こんばんは
名古屋のMBA/中小企業診断士「やまちゃん」こと山根智樹です。
まだまだ寒い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私の周りでもインフルエンザがかなり流行っています。
体調には十分ご注意ください。
さて、今週は日本のIT人材が不足していることについてお話しようと思います。
経済産業省によると、日本のIT技術者は90万人で
現在でも17万人不足しており今後さらに不足するとされています。
特に先端IT人材は9.7万人で1.5万人不足しているが、2020年には4.5万人の不足まで拡大すると予測されています。
具体的には「ビッグデータ」「IoT」「人工知能」「ロボット」に関する技術者の不足が顕著です。
さらに情報セキュリティに関する技術者も不足しています。
特に社外向け「検査・監査系業務」「コンサルティング業務」が顕著です。
他国に比べるとどうでしょうか。
アメリカや中国でも日本と同様にIT人材が不足していますが、
それでも300万人規模の技術者がいます。
日本は随分遅れているのかもしれません。
これは日本の将来の競争力を考えた際にはとても深刻な問題だと考えています。
それでは人材不足を解消するにはどうしたらよいのでしょうか。
経済産業省によると人材不足解消に向けて5つの方法が提案されています。
①より多様な人材の活用促進(シニア、女性など)
②人材の流動性の向上
③個人のスキルアップ支援の強化
⓸処遇・キャリアの向上
⑤重点的な強化が必要なIT人材に関する取組(先端、情報セキュリティなど)
これらの方法も有効かもしれませんが、
より本質的には理系の人数を増やし、ITに関する社会の意識を向上させる
(子供の頃から数学や理科、プログラムやロボットの面白さに触れる)ことが重要だと思います。
これからもIT人材の争奪戦はますます激しくなることが予測されます。
将来に備えておくことが必要かもしれませんね。
経済産業省 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果
お気軽にご連絡ください!
yamanetomoki@yahoo.co.jp
https://yamane-tomoki.amebaownd.com/
プロフィール
山根智樹
・中小企業診断士
・MBA(名古屋商科大学 国際認証AACSB、AMBA認定校)
・株式会社デンソー
エンジニアとして自動車用電池開発に携わる一方、コンサルタントとして活動中。
研究開発から生産現場まで幅広い職務を経験し、現在は戦略策定にも従事
人材採用、教育や新規事業、製品開発など長期視点のコンサルティングが得意領域。
サービス業での売上増加のための顧客開拓やブランディング支援を複数実施。
従業員のスキルアップを目的とした講師から大学講師まで複数開催。
ベンチャーキャピタルと連携した事業承継支援。
研究討論会1位(24人中)、報告書件数1位(60人中)
組織改善事業部長表彰1位、アンケート満足度1位(20チーム)
東京都中小企業診断士協会中央支部所属(ビジネス創造部)
趣味は旅行、音楽、カフェ巡り、慈善活動、心理学、宇宙論
座右の銘:開物成務
人生の目標:日本人の幸せに貢献したい
開成高校卒業
東京工業大学化学科卒業
東京工業大学化学専攻修士課程修了(物理化学)
キヤノン株式会社 生産部門(複写機トナー生産技術)
株式会社デンソー 研究開発部門(リチウムイオン電池)
名古屋商科大学MBA修了