【コミケ雲とは】画像よりもリアルにアキバのオタクが解説！

オタク文化の最先端を行く秋葉原に最も影響を与えるイベントのひとつであるコミケ。
オタクの祭典として海外から参加する人もいるほど有名なイベントです。

夏と冬の年２回、３日間連続で開催される正式名称「コミックマーケット」は参加人数が年々増えていて、２０１７年の冬コミケ93では延べ入場者数が５５万人にもなっています。
そして、このコミケで毎回のように話題となる「コミケ雲」という不思議な現象は都市伝説としても有名です(‘ω’)ノ

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コミケ雲の発生原因を簡単に説明すると

 

コミケ雲というキーワードをはじめて知って、そもそも「コミケ」って何？という方もいると思います。

正式にはコミックマーケットという、特定の分野に興味がある人が自分の趣味嗜好を作品にして発表販売する場所といったイメージとなります。

同人誌や同人音楽、コスプレなど、年々カテゴリーの内容に変化がありますが基本的には一般には流通し辛い特殊な分野の同人誌が多いです。

江東区有明にある東京ビックサイト（東京国際展示場）で、年２回（夏８月、冬１２月）、３日間連続で開催されます。

 

このオタクのためのイベント「コミケ」で毎回話題となる「コミケ雲」とは？

コミケと雲？なんで？とはじめてコミケ雲を知った方の中には疑問に思う方が多いです。

当然と言えば当然ですが、雲は空にあるものですし、何かアニメやキャラクターと関係するものなのかと思う方もいると思います。

結論、アニメや漫画、キャラクターではありません。

科学現象となります。

二次元の世界を愛するオタクのイベントと科学の不思議なコラボによって「コミケ雲」が発生していると言えます。

 

コミケ雲の正体はコレ！

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ずばり！

 

「コミケ雲」の正体は「靄（もや）、霧（きり）、湯気」になります。

 

簡単な理科の知識が必要になりますが、「飽和水蒸気量」「上昇気流」で説明できます。

寒い朝に「もや」や霧がかかっている時や、お風呂で湯気が天井に集まるのと同じ原理です。

 

冬エアコンを使っていて、部屋の上だけ暖かくなることが多いように「暖かい空気」は軽いです。コミケ会場内で人が多い地上の空気は自然と暖かくなって軽くなって、まわりの空気より軽くなることによって上昇します。（※これが上昇気流）

 

また、空気には水蒸気が含まれていて、温度が下がって湿度が上がると（湿度が100％を超える）水滴になって目に見えるようになります。雲が空気中の水蒸気が水滴になった状態であるように、仕組みとしてコミケ会場でも雲ができる状況が揃っています。もやや霧は「雲」の一種で発生原因は同じです。

 

コミケ会場の人が集まる場所で暖められた空気が上昇して、会場天井で冷やされることによって雲のような「もや」や霧のようになって見えるといったイメージが近いと言えます。

 

夏コミケと冬コミケどっちが「コミケ雲」できやすい？

コミケ雲が発生するには、暖かい空気が上空で冷やされなければなりません。

冬コミケの場合には外気が冷えていますし、夏コミケの時にはクーラーによって冷やされることが予想されます。発生原因は同じなので、状況によってコミケ雲の出来やすさに違いがあります。

 

上昇気流ができやすい状況は、空調の強さや外気温との関係によっても変化しますが冬の方が起こりやすいと考えられます。冬の方が吐く息が白くなりやすいのと同じ。

夏コミケでも会場内がクーラーでガンガンに冷えていて、外の気温もあまり高くない時には発生しやすくなりますが真夏に開催されやすい夏コミケでは難しいことも多いです。

 

 

まとめ

海外でもよく話題になるという「コミケ雲」。

コミケ会場に集まる人々の汗と熱気で上昇する空気、湯気が外気で冷やされることでできる「コミケ雲」はまさしくコミケの都市伝説となります。
そのくらい、コミケ会場は毎回過酷な戦場と化していますので、コミケ初心者の方は雰囲気を楽しむことにフォーカスして早めのご帰宅をおすすめします！

 

 

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