おはようございます、南塚納慧です。

 
ここのところ大人の生徒さんにお伝えしていることを書きます。
(なぜそんな話をしているかは、作ろうとしている作品に関連するからなのですが。)
 
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日本は無宗教の人が多いと言われています。
 
無宗教とは、一切の宗教に関わらないとか何も信じていないというのではなく、特定宗派でなく広く信仰に対する知識を持ち、それらと付き合っていることを言うんですね。
 
日本人はほとんどが農家だった時代があったわけで、作物の実りに影響する天候について、神様に祈ったり感謝したり恨んだりもしていたわけです。
 
ここのところの地震や集中豪雨などに、自然の脅威を改めて感じるわけですが、それらも言ってしまえば、自然の仕業、自然に宿る神々の仕業。
 
神様は、優しいばかりではないのです。
 
だから、自然を畏れ、八百万の神に平和・平穏無事を願うということが、当たり前の習慣として身についていたのだと言えます。
 
 
現代の私たちは、少し生活スタイルが変わって、神仏や自然の力というものを、余程でなければ考える機会が減りました。
 
平穏になっているのなら、それはよいことで、知らなくてもよいのだとも思うのですが。
 
それでも、知っていて損はないと思うのです。
 
私は、中学高校と私立の学校に通いました。
そこは「和宗」の学校でした。
 
マジメな生徒ではなかったので、特に仏教の時間(科目としてあったんですよ)は話半分だったように思いますキョロキョロ
 
それでも毎日、学園訓として唱えさせられていた「和を以って尊しとなす」「四恩(国、父母、世間、仏)に報いよ」は今でもやはり染み付いていますし、当時は歌でしかなかった般若心経や仏歌が少しずつわかるような年代に差し掛かってきて、知っていてよかったと思えるんですね。
 
もちろん、仏法を解けるかというとそんなわけもなく、普通の人です。
 
でも、神仏に私たちは守られていること、そして時に脅威であること、それらは自然の摂理であること、を無意識に理解できていることで、「私は無宗教の人である」と、ハッキリ言えます。
 
無宗教の人、無宗教の舞踊家であると。
 
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昨年までは、舞踊団の看板を預かることに必死でした。
そのための作品作りだったかもしれません。
 
でもいつまでもそれでは、意味がない。
 
無宗教の舞踊家として、神仏や自然に対する畏敬を表すこと。
 
そして何よりも、その作品をチャリティ公演に出すことで、少しでも社会福祉に役立てばと思うのです。
 
 
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