株価は企業の本当の値段なのか?


皆さん、こんにちは。

【株価の価値】

株価について、どうお考えですか。
・現在の企業の価値を表すもの。
・将来の企業の価値を反映されたもの。
・収益に基づいて決定されたもの。
・市場参加者がその時々の状況や情報を反映させ、効率的に決定されたもの。

など多くの意見や、考えがあると思います。その意見はある意味ではどれも正しく・どれもズレがあると考えています。

 そもそも、株価は買い手と売り手が存在し値段が決定します。実際その仕組み自体は、買い手が多ければ上昇し売り手が多ければ下降するもので、厳密にいえば少し複雑になりますがデイトレーダーではないのでシンプルに考えたほうが、市場を見ていきやすいです。
 市場参加者は、いろいろな思惑があります。株式を購入する手段や(現物や信用取引、空売りなど)、取引の手法や保有期間、参加者や参加機関、また買収目的や投資・投機などの様々な動機があります。
 例えば保有期間を変えただけで、同じ銘柄の株価の値動きのとらえ方に違いがでて取引が変化します(利益の出し方も変化)。その他に、為替・政治や世界情勢などの外的要因も株価に影響します。

 確かに、企業の価値付近で推移している株価はありますが、それが常に正確に企業の価値を反映されているかは疑問を感じます。そもそも、企業の価値を判断する方法は市場参加者によって様々で、有名なのは収益を基準にしたPERなどがありますが、それでも現在にか未来どちらにフォーカスするかによっても違いますし、清算価値を基準にする方法や流動性資産を基準にする方法もあります。
 
【思考はシンプルに】

 では、どれを参考にすればいいのか分からない、価値を見積もっても無駄なのかと考える方もいるかもしれません。
そうは思いません。すべての方が納得するような、正確な価値を出すことは出来ないかもしれませんが、収益や資産価値、現金や有価証券などの流動性資産、無形資産価値、経営陣の方針・手腕など企業の価値を計るのに自分なり基準を用い、それを大まかに自分なりに見積もって現在の株価(時価総額)と比較するのが大切です。

 ここで重要なのは、正確に出そうとすると無理が生じるので大まかに出すこと。そして、安全性を確保するためには算出した企業価値と現在の株価に価格差がしっかりあることが大切で、それが大きければより安全性が高まります。
もちろん、企業の将来性(成長性)が乏しかったり、経営陣に不穏な動きや業界自体が衰退していけばその価格の安全性はいずれは脅かされされてしまうが、証券の安全性を高める基準の一つに組み込むことで投資成績向上や、景気の波や外的要因など株価に影響があるとき企業価値を大きく上回っている株式より、その価格自体が元本の減少を抑えてくれる。

 企業の価値以下で購入し(素晴らしい企業が、将来的に無理なく維持できそうな成長性をかなり高い確率で確保できるならばできれば低いほうが良いが、定価でもいい)、それが企業の価値に戻ってくるまで待てばよい。それが、企業の価値を追い越し大きく上昇を望むのは少々贅沢だ。なぜなら、企業の一時的な異常な業績上昇も下降も長くは続かない。いずれ業績は適正範囲に推移する(驚異的な成長はいずれそれが鈍化する時が訪れ、業績悪化は回復するか最悪倒産するからだ。その時の市場の反応は凄まじいものがある。)。

 しかし、企業の成長に伴って株価が推移していくのは望ましい。が、実際難しく株価が企業価値とかけ離れることによって、投機的チャンスが訪れる好機ともいえる。

 株価とは、上手く付き合っていかなければならない。

よろしければ皆さんの、意見もお聞かせください。本日は、お読みいただきありがとうございました。



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