転職してから本を読む時間が減って、

やっと読んでもブログを書く余裕がなくて💦

働きだして2週間経ってちょっと余裕ができそうな予感。

ということで、久しぶりに書きまーす。


本好きの憧れ(わたしだけ?笑)書店員が主人公の物語です。 


副店長の理子と若手社員の亜紀は

お互いに「好き勝手言うだけ」「頭が固い」と反目しあっている。

何かというとぶつかっているのだが、

ある時、理子が店長に昇進することになる。

理子は長年の努力が認められたと感じて喜び、

亜紀は今まで以上にやりにくくなると感じていた。 


が、それどころではない大きな危機が訪れる。

諦めかけた理子を奮い立たせたのは、なんと亜紀だった。

2人は危機を乗り越えることができるのか。


というお話。


2人がモメてたり、亜紀が恋愛絡みでバイトたちに意地悪されたりってシーンが長すぎて、

マイナスオーラの連続みたいで、

実はちょっと途中で疲れた。笑

でも危機が訪れてからは
お仕事ドラマ感がアップして楽しかった。


最後はちょっと上手く行きすぎな感じもするけど、

そういうのも嫌いじゃない。

現実はそうそう上手くいかんからこそ、

本の世界ではこういうのもええやんと思うので。


理子と亜紀は、真逆なようですごく似てる。

どっちも書店を愛してて、書店員に誇りを持ってる。

その気持ちの持って行き方や表現の仕方が違うだけ。 

あと、自分本位というか相手の気持ちを想像しないところも似てる。笑

そこをお互いに認め合えば、いい関係になれるよね。


めっちゃシリーズで出てるらしくて、
この2人の続きを読んでみたいなと思いました。


大学病院を舞台にした医療ミステリー。


愛情を感じられずに反発しつつも父と同じ医師の道を歩む主人公・裕也。

教授選を控えた父・真也の手術に立ち会うが、

簡単な手術のはずが、真也は亡くなってしまう。 

同じく教授選を控えていた医師も亡くなっていることを知り、 

父の死に疑問を感じた裕也は調べ始める。 


そんな中、調査をやめるように謎の電話が掛かってきたり、 

裕也自身も暴漢に襲われたりする。 

やはりこの一連の事件には何かある。 

確信した裕也は危険を承知で調べを進めていくが……


というお話。 


壮絶な過去と悲壮な覚悟で起こった事件には家族への想いが詰まっていて、
切なくて悲しい。 


なんだけど…… 


結局、裕也も同じことしてるやんって思った。 

裕也は諸々の事情を聞かされてなかったことを詳しく悲しく思ったのに。 

妹が真実を知った時、どう思うやろ。 

でも間違いなく、裕也は妹のことを想ってやったことやもんね。 


 人が人を想って何かをする時、 

こういう微妙なズレが生まれがちよね。 

なかなか難しい問題だ。


藤堂比奈子シリーズ、堀北恵平シリーズに続いて、新しいシリーズです。

今度も女刑事が主人公。
捜査一課の刑事で、周囲から反感を買いながらも信念に基づいて捜査をしていたけど、
被疑者を自殺に追い込んでしまったことから異動を命じられる。
しかも、仕事に邁進するあまりに夫から離婚を言い出される始末。

公私ともに居場所を失った清花の異動先は、
未解決事件から関連性を持つと思われる案件を調べて犯罪を未然に防ぐことを目的とした新部署だった。

不承不承、異動した清花は、
元敏腕刑事の土井、祭りと虫が好きな若手刑事の勇、通信官の福子とともに活動を始める。

というお話。
FINDでは栃木のある村で起きた児童連続神隠しの謎、
LIVEでは青森の旧家で発見された14体の花嫁人形の謎。
どちらも事件そのものというより、事件の背景に隠れたストーリーを追っていく感じです。

男に舐められないようにとガムシャラになるところは誉田哲也さんの姫川玲子にも似てるんだけど、
姫川は部下との信頼関係があるのよね。
でも清花にはない。
ちょっとね、気が強いとかだけでなく、傲慢という印象。笑

夫に対しても無神経なんよね。
夫に離婚を切り出されるシーンは、
すごい夫に共感しちゃった。
そうなんよ、何度話そうとしてもダメで、何の提案も受け入れられず、
我慢に疲れて引導を渡すと「なんで突然」とか「これから心入れ替えるから」とか言われるんよね。
ちゃうねん、もうそのタイミングは過ぎたんよ。
今まで言い続けてダメだった人が、今から変われるとは思えないし。

そんな清花だけど、
土井たちと活動していく中で、少しずつ変わっていく。
夫(まだ同居中)との関係も変わっていくのかな。

私の中で藤堂比奈子シリーズが圧倒的過ぎて、
まだめっちゃ好き!とはならんけど、
堀北恵平シリーズも最初はそうやったし、
引き続き読んでいこうと思います。