34.9-35.8-36.1の1.46.8で勝ったのは、吉田隼人J騎乗のウキヨノカゼでした。
全てはデンコウアンジュの動きだったと思いますが、7歳になっても切れ味はまだまだ健在のようですね。
△ ウキヨノカゼ
ディープインパクト等の圧倒的な能力を持った馬以外で、差し馬で安定した成績を残すのは至難の業という事を先に言っておきます。その上でこの馬の近10戦の上がり3Fの順位は「2.1.1.5.1.1.11.1.1.1」となっており、かなりの確率で上がりは1位な訳です。それでも、この10戦の成績は「3-0-1-6」であり、掲示板外も5回あります。
つまり、ポテンシャルはあったとしても、後方からしか競馬出来ない馬はかなり不利という事です。今回は、デンコウアンジュが早めに動いた事による展開利と、メンバーレベルの低さが相まっての勝利と見て良いと思います。去年の結果を見ても、流石にVマイルでは通用しないと思いますが。
△ フロンテアクイーン
中山牝馬Sはかなり残念な結果でしたが、差し馬向きの流れになって巻き返して来ましたね。年齢や初音Sでのパフォーマンスを考えれば、勝ち馬よりは可能性を感じますが、そもそも出れるのかどうか。
まあ、仮に出てきたとしても、余程嵌ってだと思いますが。
☆ クインズミラーグロ
何とも表現が難しいですが、今回も展開利を受けましたね。結果として操縦性の高さは見せてきましたが、GⅢで3連続で展開が向いて3着までとも言えます。基本的には先行馬だと思いますので、前が有利になりそうな牝馬限定重賞で一考というところでしょうか。流石にGⅠでは厳しいでしょうね。
◎ ペイシャフェリス
展開利が有ればという事で狙いましたが、内のウエスタンレベッカにハナを取られ、道中デンコウアンジュのまくりまであってはこの馬の能力では仕方ないか。
○ クロコスミア
ハナで無くても競馬は出来ると思いますが、外枠でデンコウアンジュが早めに来たのはかなり堪えましたね。内枠だったり、デンコウアンジュがもう少し遅く来てくれれば着順は大きく変わったと思います。こういう馬はマークが甘くなれば好走出来ると思いますので、今後もどこかで狙うと思います。そこで倍返しと行きたいですね。
△ デンコウアンジュ
スタートからポジションが取れれば成績ももっと安定しているんでしょうが、それが出来ない以上今日のようなレースがベストなのかも。そうなるとかなり仕掛けのタイミングが難しくなりそうですが、嵌れば勝ってもいいぐらいの能力は見せて来ましたね。
私の大好きな前残り狙いをする際にこの馬が出走して来たら、一応早めまくりの可能性も考え無いといけませんね。
その他全体
中山牝馬ステークスでは、差し馬不利の展開で2着に差し馬のマジックタイムが来ました。こういう抜けたパフォーマンスを見せる馬でも苦戦するのがGⅠという舞台な訳です。(特に差し馬系)
ここの上位は全てそのマジックタイムに敗れている組という事を考えると正直本番では相当厳しいと思います。その上好走して出てくるという事は人気もするだろうし、そうなれば狙うはケイアイエレガントやミナレットのような「先行・逃げ」タイプになるでしょう。
まあ、何だかんだ言って本番のメンバー次第ですが、ミッキークイーンはマジックタイムとの比較でも明らかな格上ですからねw妙味は無いレースになりそうな気もww