よく何かのイベントのあとにフィードバックをお願いしますとか言いますよね。
このフィードバックってなんなんでしょう？
これには評価、感想 と言う意味と、結果と言う意味があるそうです。
海外のコミュニティにいた時、
フィードバックタイムと言うのがありました。
同僚にここを直してほしいということを伝え
働く環境をもっと良くしようとする狙いだと思いますが、
これは、フィードバックされる方にとっては
すごくつらいものです。
いいことだけ言ってもらえるのならいいのですが
大抵ネガティブなフィードバックであることが多いのです。
ネガティブフィードバックをされた場合
その人はどうするか？
大抵開き直り、その批判をした人を憎みます。
それで終わり。何にも変わらない。
変わってほしくてフィードバックしたのに
それじゃ何にもならないじゃない？
そう思いました。
でもこれ、反対の立場になると、わかります。
ネガティブなフィードバックを受けるのはものすごくつらくて
受け入れがたいので
ある人たちはつい反撃に出たり、相手を貶めたりして
自分の優位を確保しようとするのですね。
私は与える方と受ける方の両方の経験があります。
最初は参加したプログラムのフォーカライザーでした。
明らかに不公平だったのです。
みんなの前で明らかにひどいことを言われたので
それについてフィードバックしました。
聞いていた彼のボディーランゲージが彼がどう思っているかを物語っていました。
ごそごそ、動いたりあっち向いたりこっち向いたり足を組み替えたり
彼は何も言いませんでしたが、
ちゃんと聞いてもらって理解してもらえたとは思えませんでした。
彼を知っているある女性は
「彼はネガティブフィードバックを受け入れるには繊細すぎるのよ。」
と言いました。
もう一つは今度はフィードバックを受けた方の記憶。
私が覚えているのは、フィンドホーンの長期プログラムに参加したすぐ後で
私の職場のメンバー全員からネガティブフィードバックを受けたことです。
私は知らなかったのですが、
その日のグループの議論のテーマが私だったのでした。
私が怒りを表現した、シェアリングがネガティブ、
さんざん批判されました。
その当時グループには７，８人いました。
全員からフィードバックを受けたのです。
この時はもう茫然自失。
フォーカライザーが、この事態を改善するために
あなたは何をするつもりですか？
と聞いたのですが、答えられませんでした。
あまりにショックだったのと英語でちゃんと説明できなかったからです。
あとで考えると、あの発言は片手落ちだったなあと思います。
改善すべきは私だけ？
他の人たちは全く改善しなくてよくて
私だけ改善しなくてはいけない、そんな感じでした。
それ以来、こういうミーティングを私は恐れるようになりました。
グループの中でみんなの前で非難されるというのはホントにつらいです。
それに対して言い返せなかった私が可愛そうで今でも泣けてきます。
日本人だから余計つらかったというのもあるかもしれません。
日本人恥の文化だからです。
恥をかかされるくらいなら死んだ方がましだと思っているからです。
そしてさらに言えば、
英語のコミュニケーションにまだ問題があった私にフィードバックしても
攻撃し返されないだろうという読みがあったのも確かだと思います。
たしかに私にも非があったと思います。（ちゃんと認めました。）
でもグループ全員から吊るし上げを食らうほどのことだったんでしょうか？
私のことを好きでない人がいて
その人がそれを計画したと後で聞きました。
あの時の痛みは今でも忘れられません。
結局わかったことは
ネガティブフィードバックはほとんどの人が
受け入れがたいこと。
みんなの前で批判されてそれを受け入れることは
よほどの人でないと不可能です。
つまり人間ってそんなものなのです。
私は過去のつらい経験から学びました。
どんな有名人でも、人格者でも
ネガティブフィードバックに耐えられない人がほとんどです。
するだけ無駄なのです。
それをわかっていて、たまにやってしまい、
ああ、そうだった～と嘆息する私。
いい加減に学びなさいよと自分に言い聞かせています。
そこでお願い。
私はもう十分すぎるほどネガティブフィードバックを受けてきているので、
これ以上はいりません。
どうせならポジティブフィードバックの方をお願いします。
そっちが圧倒的に足りないので。
よろしく。
英語個人レッスンしています。
http://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/10616
セッションのお申し込みはこちら。
