THE BLACKLIST シーズン4 第13話 「イザベラ・ストーン/ISABELLA STONE(NO.34)」

2017/04/26

Simoom クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン4

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登場人物はこちら
 

パリ、フランス


パリで、当て逃げ事件が発生。
車に近づいて行く男女。
助けるつもりではなく遺体の義足を外し、中に隠されていた物を取り出し逃走した。


イザベラ・ストーン


地中海の海運担当のストラトスとレストランにいるレッド。
自動車事故の被害者はレッドの運び屋だった。
最近立て続けにレッドの周囲で起きている事故に皆が噂をしている、とストラウスは心配するが、レッドはまるで気のせいだと言わんばかりに明るい話題にすり替える。
マルセイユで売り出された貨物船を買いに行くよう頼むが、結婚記念日のプレゼントも兼ねた豪華なプレゼントでもあった。
ホテルとカジノでの豪遊資金を用意した。

そこへリズが来て、ストラトスと入れ違いになる。
パリでの事故を仕掛けたのは、ブラックリストの人間だとリズに伝えるレッド。

相手の人格を殺し、あらゆる方法で社会的に抹殺する。
スキャンダル、人前での侮辱、窃盗、殺人。
そのターゲットになったレッド。
情け無用のやり方に、リズやその家族に被害が及ばないか心配している。

判っている偽名は、イザベラ・ストーン。


フランスの対外治安総局


レッドから聞いた情報をリズがFBIに持ち帰ると、急きょ捜査になり、レスラーは家族の病院立ち合いの急用をキャンセルせざるを得なくなった。
そのせいでレッドの部下じゃない、と苛立つレスラー。

フランスの対外治安総局担当者に問い合わせると、事故についての情報はほとんど見つけられていないと言われる。
ただ、現場には3万ドル以上のアメリカドル札の偽札が発見されていた。

何故FBIがパリでの当て逃げに興味があるのかと、聞かれるとレスラーははっきりとレッドの運び屋だから、と言った。
同席していたサマルは、「それは言えない」と言ったのに。

だが、おかげで担当者は喜んで協力すると、被害者が直前まで居たバーの防犯映像を提供した。


チャールズ・マーフィー


バーの映像からアラムが手がかりを見つけた。
客の中に見張り屋と思われる男を発見。

元海軍犯罪捜査班のチャールズ・マーフィー。
貸倉庫をバージニアに借りている事がわかり、リズとレスラーが倉庫へ向かう。

だが、貸倉庫では令状がないからと断られてしまう。
令状を取る時間が勿体ないと言って、ピッキングするリズ。
レスラーは、レッドの為にまた失職したいのかと、止めるがリズはそのレッドに助けられたから、と言って倉庫に入っていく。

Will Hart/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


すると、倉庫はやはり基地になっていた。
その中の資料からストラトスの写真、ザックの資料などを見つけてすぐレッドに連絡を入れた。


イザベラの罠


レッドも即座にモナコに居るストラトスに連絡を入れるが、カジノでは通話禁止でかけ直すと、すぐに切られてしまう。
しかも、すでにイザベラ一派はホテルに潜入していた。
ストラトスはカジノで薬を盛られる。
そこに、妻のドレスを着て変装したイザベラが、わざと公衆の面前で大げさな喧嘩を仕掛ける。
薬でふらふらになってきたストラトスは変装に気づかず、イザベラを追ってホテルの部屋に戻った。

そこで、妻の死体を発見。すでにイザベラ達に殺されていたのだった。
レッドが「危険だ逃げろ」と伝えた時にはもう遅かった。

ストラトスは夫婦喧嘩の末の妻殺しに仕立て上げられ、モナコ警察に捕まってしまう。

Will Hart/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ストラトスを引き渡してもらう為、レスラーとサマルがモナコに入ったが、殺人の容疑という事で簡単には渡してもらえず、2人は犯行現場のホテルへ向かう。
すると、続き部屋に気づき、隣の部屋の宿泊データからシャーロットという女性を突き止める。

シャーロットはマーフィーとも繋がった。
2人ともジュディス・プルイットに雇われていた。


ジュディス・プルイット


夫はプルイット証券のCEO。
90年代後半にネズミ講で逮捕。
無実を訴えたが11の重罪で有罪になっていた。
10年の判決で服役中に刺されて死んだ。

ジュディスが、夫の無実を信じ続けていたとしたら?
これまでの被害者を見返すと、どれも大物。力があって、そして罪深い。
力はあったけど無実の夫を殺された妻の復讐かも、とリズが言う。
傷づけられ、恥をかかされ殺された夫。
それと同じような事をイザベラ・ストーンの偽名を使って悪党に対して行うのが、ジュディスの復讐。

表向きは、夫の死後ずっと社会的な活動を続けている。
そして今日の午後、資金集めパーティがある事をアラムが見つける。


資金集めパーティ


Will Hart/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


功労者として車椅子の医師、ドクター・ジャスティン・スペリーが壇上に上がる。
だがこれもイザベラの罠で、スペリーもレッドの関係者であった。
指令と同時にニュースがあちこちで流れだす。
スペリー医療基金の医師がナイジェリアで逮捕された、と。

荷物にレッドの幽霊会社の大金分の債券が入っており、チャリティを隠れ蓑にして各国へ密輸していたと言うが、もちろん事実無根でイザベラの仕込みだった。

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そして、檀上のスペリーは代表という事で注目を何倍にもする。

しかし、評判を落とすだけでは済まないだろうと、FBIはSWATを連れてスペリー保護に向かう。


スペリー邸


プールサイドで、スペリーに偽証を強要するイザベラ。

レッドが何百万ドルも寄付してる、その証拠もある。
だが、それだけではダメージが足りないから密輸の片棒もでっち上げて付け足した。
ウソだらけの紙に書いてある通りに言わなければ、車椅子ごとプールに突き落とすとも、脅した。
仕方なくビデオカメラに向かって、偽証を始めるスペリー。

その時、FBIが到着。
気付いたイザベラは、最後の足掻きで車椅子にしばりつけたスペリーをプールに落とす。
咄嗟に、リズが飛び込んで無事救出した。

イザベラは逮捕。
しかし、黒幕の正体はもちろん、レディントン逮捕についての協力もしないと言う。


ストラトス


レッドはストラトスを救出する為に、モナコで車の盗難を装い、モナコ警察に侵入した。
Will Hart/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


だが、連れ出せた所までは良かったが、逃走途中でストラトスは警官の銃弾を受けてしまう。
逃げ出すのが困難になり、本人の意向で銃を渡し、その場で別れる事になったレッド。

Will Hart/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ストラトスは、仲の良い妻に嫌な顔をされてもレッドを信じ、レッドの仕事をし、逮捕されてもレッドの事を話しはしなかった。
また1人、信頼のおける人間を失ってしまったレッド。

デンベは、行くべきではなかったかも、とレッドに言う。
「毎年、より自分を危険へと追い込んでいる。
毎日だ。
そして回りで人が死ぬ」
だが、レッドは「どう答えればいいのか」としか言い返せなかった。


ハワード・ハーグレイヴ


トムの父親ハワード・ハーグレイヴが、飛行機事故で死亡した。
民間の大手警備会社、ハルシオン・イージス社を経営していた。

一度はリズに父に関心はないと言っていたトムだが、少しするとやはり気になるのかレッドに連絡を取り、会いに行く。

レッドとハワードは、短期間の仕事のつきあいがあった。
悪魔たちと戦った男だとだけ言うと、母親についても、人を操る天才で夫からも信用されていなかったくらいだから、質問をぶつけても信用を得られる答えは出てこないだろうと、警告した。
「君は約30年前にこの地上から消えたんだ。
それなのに今ここにいる。
過去は過去のままにしておけ。
秘密を掘り起こしてもいい事など何もない」


家に戻るとトムは、自分の過去を調べ始めていた。
クリストファー・ハーグレイブ。
30年前に失踪した少年、トムの本名だ。
当時の担当刑事を訪ねると、あれは失踪ではない、死んだんだと言われてしまう。
だが、トムはそんなはずがないと言い切り、元刑事を驚かせる。
自分が、その本人だから、だ。


リズが事件解決後に帰宅すると、書類が散乱した部屋にトムは居た。
リズはやはり父親の事が気になるのかと思うが、そうではない、と言う。
古い、囚人の供述ビデオを見ている。
「僕を殺した男」
もうリズに隠したりはしない。リズも隣に座ってビデオを見る。


イザベラ襲撃


移送中のイザベラを乗せた車が襲撃に合う。

レッドがクーパーに拘束後の面会希望を話すと、好き勝手させられないと断られていた。
しかし、レッドは許可を得ようとした訳ではなかった。
正規の手段で出来ないのなら、別の方法でやるだけだから。

拉致されたイザベラの目の前に居たのは、レッド。
「いろいろと話がある」

つづく


かんそう


アラムの和みキャラっぷりが今回も際立っていました。
ファミリードラマにおけるペットの代わりが、クライム系の和みキャラw

「僕クーパーに『バージニアに行け!』って言わせるよ」
て、仕事なのに子供みたいにはしゃいだり、「このページを見てください」で、可愛い猫の動画サイトをうっかり見せちゃう。
場合によっちゃ超怒られる場面だと思いますが、リズも思わず笑って和んでしまうチームの雰囲気!!
仲良し度が分かるな~。

最近、レッドが孤立気味で寂しいトーンが続いているので、アラムの和ませがありがたいですわ。
デンベもさー、レッドに言ってる事が正しいのは確かなんだけど、聞きたいのはそういうんじゃないんだよね~。
正論よりも、間違ってるのが分かってても味方が欲しいってのが女心なのよ! 女心が分かってないわー、デンベは!


さて、今回のブラックリストのイザベラさんですが、まだ更なる黒幕がいるって話になっていますね。
でも、イザベラがレッドを狙ったのは、イザベラの主義そのもので、誰かに命令されて……と言う訳でもありませんでした。
まあ、利害一致したと言う事なんでしょうが、でもそのレッドを苦しめる方法としては、FBIに情報提供して逮捕させるのも有りかと思えば、それは「違う」と。
やっぱり逮捕=保護になるって事で、ヤルのは自分達で、って事なんでしょうね。
こわっ。

でも、さすがのレッドさんですから、もう拉致もしてますからね、殺られる前に殺っちゃってください!
って思うけど……。
最近のローテンションなノリを見てると、ちょっと心配でもあります……。
だからデンベが味方になってあげて盛り上げてくれないと!!


そして、トムのストーリーも始まりました!
父親はなんとあのLOSTのロックさんですよ~。



トムのお父さんは、スピンオフで登場済みなんですね。
「The Blacklist: Redemption」(2017年2月~)
お母さんは、シーズン3・21話「スーザン・ハーグレイヴ」でブラックリストに挙がっていました。

最新のタイトルを見ていたら「ホワイトホール」なんてのが。
前回の「細菌兵器」の名前!
結構リンクしてるのかな。スピンオフも見たい!

でも何より見たいのはイケイケなレッドだから!!

登場人物はこちら

(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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