日本では断捨離なる言葉がもう定着しつつあると思うが、私の今の生活ではもうこれ以上モノを増やすための1ミリの隙間もないので(家が狭いので)、”1つ買ったら、いや、買う前に、1つ捨てる”はもう当然の習慣になっている。

 

いらない服は”カリタス”という慈善事業の集荷ボックスに入れると”恵まれない人”の元へ届けられるということで、まあ私も程度の悪くないモノはそちらへ入れてきた。

 

こちらがその集荷ボックス(インターネットから写真拾いました)

 

 

私の服なんて、この国ではせいぜい子供くらいしか着る人いないんじゃ?と思うようなサイズだし、相当古いモノもあったしで、どれくらいリサイクルに貢献できるか知らんが”ゴミ箱行きよりまし”と思っていたのである。

 

で、昨日ニュースで、なんとこのゴミ箱の偽物を作って設置し服を集めていた輩がいると言っていた。

形はそっくりだが色味がちょっとベージュっぽい箱である。

もちろん、服を集めて売っていたのだろう。

 

そのニュースを目にした時、ちょうど私は11月の帰国時に今度こそ日本の実家の整理をしなければ、と買取サービスなどの情報を調べていたところだったので、

 

なーるーほーど。こうすれば元出タダで売りモノが手に入るのか。

 

と、妙に感心してしまった。

(いや、もちろんこれは犯罪ですよ、犯罪。イケナイことです)

 

そりゃあ悪いことであるのは間違いないが、私に限って言えば、私の供出した服がどこかで売られていようと一向に構わん。

というか、こういうことを思いつく悪の才能ってイタリア人ピカ一よね。真顔

 

 

捨ててあるものを拾って売ってもいいじゃん、と思うがこの集荷ボックス問題の観点は供出しようとしていた人を騙していることである。日本のリサイクルシステムは売る、ということを前提にして集荷してくれるが、引き取り額はスズメの涙にもならないこともあり、それでもこちらとしては全然OK、なのだからその差は大してないと私は思ってしまうわけだ。

 

当然、私はこういうことをする人を賛美しているのでは全くない

ので悪しからず、だが、これもアイディアだなあ、くらいには感心してしまった。