私はイタリア語のブログもやっているのだが

そこではよく、ある日本語学習者からの

質問という形式で記事を書いている。

 

先日の質問は”日本人はどうしてイタリアが

好きなの?”というものであった。

 

自分自身が好でイタリアに住んでいるし

私の周りも結構イタリア好きな人が多いので

”当然好きでしょ”という感覚でいたからか、

質問がとても新鮮であった。

そしてその答えを私なりに書いたブログ記事に

すごく反響があったので、おそらくイタリア人は

結構普段から疑問に思っていることなのかも

しれない。

 

私なり考えた”日本人がイタリア好きな理由”は

 

1 バブル景気でブランドものや海外旅行などが

 盛んになった、そしてその時に美しい観光地

 イタリアというものに出会った。

2 イタリア料理店というものが90年代くらいから

 いっぱいできてきてそれがおしゃれでおいしい

 イメージだったこと。

3 何よりイタリアの陽気さや人懐こさが日本人の

 理想形(でも日本人には難しい)だったこと。

4 違うようでいて国民性で似ている部分がたくさん

 あること。これは地形、気候、歴史などにからんで

 いると思う。

 

てなことを書いたわけです。

 

みなさんはどう思います?

 

 

で、この”イタリア好き”な日本人の思いは20年前くらいには

一方通行というか、片思いであったのが、10年くらい前

から両思いになってきたと実感している。

今イタリアで”日本”という言葉を出すと、おそらく日本で

”イタリア”と言ったときとほぼ同じ反応が返ってくる。

”いいわねー、日本、いつか行ってみたい”

というものだ。

 

これはやっぱり日本からの愛が始めにあって、愛した結果

相手にも思われたという相思相愛の形ではないだろうか。

 

日本人はイタリアやスペインというラテンの国が好きだ。

イメージとして好きなだけで、もしかしたら実際に

住んでみたりすると嫌になってしまう人もいると思うけど。

自分自身ではなかなか発揮できない”情熱”を密かに

持っていて、それを体現しているところに惹かれるの

かもしれない。

 

ところで前述の私のブログ投稿にあるドイツ人がコメントを

くれた。”ぼくは北イタリアに住むドイツ人で、日本が

大好きだ”と。

 

ドイツは日本人にとって”住みやすい”国と聞いている。

気質が近いのだろう。そう思うと戦時中の”日独伊”って

すごいコンビよね。

私はドイツの友人が結構いて、その子達を通して、

そしてクラシック音楽の作曲家を通して、ドイツも

実はすごく情熱的な国だと思っている。”ドイツは

ロマチックな国だよ”とイタリア人に言うと鼻で笑われるけど。

ラテン系のノリと違ってこれはウチに秘めるタイプだ。

ちょっと日本人と似てるよね。

 

 

 

・・・・って今私の家の下の交差点ではおそらく誰かが

立ち往生しているのか、クラクションと喧嘩で大変な

ことになってます・・・

これもラテンの国ならでは(フィレンツェだけど)。

笑い泣き