川岸の 岩に腰を下ろして
その人は 物思いに沈み
かつての間違いを
詫びる目をして
時は過ぎ
私は 旅立ったことを
知らせては いない。
その人の
詫びる目の色を
疎ましく思う心を
知らせては いない
長い間に
その人は もとの人ではなく
詫びるだけでは
取り戻せない月日を
私の 心の中にきざんで
詫びられる私も
もとの私ではない
私は すでに
旅立っています。
その人は 物思いに沈み
かつての間違いを
詫びる目をして
時は過ぎ
私は 旅立ったことを
知らせては いない。
その人の
詫びる目の色を
疎ましく思う心を
知らせては いない
長い間に
その人は もとの人ではなく
詫びるだけでは
取り戻せない月日を
私の 心の中にきざんで
詫びられる私も
もとの私ではない
私は すでに
旅立っています。