「死にたい」か・・・
人間らしい言い回しだな。
犬や猫、動物たちには「死にたい」という意思がない。
つまり、「自殺」という概念がない。
「自殺」という選択肢を持つのは人間だけであるから、
死にたいと思うのは、人間である証だ。
それにしても「死にたい」と思うことはおかしなことか?
パニック障害を発症して約2年間は、「死ぬ」こと以外ほとんど考えたことがなかった。
いや、それしか考えられなかったというほうが正確か。
人間であれば誰しも1度は「死」を考えるものだろう。
この世に生を受けて、唯一絶対に決められているのが「死」だ。
不確かなものの中で、「死」だけははっきりしている。
いずれ人は必ず死ぬ。
ならば死に急がなくても、生き急がなくてもいいではないか。
私は今、生きていて良かったと思うよ。
勿論、つらいこともあるがね。
生きていなければ、カープの優勝を見て涙することもできなかった。
悪いことばかりでない。
人生は、重き荷を背負うて遠き道を行くが如し。
いそぐべからず。
不自由を常と思わば、不足なし。
小林麻央様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ルルーシュ・ランペルージ