正さとは何か?その9 ~敵がいると思うと敵が現れる。 | 龍安寺先生と護国寺君~アインシュタインと般若心経

龍安寺先生と護国寺君~アインシュタインと般若心経

潜在意識の力に気付いたけれど、
まだ科学を捨てきれない人のための、
量子物理学と心理学と哲学と宗教のお話です。

龍安寺「それぞれの手法を実行してみた後、自分を観察していると良い」
 

護国寺「自分を観察?」
 

龍安寺「そう。どんな変化がもたらされたか、自分の気分や感情を観察してみるんだ」
 

護国寺「感情を開放するための手法ですからね」
 

龍安寺「その通り。だが、それだけじゃない」
 

護国寺「え!?気分や感情だけじゃないんですか?」
 

龍安寺「君の気分が変化すると、それに伴って君の世界の色が変化する」
 

護国寺「は?」
 

龍安寺「君の気分が変化すると、それに伴って君の世界の色が変わるんだ」
 

護国寺「あ。あの~、ずいぶん詩的な表現をされているように思えるんですが」
 

龍安寺「詩的な表現は好きだが、俺は本当のことしか言わない」
 

護国寺「本当のことなんですか?」
 

龍安寺「これまでも本当のことしか言っていない」
 

護国寺「かなり眉唾ではありますけどね」
 

龍安寺「古い観念に囚われていれば、眉唾に思えても仕方ないだろうね」
 

護国寺「古いって。だったら新しい観念ってなんですか?」
 

龍安寺「今ここで話していることのすべてだよ」
 

護国寺「まだ信じきれない僕がいます」
 

龍安寺「それは仕方ないことだし、それはそれで構わない」
 

護国寺「構わないんですか」
 

龍安寺「護国寺君」
 

護国寺「はい」
 

龍安寺「以前言った通りなんだよ」
 

護国寺「はい?何がですか?」
 

龍安寺「君の世界は、君が作っている、ということだ」
 

護国寺「僕の人生を僕が作っているという意味では、その通りですね」


龍安寺「そういう意味じゃない。君の見える世界のすべては君が作っているものだということなんだ」
 

護国寺「まだわかりません。どういう意味ですか?」
 

龍安寺「文字通りだよ。君の世界は君が作っている。だから君の気分が変わると、世界の色も変化する。君が世界は素晴らしいと決めれば世界は素晴らしい場所に、君が世界は敵だらけのろくでもないところだと決めれば世界は敵だらけのろくでもない場所になる」
 

護国寺「ちょっと待ってください。簡単にはいそうですか、ってわけにはいかない話になってきましたよ」
つづく

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