ポロロッカの卵

ポロロッカの卵

新たな視点から物事を見つめ直す新感覚横丁人情ブログ

ポロロッカの卵

"自分の苗字の駅"に行きたいけど、インターネットには晒せな〜い!!

こんにちは。

休みの日は家でうつ伏せもしくは仰向けになっているポロロッカです。


そんな超インドア派の僕ですが、実は旅行が大好きです。


これまでも「日本各地に足を運んで反復横跳びをして帰る旅行」などを年2ペースでしてしまうほどには旅行が大好きなのです。

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「インドア派なのに旅行好き」とかいうx軸とy軸を併せ持ってるわけですが、そんな僕には1つ、小さい頃からの大きな夢があります。それは……




そう、僕は幼い頃から
『いつか【自分の苗字と同じ名前の駅】に行って、そこで記念写真を撮りたい』
という夢を抱きながら生きてきました。


そして年月は流れ、22歳 春……
大学4年生だけど卒業旅行に行く同級生もコミュニティもなく、バイトするだけの日々…………



……行くしかねぇだろ!!!!
(泣きながら)


虚しさはありますが、それ以上の『夢を叶えたい』という感情が、僕を旅に駆り出させました。

ちなみに、意を決した翌日 バイト先の後輩さとう君にその話をしたところ「今週末ですか! 行けます! 行きます!」というプロ卓球選手のラリーみたいな返答をされたので2人で行くことになりました。なにこれ、チョレイ?




……さて、本題に戻りますが、このままこの旅行記をブログにすると、僕の本名がインターネットの海に放り出されることになります。現代のネット社会において、そのような行為は『死』ひいては『一人暮らしにおける電子レンジの故障』を意味します。


というわけで、今回の旅行では
【目的地(以下『苗字駅』)までに通過する『苗字っぽい駅』に途中下車して、なんの思い出もない記念写真を撮りまくる】
というトラップを仕掛けました。

これによって僕の本当の本名は特定されることもなく、さらに一世一代の大旅行〜あんたの夢叶えたろかいスペシャル〜を記事に残せます。さんま・玉緒も大喝采。


というわけで苗字駅紀行のはじまりはじまり〜



当日朝 大遅刻

本当にごめんなさい。

普段とは違うバスだったため、朝からいきなり集合場所に遅刻してしまいました。ほんとごめん。


さとう君に連絡すると、1分後にマックスむらいのLINEスタンプ【キミに落ちコン!】が返ってきました。相当大激怒しているということなのでしょう。大人の謝罪10コンボ決めたいと思います。



「落ちコンでちゃダメだな」と顔を上げると、漫画ならトーンで塗りつぶしただけみたいな空が広がってました。幸先anxiety。



出発

そうこうして集合時間から30分後、僕はようやく集合駅に到着しました。
もちろん、そこには30分間待たされたさとう君がいたので、目一杯の謝罪『あとでリングドーナツ奢るね』という約束をしましたが、断固として拒否されました。



そしてひと段落ついたので、僕はずっと訊きたかった質問をしました。

ポ「なに持ってきた?」


何を隠そう、旅行が決まった時点でさとう君には
『なにか1つ、"いらないもの"持ってきて』
という実家の日曜日の昼ごはんぐらい雑なお願いをしていたのです。



するとさとう君は"待ってました"と言わんばかりの顔で、上着の内側から棒状のものを取り出しました。

さ「これです」


一目での理解のしにくさレベル88の物体が、そこにはありました。



ポ「これは、なに?」


さ「肩たたき用ゴムボール付き孫の手です」

ポ「肩たたき用ゴムボール付き孫の手」


さ「肩を叩けるし、背中もかけるんです」

ポ「肩を叩けるし、背中もかける」


さ「100均です」

ポ「100均」


さ「実家にもあります」

ポ「実家にもある」



情報の矢が天下分けめの合戦レベルで飛んできました。がんばって僕からツッコミを入れないといけません。


ポ「この帯みたいなのはなに?」

さ「パスタを巻いてた帯です」

ポ「パスタを巻いてた帯」

さ「茹で時間は7分です」


確かによく見ると、茹で時間7分のパスタの帯でした。『なんで納得しないといけないのだろう』とは思いましたが、納得しないとストーリー進まなさそうなので納得しました。



ちなみに僕が持参した"いらないもの"は【ただのハンガー】だったので、0勝1敗での旅のスタートが決定しました。



ハジメテの途中下車

「僕のかばん小さいんで、ポロロッカさんのリュックに入れといてください」と肩たたき用ゴムボール付き孫の手を渡され、遅刻したせいで言い返せない自分がより一層憎く感じられながらも電車に乗車。


逆にその小さいかばんに何入ってんの? と訊くとゲームボーイが出てきたので僕は会話するのをやめました。




会話をやめて数駅ほど、いきなりめちゃめちゃ苗字っぽい駅があったので下車することに。

【山崎】駅です。

なんでもウイスキーの銘柄『山崎』の原産地らしく、そう言われると心なしかウイスキーの深い香りが匂ってくる気がしました(心なしでした)。



この時点で2人とも朝ごはんを食べていなかったので、駅前のコンビニに行ったんですが……



おいまじか



"山崎"駅前にデイリー"ヤマザキ"ある

なにこれ? "あえて"?



どう考えても偶然の産物だとは思えないので、これは施工主の意図的ないたずらなのでしょう。周りに他のコンビニもないので街ぐるみのいたずらだと言えます。街ごと酔っ払ってる?

実際めちゃめちゃ笑ったし、ハジメテの下車がこの駅でよかったです。旅がもっと楽しみになりました。


ちなみに僕の朝ごはんは【食べ合わせ最悪セット】でした。口の中が真逆を向いてました。


さとう君に「リングドーナツあげる」と提案するも、またもや断固として拒否されました。4個入りなので定期的に提案しようと思います。

というわけで、リングドーナツを持ってパシャリ。


※【山崎】は僕の苗字かもしれないし、トラップかもしれません。



ド田舎とド下ネタ

リングドーナツを食べていると案の定手が油まみれでギトギトになってきました。

ちょうどペーパータオル的なものがなかったので、偶然リュックに入ってた30mm×24mmの僕の顔写真が6つ印刷されたA4用紙で拭いたんですが、電車で向かいに座っていた女子大生が目をひん剥いてたのが印象的です。




さて、そこからいくつか電車を乗り換え、車窓から見える景色がどんどん田舎のそれに変わっていきます。『旅行始まった感』がプンプンし始めました。


東京都恵比寿出身の大都会っ子さとう君はその田舎景色にどんどん興奮していきます。車内で「やばい、やばいって!」と叫ぶのはやめてほしいですが。


さ「うぉぉすげぇ緑!!!! ネギかな?!?! ネギ生えてんのかなぁ?!?!」100歩譲っても"生やしてる"んだよ


さ「田舎すごい!!!! ダメっす! 次の駅降りましょう!!」ダメなの?


さ「俺ちょっと我慢できないっす!!!!」おいおいおい!!!!



……とツッコミを入れながらも、そんなさとう君と一緒にいると僕のテンションボルテージも最高潮まで上がってしまい……


ポ「うわマイナスイオンやべぇ!!!!!」



ポ「もう止まんねぇ!!!!!!」



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ポ「あああああああああああああああああ!!!!!!!」



……取り乱してしまいすみません。

とにかくこの【竜野(たつの)】という駅での途中下車、旅行中1番の超絶ハイテンションにて過ごしました。ちなみに……

竜野駅前に……



めちゃめちゃエッチエッチすぎる銅像がありました…………



これには思わず、

ち○ちん、勃つの(竜野)!!!!



…………


……………………




…………ごめんなさい。



というわけで、竜野での記念写真はこれで。


※【竜野】は僕の苗字かもしれないし、トラップかもしれません。



想い出の地【竜野】を後にして、僕たちは岡山県に突入。
車窓に自然が溢れてるし、花粉やばいし、駅と駅の間に5箇所ずつ墓地あるし、花粉やばいし、どんどん現実を離れていきます。

しかしさっき旅行用の体力をほとんど使ってしまったので、2人の口数も減る一方……



……これは僕のリュックの小道具が火を吹く時!!


ガサゴソガサゴソ……



うんしょこらてぃえ……



じゃーーん!!!!
ビリビリビブラスラップ〜〜!!!!


この時、さとう君に『は?』って顔をされ、なんなら「は?」って言われました。世知辛。



さて、これだけ見てもどうやって遊ぶのか分からないと思うので説明すると、ワイヤービリビリゲームビブラスラップ(ハンバーグ師匠が持ってる『カァ〜ッ』て鳴る楽器)と手錠(SMグッズ)に応用したものです。


(参考 : ワイヤービリビリゲーム



つまり、手錠をビブラスラップに触れないように通していき、当たってしまうと……


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BIRIBIRI



はい。とんでもなく凶悪なおもちゃですが、問題点が2つあります。それは、

  • 別に電気流れてるわけじゃないので、ビリビリしてる感を自力で出さないといけない
  • 手錠が当たると、ビリビリの代わりにビブラスラップが『カァ〜〜ッ!!』って鳴る

ということです。特に後者がネックすぎたので、夜に宿に帰ってから遊ぶことにします。




さて、そうこうしながら走行しているうちに、岡山駅目前というところまで来ました。


というわけで次の苗字っぽい途中下車スポットは【高島】駅なんですが……

ここに来てめちゃめちゃが降ってきました。

降水確率80%の予報だったので僕は傘を持ってきてたんですが、さとう君は「荷物を増やしたくない」という理由でNo傘でした。きみにとってゲームボーイはなんなの??



さ「ポロロッカさん、傘入れてくださいよ〜」

ポ「そんなゲームボーイボーイは入れましぇーん」

さ「1回風邪引いてからその風邪移しますよ」

ポ「その脅し文句なんかめっちゃ嫌だな」



というわけで、「傘入れてあげな〜い」のポーズで、高島駅での記念写真を撮りました。



記念写真を撮りました。


※【高島】は僕の苗字かもしれないし、トラップかもしれません。



「あれ」のリサイクル

岡山に到着し、そのまま香川県へと向かいます。読者のみなさまに僕の苗字を悟られないために、一旦香川にうどんを食べに行くことにしました。こんな動機ある?



さて、ひと通りリュックの中の荷物で遊び終わったのですが、一周回ってこいつらの影が薄いことに気付きました。

『肩たたき用ゴムボール付き孫の手』と『ただのハンガー』


【食べ合わせ最悪セット】がここにも爆誕してしまいました。




これ、どうやって使おうかなぁ……ねぇさとう君!!



……ん??



さとう君、そのかばんよく見せて……



……?! こ、これは……!!!!




ひらめいた!!!!!
つまり……



これを、



こうして、



こうじゃ!!!(ビュン)




『肩たたき用ゴムボール付き孫の手』と『ただのハンガー』を組み合わせたら〜〜!!!!



『弓矢』になるぅ〜〜〜!!!!!!



うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおんんんんんんどこまで飛ぶねんんんんんんんん!!!!!!!



『肩たたき用ゴムボ……』……いや『矢』!!!!!!!!
どこまで飛ぶの???!!!?!?!!?!



待てって…………



ば!!!!!!


捕まえた!!!!!!



というわけで、【児島】駅まで飛んでいってしまうくらいの弓矢が完成しました。


※【児島】は僕の苗字かもしれないし、トラップかもしれません。



果たして僕の苗字とは……?

夜が来ました。

宿に戻り、『ビリビリビブラスラップ』に勤しむ僕を見るさとう君の目はとても冷たいものでした。サイゼリアの「真イカのアンチョビソース」のお皿ぐらい冷たかったです。


ポ「やってみたら案外たのしいから!(カァ〜〜ッ)やってみてよ!(カァ〜〜ッ)」


さ「絶対嫌です」


ポ「も〜!! じゃあトイレ行ってくるから、その間ここ置いとくしやっといてね!!」

「ビリビリビブラスラップを思わずやりたくなるような罠」、通称『ビリビリビブラスラップトラップ』を仕掛け、僕はトイレに行きました。




帰ってくるとさとう君はゲームボーイに夢中で、『ビリビリビブラスラップトラップ』の周りには『トラップ返し』が施されていました。



玉が4つ、穴が2つあるので「男2人分の展開図かな?」とか考えていたんですが、


その時、


なんと僕の脳みそにビリビリと電流が流れました。





な、なんだ?!
もしかして、本当の『トラップ』を仕掛けられたのか?!?!

(……ザー、ザーーーーーッ)


?!?!
これは……?!?!



今日撮った【山崎】駅の写真?!



(サーーーーー……)なんだ?!?!



(サァ……)こ、これは…………



リングドーナツ?!?!
一体なにを意味しているんだ?!



(……ザー、ザーーーーーッ)

今度はなんだ?!



これは……
【竜野】駅の下手くそな側転?!!!



(サーーーーー……)まただ!!!



(サァ……)これって…………




もしかして……【K】??


ってことはさっきのリングドーナツは【O】ってことか?!?!




(……ザー、ザーーーーーッ)

くっ……またか!!!!



【高島】駅……
つまり、今日撮った写真が順番に思い返されていくってわけか……!!!!


(サーーーーー……)次は何の文字なんだ……



(サァ……)え…………



めっちゃ分かりにくいけど、おそらくこれは【A】だな!?!?!?


O・K・A……『おか』?
もしかしてこのトラップ…………



(……ザー、ザーーーーーッ)

来た!!!!
4つ目に下車した駅っつったら……



【児島】駅!!!



(サーーーーー……)もしやこれって……



(サァ……)おいおいちょっと待てよ…………




【D】だよな?! だよな?!?!


大体察しがついたぞ…… 数多の『苗字っぽい駅』で撮ったトラップをつなぎ合わせて、さては"真実"、つまり【本当の苗字】を導き出そうとしてるな……?!?!



O・K・A・D ……

そして苗字…………


つまり残る1文字は………………




(ピュルルルルルルル)




(ピューーーーザーーーーーー……)





(ドックン……ドックン……)


こ…………これは………………!!!!




ゲームボーイ!!!!

ってことは……



(サーーーーー……)僕の苗字もここまでか……



(サァ……)くっ……え、んん?!?!?!




【U】?!?!?!?!


え、は、え、???



OKAD・U?!?!?!



それって…………


おかづ?!?!?!?!?!?!



おかづ……………………


おかづ…………



おか……




づ……












青年「ふんふふ〜〜ん♪」


青年「今日のおかずは〜〜」


青年「大好きなハンバーグだぁ〜〜〜♪」




うぅ……おか、づ…………ん???



え……? ここは、どこだ…………?!?!


(ドンドンッ)


これって……ガラス張り……?!




青年「ハンバーグ〜〜ハンバーグ〜〜バーグハンバーグバーグ〜〜〜」


誰かいるのか?!?! なんだこの陽気な鼻歌は?!?!



青年「ハンバーーーーーグ!!!! ッカァ〜〜〜〜ッ!!!!!! のハンバーグ〜〜♪」


え、ハンバーグ師匠のビブラスラップネタ?!?!
てか誰だか分かんないけど、おかずにテンション上がる前に 僕をここから出してくれ!!!!!!


青年「ハンバーグ〜〜」

おぉぉおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!(ドンドンドンッ)



青年「よぉし、たべるかぁ!!」



(おぉぉい!!)



青年「……ん? 今なんか聞こえた??」



(おぉぉおおおい!!! こっちだよぉ!!!)



青年「え?! なにこの写真、動いてる!?」


(おぉぉぉおおおい!!!! 『おかず♪』じゃなくて助けてくれぇ!!!!!!!)


青年「キミは一体誰だ?!?!?!」




『おかづ』じゃなくて…………


『岡田』だぁぁああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!











おわり


※この物語はフィクションです。【岡田】は僕の苗字かもしれないし、トラップかもしれません。

オフ会するときだけ新記事書く僕はまるでタイアップのときだけ新曲書くアーティストみたいだなって話【オフ会告知】

こんにちは。

もしエンタの神様に出演するなら、「ポロリありの大卵頭(だいらんとう)・ポロロッカ」というキャッチコピーとともに紹介されたいポロロッカです。






さて、驚くことに 前回百貨店でう〇こをするレポ記事を書いてから2ヶ月の月日が経過しました


あの時の快感は今でも鮮明に思い出すことができますし、なんなら鮮明に思い出しすぎて今もちょっとう〇こしたいんですけど、それはさておき、

唐突なことを言います。








というわけで、

はじめて東京でオフ会します。



もくじ

「第29回東京ブロガーオフ会」開催

というわけで「第29回東京ブロガーオフ会」とかいう大仰な名を冠した東京オフ会を開催します。


当オフ会幹事でありこの大仰な名の命名者は、そう、

_人人人人人人_
>エノモト師匠<
 ̄Y^ Y^ Y^ Y^ Y ̄


師匠とは同じ「関西ブロガー」として、複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れたり、様々な謎や疑問を解明したり、2018年中には東京でオフ会したいね と話し合ったりしていました。
そして今回ようやくその夢が叶うわけです。
ありがとう西田局長。




そんな師匠とはじめてオフ会で出会ったのが1年半前で、僕がエノモト師匠とオフ会するのは今回が7回目

おそらくお互いに最多回数だと思うんですけどどうやら師匠カウントではこれが29回目らしいです。

「いや初オフ会ではじめて出会ってから1年半で7回目って!!」「会いすぎ会いすぎ!!」「これってもうそういうことなんじゃないの?!」なんていう意気揚々としたコメントを拾う間もなく師匠の中での22回分の妄想記憶に上書きされてしまいました。


てことで、初東京オフ会なので本来は「第1回」のはずなんですけど、こんなわけわかんないタイトルなのはそういうわけなのであります。



あとエノモト師匠と決めたんですがブロガーじゃなくても全然参加OKです。
もうなんでもありかよ。


ちゃんとした開催概要

どこまでが嘘でどこからが本当なのか分かんなくなってきた頃合いだと思うのでここからはちゃんとした開催概要です

日程

  • 日時 : 12月8日(土)18or19時〜
  • 場所 : 東京(アクセスしやすい場所にしようと思ってます、東京のことあんま知らんけど)
  • 予算 : 3000円(1次会のみでこのくらい)
  • テーマ : 「お深いオフ会」

2次会、3次会……などもあります! というかなかったらエノモト師匠と2人っきりで夜を過ごすことになります。It's a showtime!!!


また、「夜は行けないけど昼なら行ける!」という方もぜひその旨お伝えください! 僕と師匠の交通アクセスと吟味してお答えします。


参加方法と幹事紹介

参加方法ですが、師匠の独断で

『幹事の中で好きな人に連絡』

ということになりました(これ意味ある?)


方法は、TwitterへのリプやDMでも、この記事へのコメントでもなんでもOKです!(ただし返信ができる媒体でお願いします、コメントの方はTwitterアカウント明記してくださるとありがたいです!)




そしてその肝心の幹事を、せっかくなのでエンタの神様のキャッチコピー風に紹介します。


ポロリありの大卵頭(だいらんとう)・ポロロッカ

私でございます。
京都のとある大学の4回生です。もちろん卒論に追われていますが2の次3の次にして東京行きたいです。
趣味は反復横跳びです。


ドイツ仕込みの芋戦車(ポメスパンツァー)・Kitarou

関西出身東京在住というハイブリッド戦車。
今までも何回もオフ会でご一緒して、多分エノモト師匠の次にお深い間柄です。
絶対の信頼を置けるエリート社会人なので、今回東京でのお店の予約などを一任しています。

関係ないですけどエンタ風画像がめっちゃドイツっぽくなったのは偶然の産物です。


スベって死傷・エノモト師匠

御年31歳にもかかわらず居酒屋で年確を食らうほどの肌年齢を有するブロガー兼YouTuber。
彼と喋ったら、その後数日間の口癖が「まっじでぇ?!」になります。



たくさんのご参加お待ちしております

これまでたくさんの関東在住のブロガー仲間(と勝手に僕が思っている方々)に「いつか東京行きます!!!」と言ってきましたが、ようやく夢が叶います。

忘年会シーズンの土晩ということもあり皆さま忙しいかとは思われますが、ぜひお会いできたら反復横跳びして喜びます。




12月8日!



任天堂スイッチ専用ソフト「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」発売日翌日!!



もしかしたら本当に『ポロリありの大乱闘』になるかもしれませんね!!!






師匠のブログでも告知されてるのでそちらもぜひ見てくだしあ!





〜おわり〜



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高島屋の行列に並んで、開店と同時にトイレに駆け込んでみた話【ポケモンカード】

こんにちは。

大人になっても夢は捨てたくないポロロッカです。




そう。僕はかれこれ21年間に渡る人生を歩んできた"大人"であります。

しかし、子どもの頃に思い描いていた"夢"というものは、大人になっても忘れたくないし捨てたくないものです。



かくいう僕も、幼き頃に思い描き、今なお諦めきれないでいる"夢"が たった1つだけあります。



そんな夢を、なんと、

先日の朝、ついに叶えることに成功しました。





というわけで紹介します。



百貨店『高島屋』の開店行列に並んで、開店すると同時にそのままトイレに駆け込んだお話です。




もくじ

ポケカブームに乗っかって

もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今ポケモンカードが空前の大ブームを巻き起こしています。
具体的に言うと、どこの店に行っても売り切れ続出という状況なのです。



そんな中、先日9月7日(金)はポケカの新シリーズの発売日(広瀬すずも言ってるよね、「毎月最初の金曜日はポケカの日」って)。

発売日というだけでも人が群がるのは目に見えてますが、公式ショップなどでは先着限定特典が付きます。となると、開店と同時にお店に向かう集団、いわゆる【開店凸】する人達が現れるのは必至です。



つまり、僕が住む街京都にあるポケモンの公式ショップ ポケモンセンターキョウト(in 京都高島屋)にも開店凸組による行列ができるわけです。




……これは「百貨店で開店行列に並んで、開店直後トイレに駆け込む」という昔からの夢を叶えるには十分すぎる境遇なわけでございます。

というわけで「やろう」と思いました。


入り口を吟味

京都高島屋には、いくつか入り口があります。
開店1時間前に全て訪れ、どこに並ぶか決めることに。

1F正面口

やはり正面口なだけあって1番人が多かったです。

しかし、ポケモンセンターの場所的に少し遠いと思いました。まぁ僕はトイレいくんだけど。


1F裏出口

逆にエスカレーター・エレベーターへの近さで言うとポケモンセンターに最も近いのがこの裏出口(正式名称は知らん)。

「ここが一番の近道だ」と僕のポケカ友達が豪語していたので 当日開店1時間前に様子を見に行ったところ、彼が1番先頭に並んでいました。
開店1時間前にふくらはぎを伸ばすな。


地下1Fアネックス口

ここは穴場も穴場、地下の出口です。

地下なのが功を奏して人も少ないですが、地下なのが仇となり5Fにあるポケモンセンターへは最も遠いです。


あとこれは僕の予想なのですが、

最後尾に並びしこのおばちゃん達は、おそらくポケカとか知ったこっちゃないと思うので ノリで並んでるんだと思いました。日本人のそういうところ、僕は狂おしいほど大好きですよ。


1Fアネックス口

そして僕が今回スタートラインに選んだのが、地上のアネックス口。


正面口は人多すぎるし裏出口はガチ勢で溢れてるので、ちょうどいいここにしました。別に僕は、ポケモンカードを買うわけではなく トイレに行くために並んでいるので、どこから入っても大差ないんですけど。



そして、開店の時……

時計の針は無情に進み、ついに開店の瞬間を告げました。


一斉に進み始める人たち。
今僕が目の当たりにしているのは、紛れも無い
開店凸です。


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「走らないでお進みください」という店員さんの声は虚空に響き渡り、中には走っている人もチラホラ……

しかしほとんどの人は早歩きに留めています。高島屋の元々の民度の高さがなせるワザでしょうか。
ちなみに僕も、しっかりトイレマンシップに則り、走らず一歩一歩大股で進みました。

少し進んだところで、左前方にエスカレーター乗り場が見えてきました。

そこで裏出口から来たグループとちょうど合流するのですが、「裏出口が1番」と豪語していた友達はバチコリ1番最初にエスカレーターを登って行きました。 『ふくらはぎ伸ばし損のくたびれ儲け』にならなかったようで一安心です。



ですが、僕も僕とて気は抜けません。
僕はトイレに駆け込みたいんです。

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エスカレーターを越えるとそこは雪国……ではなくエレベーター乗り場です。

「お母さん! 早く!」と言わんばかりに親の手を引くちびっ子はもはや宙を飛んでいました。
ぼく、金曜日の朝10時だけど学校どうした?




おっと、そんなことに気を取られては行けません。

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エレベーター勢を素通りし、全く人通りがない高級化粧品売り場前を突っ切ります。

化粧品売り場のお姉さん「いらっしゃいませ〜」

僕「お姉さんごめん! う◯こ行くわ!!」


律儀に挨拶してくるお姉さん全員に、律儀にトイレに行きたい旨を伝えました。脳波で。




そうこうしてるうちに、頭上案内でトイレマークがあるところに到着しました。しかし……


出口?! トイレがありません。




僕「(あれ、、トイレは、、?)」


入り口お姉さん「お手洗いですか?」


僕「(脳波読まれた?!)……はい、トイレ……」


入り姉「お手洗い 扉出てあちらです」


僕「(入り姉センキュ〜〜〜〜!!!!!!)ありがとうございます!」



よしよし! 来た来た! 俺の時代!(どんな時代?)



ここか!!!



やっと着いた……



朝イチから開店行列に並びはじめて早1時間……



ようやくう◯こできるッ……!!!





ふぅ。。




結論



百貨店の開店行列に並んでまでする必要はありません。お近くのコンビニに行きましょう。



※開店凸で店内を走るのはマジ危ないのでやめましょう。正直その分早起きして先頭に並んだ方が確実に買えます。

※撮影に協力してくださった京都高島屋様並びにトイレの場所を教えてくれた入り口お姉さん、誠にありがとうございました。


おまけ

開店の瞬間からトイレに駆け込むまでの1分27秒の一部始終をノーカット版でYouTubeに公開しました。


「あと1分27秒でう◯こできる!」って時に見たら、出た瞬間のスッキリ感が80億倍になるのでぜひそんな時にご覧ください。







〜おわり〜



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#はてなブログ

【体験談】大学院入試に受験票を持っていくの忘れた話

こんにちは。

本当にお久しぶりです。ポロロッカです。




Twitterをフォローしてくださってる方ならご存知かと思いますが、


大学院入試が終了しました。




そして合格しました。


ヨッ! ヒューヒュー! にくいねミ◯ビシ!

↑フォローまだの人は今すぐチェケラ↑





てなわけで、数ヶ月に渡る勉強第一優先生活から解放され、ようやく僕にも「夏休み」という緊急イベントが勃発しました。エロいね。(なにが?)

と言いながらも 結局勉強してた時間がバイトの時間に取って代わられただけで、特に夏休みらしい「海!」「山!」「電信柱!」とかいうことはまだしてないです。多分この先もしません。特に3つ目。




というわけでこのままでは、この夏休みもこの記事も 内容の濃さがお母さんの作ってくれたカルピスぐらい薄いまま終わってしまうので、

大学院入試に受験票を持って行くのを忘れた話でもします。




もくじ

物忘れが激しい僕

もともと、僕はよく忘れ物をします。


なので受験票が届いた瞬間、僕は「これは絶対に忘れちゃいけないやつ……」と唱えながら部屋のテレビ画面に立てかけました。その真意は

  • 試験まではテレビを見れなくなり、勉強に集中できる
  • テレビを見ようとするたびに「あ、当日は受験票忘れちゃダメだな」って思い返せる

という目算あってのものだったのですが、


ここで大誤算




ワイ、普段からほぼテレビ見ん。



見るとしても週に1回、金曜ロードショーで好きなのがやってるときぐらいです。結構リモコンにホコリ溜まっちゃってるくらい見ないんです。




さらにそれに加えて、前日の夜、朝に用意するものリストを作成したんですが (じゃあ前日の夜に用意しとけよ という真っ当な意見は受け付けません、真っ当すぎて僕の逃げ場がなくなるので)、

そのリストにそもそも「受験票」を書き忘れるという初歩的致命ミスを犯したことにより"忘却"を極める形となりました。


気づいた瞬間震えが止まらなくなる

受験票を家に忘れたことに気づいたのは試験会場の最寄駅に到着したときでした。

え……受験票テレビに立てかけたまんまやん……

  • 受験票を忘れた事実
  • 普段見ないテレビに立てかけたことへの後悔
  • 来週の金曜ロードショー何だろうという疑問

が一気に僕の頭を襲い、その瞬間全身の震えが止まらなくなりました。

家から試験会場までは片道1時間ほどかかるのですが、最寄駅に到着した時には試験開始45分前。既にチェックメイトかまされてました。


実家の親に電話

ここでいきなり母性本能くすぐるエピソードなんですが、とりあえず自分を落ち着けたくて実家の親へ電話しました。


ワイ「もしもし……(震え声)」


親「どうしたん?」


ワイ「受験票な、家に忘れてもうてん……(震え声)」


親「ファッ?!」


急に淫夢臭くなりましたが実際に交わされた会話です。

その後「とりあえず取りに帰らずに試験会場に向かって、教授の顔見た瞬間スライディング土下座で頼みなさい」という「親から息子に送る人生の助言」ランキング645834位みたいな返答をもらって通話を終了。


そこから搭乗したバス内では、ひたすら自分を落ち着けるために「入試 受験票 忘れた」でGoogle検索をしまくりました。
4ページ目ぐらいから色んな大学の入試要綱のpdfだらけになってきたのでなぜか落ち着けました。拡張子フェチなので。


嘆願タイム

試験会場に着いてから会う友達会う友達に「受験票忘れた」と言うと、もれなく呆れた顔か爆笑か心配をされました。

今となっては「受験票忘れた」の代わりに
「王様のブランチを見た」
と言ったらどんな顔をされてたのか気になりだしたので今度言ってみます。




そんなわけで教授が来たので忘れた旨を伝えると、案外あっさり「あー、了解です」と言われました。


結論

※個人によって差がありますが、基本的には受けさせてもらえるようです。受験票は入場きっぷではなく、あくまで本人確認書類なので!

※上の画像のバックのイラストは「クラウドファンディングのイラスト(女性)」なので関係ないです。





というわけで、入試に受験票を忘れた話でした。



みなさんは受験票を忘れないように気をつけてください。

忘れても家に取りに帰らず堂々と試験会場に向かえば大丈夫です。僕みたいに話のネタができた、ぐらいに捉えましょうね。








〜おわり〜



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【Twitter小説】6月21日に大地震が来る


※この物語はフィクションです。しかし題材として実際に起こった地震とそれにまつわる話題を使っています。

※この物語は恐怖を増幅させる目的ではなく、恐怖を吐露することは恥ずかしいことではないこと、予言の実現云々に関わらず 来るかもしれない大地震に備えることは何にも代え難く大切だということを伝える目的です。もし地震の嫌な思い出を思い出してしまうかもしれない方は閲覧をご遠慮ください。





6月21日に大地震が来る


 2018年6月18日7時58分、最大震度6弱の大地震が近畿地方を襲った。


 震源地は大阪北部で、京都南部に住んでいる僕のアパートもそれなりに揺れた。冷蔵庫や額に入れたMARVELのポスターがみんな揃って10度ほどずつズレたのを見て、「家賃4万円でアパートの4階」という当時は魅力的だった売り文句が不安の煽り文句に見えて仕方がない。

 「地震はTwitter集合の合図」とはよく耳にする言葉だが、実際にはそんな心の余裕はない。頭をぬいぐるみで抑えながら家族と彼女に連絡をして安否を確認し、テレビ(この時ぐらいしか観ないNHK)を付けてひと通りの情報を入手してから、ようやく平常を取り戻す。そしてTwitterに集合する。

『揺れた』
『やば』
『揺れてない?!』
『え』
『結構揺れたやん』
『こわすぎ』

 呟きとは名ばかり、普段は推敲に推敲を重ねられたゴテゴテの文章が乱立するタイムラインが、ここぞとばかりに本来の姿を取り戻す。しかし5回ほど指でスクロールしたぐらいから、

『地球のアラームで起きたンゴけど、スヌーズ機能はいらんゾォ〜』
『俺チャリ下手になったんなぁ思ってたら地震やったんか』
『初期微動継続時間ほぼなかったしここ震源ちゃうん?!』

などといった、いわゆる自己顕示欲を満たすためのネタツイートが現れ始めた。そして一斉に集合したフォロワーの「いいね」をかっさらっていく。

「ふん」

 呑気なもんだ、という嘲笑を込めた鼻息をひとつ大げさに吐き、僕は再度NHKに目をやる。しかし特に目新しい情報もなく、報道フロアのアナウンサーが被っているヘルメットがまん丸ではなくいびつな形をしているのを見るでもなく眺めていた。





 あれから1日、余震が続いた。

 喉を鳴らす猫の背中に乗っている小人が感じる程度の揺れだが、それでも揺れは揺れだ。1日5回ほど、何の前触れもなしに地面が動く。いや、これが前触れなのかもしれない。そう考えて余計怖くなる。

 実家にいる両親は地震への不安もつかの間、もうすっかり可愛い孫(僕の姉が先月産んだ第一子だ)の動画を家族LINEに投稿する。前日の「地震揺れたけどみんな大丈夫?」という僕の発言はモロー反射している赤ん坊の動画に取って代わられた。絵に描いたような平和だ。

 おそらくこんな感じで、世間もあの恐怖を忘れていくのだろうな。しかしそれは嘆くことではない。むしろそうやって強く生きていくことの方が尊い。そう思って僕はLINEをタスクキルし、Twitterを開いた。

 予想とは違う景色が広がっていた。


「有名予言者が2018年6月21日にマグニチュード10.6の大地震が日本で起こると予言」

 どうやら過去の大災害や大事件を的確に予言したという者が、今度は6月21日に日本で起こる大地震を予言したらしい。正しくは過去にしていた予言が今になって注目を浴び始めたといったところだ。

 そのツイートは不安を煽られた者に一気に拡散され、1日前の呟きなのに既に1万RT(リツイート)を超えていた。いわゆるバズってるツイートだ。

 そのツイートへのリプ欄(返信欄)には数百ものリプライが付き、その内容は

『東日本大震災も熊本地震もこのくらいの地震の2日後ぐらいに本震きたやろ? ほんで6月21日ってこないだの地震からちょうど2, 3日後じゃね? こわ』

といった予言を信じて恐れる者の書き込みと、

『断層地震だから関係ないと思うんやが。 地震とか出たのをいいことにさらに不安を煽るようなホラを吹くな(半ギレ)』

といった予言を信じる者を批判する書き込みの2種類に完全二分化されていた。しかし「不安を煽るな」という主張に賛同した者が次第に増えていき、その日の夕方にはTwitterはその2派閥による論争の場として変わり果てていた。



 メディアはいい話題を見つけたと言わんばかりにその論争を取り上げ、たくさんの評論家や有識者が各々のコメントを次々と発表した。

 その中で、普段から敵を多く生む物言いに定評のある評論家Mがインタビューで寄せたコメントが波紋を呼んだ。

『6月21日に(大地震が)来るという予言は予言に過ぎない。しかしその予言者の経歴を見るに、ただの1国民がする予言より遥かに信憑性高いものだ。だから今は論争を繰り広げるのではなく、来るかもしれない大地震に備えて準備をするべきだ』

 このコメント自体は特に問題点のないように見えるが、それを取り上げたとあるメディアの記事、そのタイトルである

「評論家M『6月21日に必ず大地震が起こる! 信じない愚民は全員備えずして死ね!』」

が一人歩きし、評論家Mの株とともに「6月21日に大地震が起こる」派を一気に劣勢に追い込む結果となった。





 日が明けて6月20日。授業を取ってなくて全休の日。そして予言によるとXデー前日がやって来たわけだが、Twitterでは

『明日大地震とかまだ信じてる奴おんの?w』
『作ってた避難バッグ解体したけどこんな大荷物持って逃げようとしてたワイあほすぎ』
『今日から学校再開や〜もうお祭り騒ぎもオワオワリでぇ〜す (笑)』

という声がタイムラインを埋めていた。もうしばらくは余震も起きていないし (起きていたとしても気づかない程度のものだし) 、テレビ画面の左側と下側の地震情報のテロップももう流れていないし、どちらかといえば北上して来た台風6号による大雨洪水警報が話題の目となっていた。

「日本の縮図って感じだな、こりゃ」

 話題の変遷の速さに論点をずらして小馬鹿にするぐらいしか今の僕にできることはなかった。正直、まだ明日大地震が来ることを半分以上信じているし、しかしその不安を吐露できるほどタイムラインは親切なものではなかった。



 ギシギシッ

 揺れたのはその瞬間だった。

 僕は必要以上に怯えぬいぐるみをたぐり寄せたが、しかしそうこうしている間に揺れは収まった。

 テレビの速報がヒルナンデスのクイズコーナーの字幕に重なって表示されたが、どうやら最大震度3、そして僕の住んでるところに至っては表示されなかった。それほど小さな揺れということだ。どうやら考えすぎて大袈裟に感じてしまっていたらしい。

『余震がまた来た。数字以上に大きく感じたし、明日を生き抜く自信がない』

 僕はとにかく気持ちの捌け口を見つけたくて、無意識のうちに特に推敲もせずツイートしていた。まさに「呟き」だった。

 1分も経たないうちに、Twitterアイコンの右上に赤い通知バッヂが付いた。同じクラスのユウスケからのリプだった。

『いやお前ビビりすぎw てか明日の予言もホラやしな、来てもしょぼいやつやろw』

 舌打ちした。そしてユウスケをブロックした。

 何を大袈裟な、と思われるかもしれないが、今の僕の精神状況に彼は毒だった。この行動は20%の苛立ちと80%の自衛によるものだった。何事もなく6月22日を迎えられたらブロックも解除しよう、それまではあまり彼と関わりたくないし、なんなら彼以外の6月21日デマ派の呟きも見たくない。そう思い、僕はタイムラインを遡りながら自分と異なる考えのツイートをしているフォロワーを次々とブロックした。

「自己防衛だ、これは」

 自分に言い聞かせるように呟きながら (この「呟く」は実際に小声でひとり言を言う意味としての呟く) 、僕は指をスクロールさせ目を張り巡らせた。

 大体ブロックし終えた頃、なんだか僕の気持ちはやけにスッキリしていた。テレビではつるの剛士が電子レンジを欲しがっていた。そう、これでいいんだ。



 その数分後、気疲れからか寝てしまった。今日がなんの予定もない日でよかった、と起きてから思ったが、この台風の中出て行かなくてはいけないのはそれはそれで嫌だよな、と口角を上げた。夜には過ぎ去るらしいけど。

 そういえば昼、何も食べていなかったなぁなんて思いながらパスタを茹でた。正しくは専用容器にパスタと水と塩を入れて電子レンジで13分温めたのだが、出来上がったそれは茹で上がったパスタに他ならなかった。電子レンジは偉大だ、つるの剛士が欲しがるのも頷ける。

 早々に明太子パスタを食べ終え、YouTubeを観て時間を溶かした。目も疲れ、何をしようかすこし悩んだ後、避難バッグを作ることにした。

 Tシャツ2枚と薄いジャージの上下とフェイスタオル。さらにスマホのポータブル充電器なども詰め込んで、すぐに持ち出せるように2Lの麦茶の保管場所も確認した。ポータブル充電器への充電は満たされてたっけな。一度取り出して充電器に挿して、そのままベランダに出た。もう雨は止んでいる。



 Xデーの明日、大地震は来るのだろうか。起きてほしくないな。

 まだ見つかっていない星ですら見えていそうな澄み切った星空を見上げて、僕はどうしようもないことを祈った。








〜おわり〜



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【アイデアマン必携】無限のアイデアを出してくれるアプリでハライチになってみた話【Phrase Plus】

こんにちは。

アイデアマンとアイアンマン、どっちかになれるなら進んでアイデアマンと答えるポロロッカです。




突然ですが、みなさんはアイデアが欲しいのになかなか湧いて来ず、困った経験はありませんか?

僕はあります。ここ半年ぐらいは毎日そんな状況です。



周りの人の中には、

毎日無尽蔵にネタが生まれてくる! 俺はネタ雌鶏だ! ポンポンポンポンポンポン!(ネタ雌鶏が卵6個産んだ音)

なんていう止めどないアイデアマンもいるにはいますが、どちらかと言えばアイデアの枯渇に嘆き苦しむ方のほうが多めです。




そんな折、アイデア難民には持ってこいの
究極のアプリ
を見つけてしまいました。




もくじ

神アプリ「Phrase Plus!」

それがこちらのアプリ、
「Phrase Plus!」

PhrasePlus!

PhrasePlus!

Migaru LLC.無料posted withアプリーチ


どういうアプリなのかを簡単に説明すると、
名詞や修飾節を無作為に2つ合わせてフレーズを作ってくれる
というなんとも単純明快・明朗会計なアプリです。



そしてこんな感じで100フレーズずつ表示してくれて、更新ボタンを押せばまた新たに100フレーズ生成してくれます。



収録語は28000語以上あり(随時更新中)、単純に7,8億通りのフレーズを生み出すことが可能です。




これを使ってアイデアのタネをもらい、何をするか色々考えました。


その結果……



ハライチのネタっぽくしてみた

「僕最近はじめて姪っ子ができまして、いろんな曲を聴かせてあげてるんですよ」


「あらいいじゃないですか。何聴かせてあげてるんですか?」


「最近だと、だんご3兄弟」


「あぁいいですねぇ、だんごっだんごっつってねぇ」


「あと、敷地内3人組」


「いいですねぇ敷地内3人組。あれぇちょっと! 今日は敷地内なの?! せっかく3人揃ったんだからどこかお出かけしなさいよ! つってねぇ」


「あと、ファミレス潜望鏡」


「あの、ファミレスを、覗けー!! みたいな。この! 潜望鏡を使ってー!! みたいな」


「あと、寒冷地向けの駅弁」


「寒冷地では? あのーこういった、駅弁が? 人気なんですか? 全部チルド食品ですけどねぇえぇ」


「あと、ファイブスター春菊」


「うーん5つ星なのかな? この春菊5つ星なのかな? ミシュラン御用達なのかな? つって」


「あと、バター醤油バラエティ番組」


「さぁ始まりました、バター醤油バラエティ番組! 本日のゲストは、えー、ふかし芋さんです!!」


「あと、ツナ缶気分」


「あぁ〜〜……やっぱ今はツナ缶の気分なんすよね……この油がね、たまんないんすよね……あぁ〜〜……身体中べちょべちょだよ……つってねぇ」


「あと、脱脂綿ハンティング」


「あの脱脂綿をー!! 捕らえろー!! この、ツナ缶で油まみれになった身体を、綺麗にするんだー!! 脱脂綿ー!!」


「あと、レンジで新卒採用面接」


「面接を?! 新卒採用なのに?! レンジでしちゃうんですか?! 希望に溢れた若い芽なのに?! レンジでしちゃうんですか?! えぇ?! ってねぇえぇ」


「あと、牛乳パック介護」


「おじいちゃん大丈夫ですか〜湯加減熱くないですか〜……え、パックしてる?! お年寄りなのに?! お風呂入りながら顔にパックしてる?! ……よく見たら牛乳パック?! 大丈夫?! ってよく見たらこれ……ミルク風呂?! もう何が何だかってね」


「あと、ハードコア入浴」


「またお風呂はいってんのおじいちゃ……今度はこれ何、ものすごいハードコアだけど?! え、このべちょべちょ具合……ツナ缶気分なの?! おじいちゃん今日は、ツナ缶気分なの?! えぇ?! あぁ、どんどん、シワがなくなっていく……」


「あと、パラサイト漫画家」


「いやもう関係なくなっちゃった! 結構序盤で曲関係なくなっちゃった!」


「「どうも、ありがとうございました」」



……ハライチすげぇ。

この企画を通して分かったこと、それはハライチが凄いということに他なりませんでした。

ネタフリの岩井勇気さんの言葉選びも、それに応える澤部佑さんの瞬発力も、アプリでは到底足元にも及ばないことがひしひしと伝わってきました……精進します。




それはさておき、今回紹介した「Phrase Plus!」、使い方はこれだけじゃないのでぜひ濫用しまくってみてください!

PhrasePlus!

PhrasePlus!

Migaru LLC.無料posted withアプリーチ



僕はこれから、Phrase Plusを開いて出てきた無作為なフレーズを意味もなくツイートしようと思います。



それでは。











〜おわり〜



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やっと届いたZOZOSUITを着て異次元からひょっこりしてみた話

こんにちは。

ベランダに洗濯物干してる時に雨降ってきても「まぁそのまま干しっぱなしにしといていいや」と感じてしまうようになったポロロッカです。





最近はもっぱら

  • 朝 : コーンフレーク
  • 昼 : 納豆ごま油そうめん
  • 夜 : パスタ

という食生活を送っているせいで永続的に「力が出ないよ〜」状態なのですが、

"栄養の偏り"というものは、なんと「力が出ないよ〜」という体調の下落だけではなく感情の起伏の減少も引き起こしているように感じます。



というのもここ数日は白い壁と天井のような感情しか抱いておらず、
「嬉し恥ずかしビタミンC〜!」
などという先人が遺した偉大な名ゼリフを例にあげれば、その3要素のうちどの1つを取っても不足しているという火急の事態に陥っているのです。もちろん冒頭の洗濯物取り込まないエピソードもそれに起因するもの。




これは一大事。

僕の心の中の雨ざらしになっている洗濯物を取り込み、この無地の心と身体に何か"柄"を与えてやる他ありません。




その折、僕に1つの転機が訪れました。






ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)
注文から半年以上の時を経て



ようやく届いたのです。



もくじ

この感情の高ぶりは何だ?!

数日間、感情といった類のものは特に感じず大学院の入試勉強をこなしていた僕にとっては、この感情の高ぶりは明らかに久しぶりに感じた代物でした。




ポストの中に入っていた……

ゾゾスーツ!!



「うぉぉぉ!! どれだけ待ったと思っているんだゾゾスーツよ!!
2017年の11月ぐらいに注文してから半年強、途中で大幅なデザイン変更や発送の遅延などが生じているとネットニュースで知りながらも、僕は君を見捨てず待ち続けていたんだよ!! 逆お待たせ!!」


活字化すると恥ずかしいですがまさしくこんな感情を抱いていました。
一気に「嬉し恥ずかしビタミンC〜!」のうちの2コンボを決めてやったわけです。最強では??



そしてそこからは、水を得た魚、いや乾燥剤を得たアンパンマンのごとく活き活きとした感情でゾゾスーツを開封していきました。




「いつ使うかわからんけど一応この部分の写真撮っとこー!!」



「内容物並べたろー!! てか使用されてる紙、全部分厚いやんけー!! うひょー!!」





そしてひとしきり撮影を終えた僕は、

「よし、じゃあいよいよ、計測しますか……!!」

と言っておもむろにトップスを持ち上げました。



そこが運命の分岐点だとは知らずに、僕はゾゾスーツに腕を通してしまったのです。



み……都こんぶ臭ぇ!!!!

「なんだこのニオイは?!」



そう、頭を服に通そうとした瞬間から僕の顔の周りには あの伝統駄菓子「都こんぶ」特有のにおいが蔓延していたのです。

(出典:都こんぶ)



「べっ別に嫌いじゃないけど!! あまりにも都こんぶ過ぎないか?!?! ぐはぁ!!」

その時、もう僕の頭の中では「都こんぶ……いや、でも食べ物としては酢昆布っていう名前やったっけ……?」という世界一どうでもいい葛藤が繰り広げられ、その結果襟から首を出した時に吸った外気のおかげで、頭の中は"真っ白"になっていました。トンネルを抜けるとそこは雪国であったわけです。



しかし、一旦都こんぶのことは忘れて僕は決死の覚悟で自撮りしてみました。




「…………異次元」

真っ白の脳内にポツンと現れた単語は「異次元」でした。





おぉ、異次元……!!


そうか、このスーツのテーマは「異次元」なのか!!




「異次元」からの……「出現」…………!!!!




よし…………







「異次元から突如出現(ひょっこり)したひょっこりはん」をテーマに動画撮るぞ!!




気づいたら動画撮ってた

この時はアドレナリンどばどばで、なに考えてたのかほとんど覚えてません。体が勝手に動いていました。


そして気づいた時には出力されていた動画がコチラ。






・・・・・・異次元。



何を考えていたんだろう

人の考えていること・はたまた感情というのはよく分からないものです。
押さえつけられていたものから解放された時には、その分感じ方・考え方の起伏が激しくなってしまうのかもしれません。

その最たる例が、今回この動画を撮るという行動(奇行)じゃないかと思っています。考え直すだけでも怖いですね。





みなさんは、朝昼夜の食事はしっかり摂取して、雨が降ったら洗濯物は室内に取り込むようにしましょう。



さもなくば、異次元から突如ひょっこりしてしまうかもしれませんよ……


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〜おわり〜



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