アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

インドがなぜ特別なのかを考え過ぎて、インドデビューの日まで記憶が遡った件

 

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インドに行ったことのある人には、それぞれのインドデビュー日がありますよね。

私は初めてインドに着いた日のことを鮮明に覚えています。

深夜1時を回った頃に、まだ今のような綺麗な空港ではなかったデリーのインディラガンディー空港に着いて、シゲタトラベルのラジェンダさんのところに送迎を頼んでたものの、arrivalの出口を出たら、すごい勢いでギョロッとした目の何十人ものインド人に取り囲まれ、一気に不安になった私。

 

私の名前が書かれた紙を持ったインド人を見つけるまでに何十人もに連れていかれそうになったような。何とかシゲタトラベルの人と落ち合い、そのおじさんと一緒に駐車場に向かおうと外に出ると、「え、夜やんな…?昼なの?」て疑いたくなるくらいにうだる暑さと蚊の大群。送迎車もボロボロ、サイドミラーは割れていて、クーラーも効かず。深夜なのにガンガンにボリウッドソング。クラクション鳴らし鳴らされ。何かが目に見えたり耳に入るたびに、緊張が走り、気分がどんどん沈んでいきました。インドの熱帯夜の闇に呑み込まれていった感じ。思い出す残像も暗黒なイメージです。メインバザールの予約してた宿があるのに、手違いで違う宿に連れていかれるし、ジャーマンベーカリーと書いたあまり美味しそうに見えないパン売り場とビリヤード台のある、怪しいバックパッカーがたむろする共用部屋を、恐々と通り抜けて先に案内された部屋は、今思えば普通に快適な安宿やけど、当時はアルカトラズの独房のような気がしたものです。トイレも噂通りの仕上がり。できるだけトイレはしたくないと思いつつ、喉が渇いて、ビビりながらペットボトルの水を買いに行き、お札しかなかったのに、お釣りはないとか言われ、眠さと疲れで面倒くさくなり、お釣りはもらわないまま水を買い逃げるように部屋に戻りました。

地球の歩き方のあらゆるパターンの、ぼられた事例を読み込み研究してきたのに、早速初めて買う水でぼられた自分に自信喪失…。こんなんで何ヶ月もこの国でやっていけるんやろか…と不安でいっぱいになりました。

そうは言っても、睡魔に襲われ、ギシギシいう天井のファンの強風を受けながら、意外と快適に翌日の昼過ぎまで熟睡できた夜。

初日のこのたった2時間ちょっとの出来事が私の記憶に深く刻まれています。

インドとの出会い、ファーストインパクトです。

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2日目には、早速、水を売ったおっちゃんに「お釣り返せ!」と怒りに行ったり、宿の手違いの件を「何でそうなったの?」と聞きに行ったり、水シャワーも意外と大丈夫と分かったり、1つずつ順応していけました。

3日目の夜には酷い下痢嘔吐デビューで死にかけ

4日目に命からがら辿り着いたジャイプールで、志半ばで倒れ、とあるインド人家族に助けられ看病していただくことになったり。

 

とにかくそういう出会いをしちゃったら仕方ないですね、長い付き合いになるわな。

デビュー日を思い出して綴ると、あの2時間ちょっとで感じたえげつないほどの刺激を受けることって残りの人生でもうないのかなっておセンチになります。いや、まだまだあるはずと思い、それを求めて旅を続けたい!と思う一方で、アラフォーの私が、あれを受け止めるのはもう体力的に厳しいかな…という思いもあり。

とにかく、いつでも思い出してワクワクする心でいたいです。

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