ありがたいことに滅多に風邪なども引かない私らであるが、ここ1ヶ月くらい、うちの連れ合いくんはちょっとダウンしている。

 

事の発端は(おそらく)かれこれ1ヶ月前に蜘蛛に噛まれた事である。バイキンくん タランチュラみたいな奴では(もちろん)ない。

そんなのいたらすぐ分かる。きっと無害そうに見える、その辺の

ちっちゃい奴だと思う。

 

どうやって噛まれたかは謎だが、傷の位置から察するに、いつもバイク通勤で使っているヘルメットに潜んでいたのではないか?というのが彼の見解であり、そのせいで今はヘルメットをかぶる前にすごく注意しているが・・・

 

 

初めは、おでこにニキビのような赤い腫れ物ができた。その日の夜には耳横のリンパが腫れて痛み出し、こりゃおかしいと薬局に行った所、毒が回ってます!!ガーンと言われすぐに近くの救急病院へ行けという事でそこで抗生物質を処方れた。それを3日間飲むも症状が治まらないのでまたファミリードクターの所に行き今度はでっかい抗炎症剤薬を処方してもらう。

 

その効果あって数日で快方に向かうも、その後彼の額には長さ2センチ、深さ5ミリくらいの大きい傷跡が残ってしまった。びっくり

 

おそるべし、蜘蛛の威力。ゲッソリ

 

 

かさぶたが取れたのはおとといくらいなのでまだまだ傷が癒えるには時間がかかるだろうとは思うが、なんと今度は胃にくる風邪(?)になったらしく、胃痛で唸っている・・

 

しかしながら、”acidità di stomaco" (胃に酸を感じる←直訳)

の表す症状がどうもピンとこない私。

 

胃痛なのだろうと想像はするものの、(胃の中が酸で満たされて喉までくる感じだよ、と言われたけど)日本人としては子供の頃から痛いの種類はキリキリ、とかズキズキ、とかそういう言葉であって、胃に酸、とか言われてもねえ・・真顔

 

 

ちなみに、このような身体感覚や感情を表す言葉は日本語にはとても豊富で、特に擬態語を使った言い方で日本人同士がすぐに自分の感覚のように細かいニュアンスまでも相手の事を察知できるというのは本当に素晴らしい事だと思うのですよ。

 

 

胃痛のイタリア語は"bruciore di stomaco" で、bruciore とは”焼けた”という意味なのだが、どうも感覚的に今だに納得できないでいる。私にとっては、胃痛は”焼けた”感じにはどうしても思えないからだ。”ヒリヒリ”と言われればピンとくるが・・でも胃痛がヒリヒリってそれもおかしいような。真顔

 

 

ちょっと話がずれたけど、そう、今もベッドで唸っている彼。可哀想だがどうしようもない。休養あるのみ。蜘蛛事件の後に飲んだ強力な薬が免疫を下げたに違いないと思っている。その上に最近の急な冷え込みとか仕事のストレスとか・・

 

それにしても、

 

重ね重ね、蜘蛛おそるべし。ゲッソリ

 

 

皆様もお気をつけください。