寄せたい想いがつのり
ようように手に入れた一枝の
いとおしさ
その名を 猫柳という
持帰り 小さな花瓶にさし
その 変哲もない姿を愛でる心は
寂しいのだろうか
人恋しいのだろうか
ふと思い出す
やはり野におけ蓮華草 という言葉
ものには 夫々ふさわしい場所があると
古(いにしえ)の人は
いましめにしたという
立ち居地に思いを馳せると
心と暮らしのアンバランスに
ただ惑う優柔不断な姿をもてあます
よき市民である姿 と
心の惑いにさえ揺らぎつづける
自由人として 詩を生む姿 と
だれか 心の揺らぎを
とめてくれるなら
これほどの 当惑はないだろうけれど
何気ない顔をして
仕事に向かう 多重人格者まがいの心を
許してほしい
なんとか 近づくすべを
思い巡らせ
川辺の先の水面に 触れんばかりに
たわむ姿を 引寄せたい想いがつのり
ようように手に入れた一枝の
いとおしさ
その名を 猫柳という
持帰り 小さな花瓶にさし
その 変哲もない姿を愛でる心は
寂しいのだろうか
人恋しいのだろうか
ふと思い出す
やはり野におけ蓮華草 という言葉
ものには 夫々ふさわしい場所があると
古(いにしえ)の人は
いましめにしたという
立ち居地に思いを馳せると
心と暮らしのアンバランスに
ただ惑う優柔不断な姿をもてあます
よき市民である姿 と
心の惑いにさえ揺らぎつづける
自由人として 詩を生む姿 と
だれか 心の揺らぎを
とめてくれるなら
これほどの 当惑はないだろうけれど
何気ない顔をして
仕事に向かう 多重人格者まがいの心を
許してほしい
ニゲラ
花言葉 当惑