漫画の進行とともにアニメも10話を迎え、ついに駿府城の登場です♪ パチスロファンだとここでアドレナリン爆発!! チャンスだ!! BC+ATだ!! 紅の夕闇に燃ゆる様な漆黒の天守閣・・・・かっこいい・・・。かっこよすぎますよね?
パチスロからバジリスクファンになった僕ですが、僕がマンガ版のバジリスクのファンになったのは以下の3つの理由です。
1. 作り込まれたキャラクターと世界の設定
バジリスクは元々、時代小説家の山田風太郎氏が書き上げた小説『甲賀忍法帖』をベースに漫画家のせがわまさき氏(後述)が書き上げた忍者マンガです。
この甲賀忍法帖なんですが、日本のバトルもののゲームやアニメの始祖と言っても過言では無いのです。
天下統一がなされて平和な世の中に、徳川家康の命を受けて、20人の忍者達が秘術を尽くして死闘を繰り広げる物語なのです。ストーリー上にチーム対決の要素を盛り込んだのはこれが初めてで、更に一人一人の忍者の個性が豊かでキャラが立っているのです。
例えば、主人公の甲賀源之助は普段は誠実で温厚な平和主義者ですが、殺意を帯びて襲いかかってくる者に対しては自滅させる「瞳術」を用い、又 仲間が伊賀の衆にやられた時には情け容赦なく皆殺しにする暴れ者。
そのガールフレンドの朧は敵方、伊賀者の頭領(お幻)の孫。見るだけであらゆる忍法を強制的に破る「破幻の瞳」の持ち主ですが、温和な性格で、少しそそっかしいところがあり、忍術も剣術も体術もまったく身に付けることができなかった忍者落第生。
源之助のライバル薬師寺典膳は伊賀の副首領。200年近く生きているはずだが外見は青年のままで、何度殺されてもその度に蘇る不死の術を持っています。伊賀の勝利のためには手段を選ばない冷酷、卑劣な性格の持ち主。
・・・と言った様に、他にも蜘蛛男の風待将監や髪の毛を縫い合わせたものを鋭利な武器として様々なものを切り裂くことができる容姿端麗な夜叉丸、妖艶な美女だが抱いた者を吐息で殺めてしまう陽炎、手足を自在に伸縮、屈折させることができ、触れるものを刃物のように切り刻むことができる小豆蠟斎などなど魅力溢れるキャラクター満載のバジリスクは歴史モノ・忍者モノのマンガが好きな方には超オススメなのであります。
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2. 世界観にマッチした絵柄
せがわまさき先生をご存知でしょうか? 元々はセガでイラストレーター・キャラクターデザインをされていたのですが、漫画家としてデビューされ、近年は山田風太郎氏の小説を原作としたマンガの連載で活躍されています。
さて、山田風太郎氏の小説なのですが、とにかく奇怪で妖艶なものが多いのです。
バジリスクも多分に漏れず、そんな山田風太郎氏の作風を忠実に再現して世界観を上手に表現しています。
さいとうたかを氏や秋本治氏、藤子不二雄氏に古くは赤塚不二夫氏のマンガを見て育った私には当初おどろおどろしくて とっつきにくい絵柄でしたが、物語を読み進めていくうちにバジリスクはこの絵じゃないと逆にダメだな・・・と思う様になりました。
蛇男の地虫十兵衛は喉奥に大型の槍の穂を仕込んでいて、
のどの特殊な筋肉を使って不意打ちするのを得意技としています。
キャラ設定も奇怪なら技も奇怪。
エロさも少し入った朱絹。戦うシーンは上半身裸に
なることも多くエロそのものです。
朧の可愛らしさも良く描かれています。
キャラクターの奇怪さ、性格などもうまく描かれており、思わず引き込まれてしまいます。ストーリーも興味深いのですが、キャラクターを楽しむ/もっと知るという新たな視点/楽しみ方でバジリスクワールドを堪能するのも良いと思います。
3. 視覚化された忍法対決
忍者マンガって古くは横山光輝氏の赤影/伊賀の影丸、忍者ハットリくんに細野不二彦氏のさすがの猿飛、忍たま乱太郎・・・なんてのがありましたが、個人的に そういったマンガでの戦いは軽くてリアリティがかけると良く思いました。
巻物を口にくわえたり、煙玉でドロンだとか、手裏剣しゅっしゅだとか・・・。子供騙しに思っていたのです。
パチスロでもそうでした。何か軽いんですよね。忍法そのものが。小さなアバターが戦っていても感情移入できなかったんです、パペットショーを見ているみたいで・・・。
でも、せがわ先生のマンガでは数々の忍法が臨場感をもってうまく表現されているではないですか?
これらの忍法が実物によって実際に再現されることはないでしょうが、術の痛さ、破壊度、恐怖感などなどが手に取る様にわかります。
脱帽です。僕の様にパチスロだけで物足りなく思っている人は是非世界観を味わっていただいた上でリアリティのある忍法もご覧いただきたく思います。
鋭利な人毛を使ってなんでもかんでも細かく切り刻む
夜叉丸が蜘蛛男の風待将監と戦う様子
蜘蛛男の風待将監が伊賀の衆を得意の痰の糸で捉える様子
柔軟性に富む肉体を活かした戦いが得意な鵜殿丈助が
伊賀の朱絹から受けた真剣の攻撃を躱す様子
小動物を使った戦いが得意な伊賀の女忍者蛍火が蝶を
使った幻術で戦う様子
・・・どの忍術も実現困難なことからリアリテイには欠けますがその迫力が真に伝わって来ます。
その他-バジリスクをマンガで読み出した理由[パチスロで退屈してストーリーを更に詳しく知りたくなったから]
残念ながら学生さんにパチスロの面白さを伝えることができず残念ですが、パチンコ歴10年+の僕から言わせて頂くと、バジリスクIIは秀作でした。
初代吉宗や獣王など万枚を取得するのも夢ではない4号機が規制を受けてホールから撤去されてからパチスロは大変大変つまらないものになりました。
そんな中、一撃万枚を実現できるバジリスクII が出現しました。
4号機もそうですがパチスロは、当たるまでは修行僧の様な苦しみを味わいながらひたすらレバーとボタンをたたくたたく・・・。
しかし一旦噛み合い出すと怒涛のごとくコインが吹き出してきてその楽しさたるや何とも言い難いものに・・・。 しかし、当たりが何時間も続くとレバーとボタンをたたくのが単純労働になり又苦行になるのでした・・・。
特に真瞳術チャンスで連続して7が当たった日には、当たっている最中は『快ッ感・・・®薬師丸ひろ子 古ッ』でも、ゲーム数を完全に消化しきるまでは無味乾燥な音楽に物語の中でもクライマックスシーンだけをとりあげたあらすじでひたすらレバーとボタンをたたき続けるまるで拷問の様に感じたものでした・・・。
そんなゲームの消化中、退屈なものですから、画面に流れる物語の流れを追ったものの・・・スッと話が頭に入って来ず、よ〜わからん。
ストレスが溜まりました・・・。
ちょうどこれを打っている様な感覚です。途中までは楽しいのですが、
最後の方は労働です・・・。
最後の方は労働です・・・。
・・・すると、これまで以上にバジリスクをプレーするのが楽しくなったのでした・・・。 今、物語のどこまでを打っているからどこのエピソードを打ち終わるまで頑張ろうとか、目標はどのエピソードを終了するまで・・・とか新たな目標ができてやりがいがでる様になりました。
パチスロ・バジリスクシリーズは好きだけれども通常時はたまらなくつまらない・・・そうお思いのあ・な・た、是非原作を一度お読みになられることをおすすめします。
そんなバジリスクなんですが何と無料でスマホで読むことができるんです。
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