ブラックリスト リデンプション 6話「人質/HOSTAGES」【Blacklist: Redemption】

2018/01/16

Simoom クライム ジェーン洞 ブラックリスト リデンプション 海外ドラマ

t f B! P L

あらすじ


Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC



2017年12月11日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。全8話。
(アメリカ放送:2017年2月23日~)


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身代金ビジネス


ソフトウェア企業の重役、ゲーブル・ラング一家が旅行途中で誘拐される事件が発生する。
FBIに通報したら殺すと脅された事から、ハルシオンに救出依頼が来た。


犯人は、スコティの知り合いのブラジルの元諜報員ディエゴ・ロチャ。
誘拐と身代金ビジネスの最大級の大物だ。

依頼主はカーセイ保険。
CEOや有名アスリートなど誘拐されそうな人を顧客に持つ。

ロチャのやり口は乱暴で、身代金を渡しても無事な身体で戻れるとは限らない。

保険会社の担当バートンは、500万ドルまで払うと言っている。

まずは、トムが代理人に会って交渉する事に。
道中は薬で眠らされ、目覚めると目の前にはロチャが居た。
ロチャの目的は、金ではなく今刑務所にいる親子同然の手下カンタラとの交換だった。


カンタラ


9歳でロチャに拾われていたカンタラは、14歳で手下となっていた。
ロチャが起こした事件で、逮捕され終身刑を言い渡されている。

そのカンタラとの面会を申請するが、何故か刑務所長から許可を得られなかった。
スコティーは司法省の知り合いのヘレンに探りを入れる。
すると実はカンタラは、囚人ではなく情報提供者だという事実が判明する。

カンタラ自身が足を洗うために事件の密告をしていたのだった。

おそらくロチャはその事実を知らない。
とにかくカンタラを渡さないと人質の命が危ないので、まずは時間稼ぎをする。
それが気に入らないロチャは、電話越しに人質を脅すが、バートンが「以前も取り引きしたろ。人質を殺せば取り引きはない。二度とカンタラには合えないぞ」と説得してなんとか4時間の猶予を得る事が出来た。

しかし逃げ出したカンタラを見つけた所で、応じるとは思えないと仲間同士で話しているとバートンは用意していた保険金500万を使えばいい、と言った。
それでカンタラはヒーローになれる。


発見したカンタラは案の定渋ったが、妻に説得されて400万で人命救助への協力を引き受けた。
交換後に救出するという約束をして。

トムとカンタラは同じ娘を持つ父親同士でもあり、どこか身の上に似たものがあった。
車中でカンタラはトムに、望まない環境から抜け出したい気持ちに同意を求めながらも父親であったギャロを想う気持ちもある、と吐露していた。

そして緊迫するシーンもあったが無事、人質交換は終了。


Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


しかし、カンタラの裏切りはロチャに気づかれていた。
すぐに発信器を取り上げられ、ロチャの居場所は不明となりトム達が慌てていると、人質一家の幼い息子がお手柄を立てる。
乗っていた車からロチャのスマホを盗んでいたのだった。


黒幕


食肉処理場に連れてこられたカンタラは、ロチャの上に更なる黒幕がいることを知る。
それは保険会社のバートンだった。
そもそも組んで保険金で稼いでいたのだった。

最初は、いつものように純粋にカンタラ救出と身代金のピンハネ目的だったが捜査途中で、カンタラの裏切りを知って驚いていた。
普段ならバートンが表に出る事はないが、裏切り者とはいえロチャにとっては息子同然だから情が出るかもしれないと、バートン自らロチャを罰する為に出てきたのだった。


その頃、ハルシオンでもスマホの通話履歴からロチャとバートンの関係を見抜いていた。
恐らくバートンを追えばカンタラに辿り着くだろう、と正体にまだ気づいていない振りをして居場所を突き止めた。

食肉処理場に向かう車中で、古い工場のデータしかない上、敵の人数や配置など一切不明の現場に戸惑っていると、ソロモンが涼しい顔で「鼓膜破壊装置」というプランを提案した。

圧電変換機を使って144デシベルのサイレンを出す。
そいつを屋内に放って陽動作戦
周波数が高く音は聞こえないが、効き目はすごい。

外からソロモンが変換機を撃ち込み、トムとネズで内部に潜入する。
拷問を受けていたカンタラの他に捕まっていた人達も救出し、外へ出るとギリギリで追いついたバートンがカンタラを撃とうとした。
その時――。
バートンをロチャが撃ってカンタラを助けた。
親子の絆は確かに存在していたのだった。


トム


トムはドラッグを買うネズをつけて、ハワードが生きている事を打ち明けた。
ハワードの誘拐という危機に、彼に恩を感じるネズを仲間に入れたのだった。
半信半疑のネズだったが実際に調べると、確かにハワードがフェアヘイヴン病院に居る事を突き止めトムを信用する事にした。


一方、スコティーはハワードの隠れ家を調べと、病院に隠したハワードへの尋問を始める。
表向きは夫を心配する妻のままで。

隠れ家が慌てて片づけられていた事から、内部にいるスパイを吐かせようとしていた。


トムは捜査の合間に病院へ潜入し、ハワードを助け出そうとするがあと少しの所で警備に気づかれ失敗する。

スコティーはいよいよハワードに拷問をして仲間を吐かせようとするが、ハワードは言わなかった。


そして、防犯カメラに残った映像を解析したデュモントが犯人はトムだとつきとめる。
そこに映る人物が私と会社の敵だと聞かされると、何かの間違いではないかと目を疑った。


ちょうどカンタラ救出が終わった時――。
デュモントから事実を知らされたスコティーは、まだ現場にいるソロモンにトム暗殺を命じた。
ソロモンの位置からトムを狙うのは簡単だった。
だが、一緒にいるネズが邪魔になっていたので後は引き金を引くタイミングだけだった。
ソロモンに一切の躊躇は見られない。


スコティーはハワードの病室に向かい、裏切り者を雇わせた事を素直に褒めてトムがスパイである事を知ったと伝えた。
すでに処分するよう命令を出し、どこか裏切り者同士のせいかハワードに似ていると思ったと言うスコティーにハワードは蔓延の笑みを浮かべた。
「彼は息子だ」





衝撃の事実だったようでショックを受けつつも、すぐには信用しないスコティー。
ハワードは命令を撤回したら最初からすべて話すと、隠し事がなくなったせいか、優位に立ったせいか、晴れ晴れとした笑顔で言った。

スコティーの命令撤回の連絡を受けたソロモンは、はっきりとトムが裏切り者だと知った今、撤回には拒否反応を示したが従うしかなかった。



つづく


かんそう


うーん……。
トムが息子である事、裏切り者である事がスコティーに知られましたが、ガチでスコティーはトムを信用していたっぽかった……。
そして息子が生きている事に動揺して、殺すのを止めさせた。

そうなるとこれまでの、「スコティーは母親になりすましたスパイ」っていう説にはそぐわない反応ですよね~。
って事は本当の母親なの??

そして、凄いスパイの割にトムが生きてる事を知らなかった上、ハワードの方が先に突き止めていたってのも、なんだか違和感が出ちゃいますね~。
これだと本当に、息子の死を認めた、父よりも現実的で冷たい母親ってだけ?

まあ、トムがあそこで死ぬって展開はあり得ないとはいえ、なんだかこれまでのスコティーのいかにも訳有な演出は、なんだったの? って思える反応に、若干テンション下がり気味になりました。

そしてハワードも、凄い人のはずなんだけどスコティーの裏の顔に気づいたからってずーっとそればっかり言ってるもんだから、超へっぽこにしか見えない……。
普通、隠しているものに気づいたら、気づかぬ振りして黙って泳がせて側にいようとしないかな……。
ハワードが「お前は偽物だー」とか「ホワイトホールってなんだー」って大声で言って自分で状況悪くしてるって薄々感じてたけど、再度捕まってもまだそれ続けてるんだもん……。
一辺倒か!

メインの展開は、期待が高かっただけにちょっとがっかりムードが漂って来ました。


今回の事件については、本家ブラックリストに居てもおかしくないような内容で、面白かった!
誘拐ビジネスの大物に、保険会社という強力なコンビでしたが、ぶっちゃけあの保険会社は電話でロチャを説得するシーンで怪しさを感じました。
「取り引き」という言葉があまりもビジネスライクで、こりゃグルか? と。

それだけだったら、やっぱりねで終わっていましたが、そこにロチャとカンタラの血の繋がらない親子の絆が、より印象的な事件に仕上げていました。
こういう悪人側にもドラマを感じさせてくれるストーリーが好きなのかも。

それにしても、ソロモンがやっぱりトムを殺す事になんのためらいも見せなかったのは、わかってはいつつもちょっぴりショックだったなー。


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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)

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