恋はチーズ・イン・ザ・トラップ #15「ペアリングの約束」

2017/04/21

Simoom 韓流 恋はチーズインザトラップ

t f B! P L

 あらすじ

登場人物の紹介はこちら 
#14「思わぬ告白」はこちら
#16「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」(最終回)はこちら

(前回の続き)ソルの願い


「先輩を非難できない。私のためにしたことだし」
ソルの手をとるジョンに、ソルは続けた。
「誰かを傷つけたら―自分に跳ね返ってくる。他人を傷つけないで。私にしてくれたように―他の人たちにも優しくできるよね?」


イナからジョンにメールがくる。
"ソルは驚いてたわ 私を黙らせないと大変なことになる"
会社の創立記念パーティの招待者リストを見つめるジョン。


御曹司ジョン


ジョンがテランの御曹司だと知れ渡り、ソルはみんなから嫌味を言われる。
ボラさえも、「私たちにも黙ってるのは裏切りよ」と言うのだった。

試験後、校庭を歩く、ソル、ボラ、ウンテク。
「ユ先輩に会っても私たちは何も言わない」と言うボラ。

手を繋ぐボラとウンテク。その指には指輪が。
「ペアリング?」と聞く。
恥ずかしがるボラと、「僕の彼女だと見せつけないとね」と言うウンテク。
「幸せそう。遅すぎたくらいね」


会社でも御曹司だとバレ、女子社員に誘いを受けるも断るジョン。


道端でイノを見かけ、ソルはつい隠れてしまうが、思い直して声をかけることにする。

背後からソルに、肩をバチンと叩かれ驚くイノ。
「痛くて死ぬかと思った。痩せっぽちのくせに怪力だ」
「あなたが、ひ弱すぎる」と返すソル。
イノは「叩いてくれてありがとう」と、普通に接してくれたことを喜ぶ。


サンチョルの就職


学校に着くと、ジョンが皆に囲まれてちやほやされている。
ソルは、割って入るとジョンを助け出す。

しかしそこにサンチョルが現れジョンに顔を貸せと言う。

ジョンは、ソルの言葉に動かされ、サンチョルの就職先を用意したのだった。

「最後までバカにする気かよ。俺もひどいことをしたさ。それでもお前に礼は言えない」
そんな言葉にも無表情なジョンにサンチョルは続けて言うのだった。
「お前が周りを見下してることも、本音を隠して仮面をかぶってるのもみんな気づいてる。
お前と同じように俺たちもお前を観察してきた。
だから無条件に壁を作って判断するな。中には、お前のことが好きで心から親しくなりたかった奴もいたはずだ。
もうお前と会うことはないだろう。これまで―悪かった」
立ちすくむジョン。


ペアリングの約束


帰りの車で、ソルはジョンにサンチョルとのことを聞いてみるが、「何でもない」と返される。
「ソンジュ物産に就職できるらしい。ほんと良かった」と嬉しそうに話すソル。

ソルが4年になったらお互い忙しくなるからと、ジョンは期末試験後の旅行を約束する。

家に到着するとソルはジョンに、手を出して、と言う。
怪訝そうなジョンの指に指輪をはめるソル。
「だって彼氏のくせに、付き合って半年なのに指輪の1つもくれない。待ち切れずに買っちゃった」と言い訳するソル。
ジャーン!と自分の手を振っておそろいの指輪をジョンに見せる。


ペアリングだ。
それを見ても言葉を発しないジョンにしびれを切らしたソルは、「何か言って、気に入らない?」と訊く。
「いや、違うよ。嬉しい。お返しに何を?」
ソルは、少し考えてから「指輪を外さないで。失くしてもダメ」と言う。
そして周囲を見渡すと、ジョンに素早くキスをして車から出て走って家に入った。
ジョンは、その後ろ姿に手を振り、振った自分の手の指輪を見つめ笑顔になるのだった。



イノの左手


大講堂を借りてピアノを弾くイノ。
そこへ、ヨジンがやって来て拍手する。
「懐かしいです。ノ教授のお宅で会いました。シム教授の部屋でも。
やっと、話せました。ペク・イノさんは、昔から僕の憧れです」
ノ教授の頼みで予選の審査員を務めるらしい。
青年は、イノの手を見て「ところで手が…」と言いかけるが
「練習の邪魔ですね。失礼します」と言い出て行った。


イノは病院で手を診てもらう。
五年前の骨折で入れたピンの1つが感染して炎症を起こしていた。
最近、手を切ったりして傷を負ったか医者に訊かれ、ジョンとの対決を思い出すイノ。

再手術すれば元通りになる、手術後2カ月で落ち着くと医者は言う。
炎症が悪化する前に手術を。しばらく手を酷使しないよう注意を受ける。

イノは、「心配するので、シム教授には言わないで」と頼んだ。


音楽室でピアノの前に座るイノは自分の左手を眺め、
「俺ってバカだな」と頭を抱えるのだった。


イナの密告


ジョンの父にソルのことを話すイナ。
「私生活には干渉したくないけど、度を越しています。会社での騒動をご存じですね?あれも彼女がジョンに頼んだそうです」
父はジョンを呼び出した。

イナの話を鵜呑みにして、父はジョンを一方的に叱りつける。
「お前は、立場をわきまえるどころか、ママゴト遊びをしてる。下心のある女と」
「違います。イナが?下心があるのは誰なのか見極めてください」
「私に説教か。誰の言葉を信じればいいかはっきりした。よく聞くんだ。女と別れろ。来月、正社員になったら欧州支社へ派遣する」
「社内で会長の息子が―職権を乱用したと噂になってる。しばらく韓国を離れてろ。ハニュのパーティが国内で最後の公式行事だ」
「イナも呼んだから行儀よくするんだぞ。失望させるな」

父は幼いジョンと一緒に家族で撮った写真を見つめる。


回想(幼い頃のジョン)


「写真を撮ります」
父、母、ジョンは笑顔で応える。
写真を撮り終わるとジョンは無表情に戻る。
オモチャを壊され、女の子を泣かせたジョンは父に、怒りを抑え仲直りするよう言われる。
素直に仲直りする振りをして、女の子にワインを飲ませる。
酔っぱらった女の子は、自ら、宝物のテディベアの腕を引きちぎってジョンにプレゼントする。
しかしジョンは、やっぱり欲しくないや、とそれを放り投げるのだった。

ペク先生とジョンのことを話す父。
「ジョンの行動は、君の幼少期と同じだ。」
「私は、先生に会うまで怒りをあらわにしていました。ジョンは、怒ったりしません」
「その方が危ない。」
その言葉を聞き、動揺する父。
このままだと、人間関係構築に苦労する、と先生は言う。
「兄弟のように感情を共有できる存在があるといい」


怒ったジョンは、イナに電話する。
「お前は、一線を越えた。もう我慢の限界だ」
「私の我慢は、とっくに限界よ。気づかないほうが悪い。パーティで会いましょ」


ハニュパーティ


パーティ会場にイナがやって来る。
ジョンは笑顔で迎え入れ、シャンパンを渡し2人は乾杯する。
「おじさんに怒られたでしょ?私の一言で許されるから、今日は楽しんで」と調子のいいことを言うイナ。
「ああ、楽しめそうだ」と返すジョン。

ジョンから離れたイナに元カレが来て声を掛ける。
「いいカモでも見つけたのか」
「あんたなんか足元にも及ばない」
他の元カレたちも集まってきて騒がしくなる。
「美人を鼻にかけて図に乗ってさ」
「おい、ペク・イナ!何人の男をカモにした?」
「我慢しろ。犬に噛まれたと思え」
「あんな女に…恥ずかしいよ」
怒って男にシャンパンをぶっかけるイナ。
「”カモ”にしたって言った?」と言いもう一人の男をポーチで殴る。
「貢いで口説いたのは誰よ」

押し問答の末、とうとうイナは、床に倒れる。
見兼ねたジョンの父はスタッフに指示を出す。

「私を誰だと思って、ただじゃ済まないわ。私は、テラングループのユ会長の娘よ。」
叫ぶイナの腕を取るスタッフ。
イナは、ジョンの父に助けを求めるが無視されてしまう。

元カレたちが、ジョンに挨拶する姿を目にしながら
イナは外へ連れ出されるのだった。


壊れたイナ


イノがアパートへ帰って来ると床にイナが倒れている。
「ジョンをぶっ殺す」と呟くイナ。

ジョンが裏で操ってイナを陥れたことを聞き出した。
ジョンの父に見捨てられたことが信じられないイナ。
「目を覚ませ。俺たちは、あの家のペットなんだ。ひねくれた息子の遊び道具さ」
とにかく休もう、とイノはベッドへ連れて行く。


ジョンとイノ


ソルを送り自分のマンションに戻って来たジョン。
車を蹴り早く降りろ!とイノは怒りをあらわにする。
「俺が消える。望み通りにするから、俺たちをほっといてくれ」
ジョンは口を開く。
「お前たちこそ、僕をほっといて欲しい。うちに来て今まで十分、享受しただろう。父さんによく見せたかったよな。
僕を危ない奴にして得したとしても構わない」
「何を言ってる」
「仕方なかった。こうしないと、イナは黙らなかった。はっきり伝えろ。ソルを悪く言ったら…僕が許さないと」
イノには、話が見えなかった。


家に戻るとイナが眠っている。
イノは、寝顔に向かって「何をしたんだ…」と呟くのだった。


ジョンの父とイナ


ジョンの父を必死に説得するイナ。
「ジョンの話を信じないで。危ない子でしょ」
と父の手を取る。すると父はその手を振り払って怒鳴った。
「危ない子?!そんな目で見ていたのか!触れ回っていないだろうな!」
驚きのあまり息を飲むイナ。
「家族になりたいからお父さんと呼べと…」
「ジョンのためにと思ってだ。だが、害になった。お前たちをかばう理由はもうない
憎いわけじゃない。何よりペク先生の孫だし、情もある。私たちの関係はこれで終わりに」
決別を告げると席を立ち行ってしまった。

外に出たイナは、「ジョン。殺してやる」と呟いた。


旅行の約束


期末試験を終えたソルは、ジョンのマンションへ向かう。


ジョンが旅行の準備をしているとイナが玄関の扉を壊し入って来る。

「どこまで落ちぶれたら…」と言いかけるジョンに、いきなり平手打ちするイナ。
「最低な奴。”どこまで”?どん底まで落ちてすがりつく場所もない」
と言いジョンに掴み掛かるイナ。
「ジョン、分からない?私があんたをどう想ってるか。」
「その話は済んでる」
「私はまだよ。あんたの態度は、全てホン・ソルのせいでしょ。あの子もどうせ逃げる。
あんたを理解できるのはこの世に私しかいない」
「それで?僕が愛すると?もう会わない。それがお互いのためだ」
ジョンとソルの写った写真立てを床に叩きつけ割るイナ。
「イヤよ。私はできない。操り人形にしておいて。こんな女のために。
ひねくれたあんたを世話してきたのは、私よ。私を捨てさせるもんか。絶対にさせない!」と言い暴れ出す。
警備がやってきてイナを取り押さえる。
なおも騒ぐイナは両脇を抱えられ、外に出された。


ソルは歩きながらジョンにメールを打っていた。
”驚かないで 今先輩の家へ向かってる”
イナがソルを見つける。
「そうよ、私だけ失うのはイヤ。ジョン、あんたも失えば公平だわ。違う?」と言い、ソルに近づくイナ。

「死んで!あんたのせいよ!」
イナはソルをつき倒す。
「あんたさえいなければ!あんたが悪いのよ!」
しがみついてくるソルを、再び思い切り突き飛ばした。
車道へ倒れ込むソル。フラフラと立ち上がると、そこに車が右折してきてソルをはねた。
呆然と立ちすくむイナ。


ジョンは、ソルからのメールに気づく。
”驚かないで 今先輩の家へ向かってる”
ハッとして、すぐさま部屋を出た。

路上に広がる血。



かんそう


鬱だ。鬱展開だよ~!

ソルだけが心の拠り所になってしまっているジョン。
もう、ソルを傷つける者は何人たりとも許さない。
歯止めが利かなくなっちゃったよ。

子供の頃のジョンもこわい!
イナのいうところの、「危ない子」だよぉ。
”先生”の言葉からすると、ジョンパパも子供の頃は
酷かったっぽいから、これは呪われた血なのか?!
あのパパにしてこの子ありなの?!
ジコチューなところは一緒かもしれない。

サンチョルに”恩赦”を与えたのも、情が芽生えた訳ではなく、
ただソルに言われたからなのかな。
パパに、女の子に謝れと言われたから、見せかけで謝ったみたいに。
それにしても、腕ぶっちーんはないわ。

イナぁ。憎めないキャラだったけど、
ついに特大の雷が。丸焦げです。

もはや共感しきれない程に暗黒面が膨らんだジョン。
そして…血だまりに倒れるソルーっ!
あとイノの借金…
いよいよ次回、最終話!!
大団円に収まるのかな!



無理でしょお。


登場人物の紹介はこちら
#14「思わぬ告白」はこちら
#16「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」(最終回)はこちら

(イラスト&文:Simoom)



アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

更新中の番組


不定期更新
アメリカンホラーストーリーズ シーズン3

ネットフリックス/Netflixはこちら

新番組まとめはこちら ニュース

過去記事は「番組別記事リンク」「タグ別記事リンク」等をご利用ください。

更新をお知らせします



@fdramaqueens

このエントリーをはてなブックマークに追加

follow us in feedly

rssを購読する

ランキング

このブログを検索

ページビューの合計

QooQ