旧ヤム鐵道 【大阪スパイスカレーを代表する有名店系列】 2018カレー28軒31食目
2018.1.17
夜21:30頃に大阪駅に降り立った。新幹線では、"究極のカレー2018関西版(ぴあ)"をチェックしながら、夜遅くまで営業している店を探したのだけど、大阪駅近くのホテルに泊まるのだから大阪駅近くに行こうと思ったら、一番便利なのが旧ヤム鐵道であることに気がついた。
駅ビルLUCUAの地下2階バルチカの中央に発見。実に便利だ。ここなら、大阪からの帰り際に食べに来てもいいかもしれない。
今月のカレーは4種類
A.柚子味噌がけ、ネギ塩牛豚キーマ
B.春菊と白いんげんのピメン豚(トン)キーマ、シャキッとポテトのブラバス和え
C.金柑菜の花サラダと食べる花椒ほんのり薬膳鶏キーマ
D.ジャンさん式!カリフラワーと金時人参の野菜カレー
♫更にルゥポットが別についてきて、これは自分の好みで好きなタイミングにかけたり混ぜたりできる。デフォルトはヤムカレー(出汁カレー)なのだけど、平日限定で変えられる。今日は"あさりとタマリンドの効いた黄色酸っぱいタイカレー"ということなので、これを指定した。
絶対ぜんぶ食べたい!だから、オールがけカレー1425円を注文。
ビールも注文する。
割と早くカレーは出てきた。
いいなぁ。美しいプレートをじっくりと眺める。右から順にカレーはABCDと並び、間に2種類のご飯が盛られている。
A.
この多彩な彩りを一皿に乗せてもらえるなんてなんて幸せなのだろう。
スプーンに乗せても眺める。
A.
柚子味噌がけでピリッと締まった味のキーマが心地よい。たまに弾けるホールスパイスとともに挽肉でも歯ごたえまで楽しませてくれる。
B.
春菊の苦味とピメン豚キーマの甘みと、ポテトの食感はまた違う楽しみがある。
更にルゥポットのタイカレーを順次かけて混ぜて最後にはぜんぶ一緒くたなのだけど、一皿でどれほどの変化を楽しめただろう。センスのよいスパイスカレーは、たった一皿の世界にたくさんの変化する楽しみを提供してくれる。
旧ヤム邸は昨年東京の下北沢にもオープンした。しかし、他の都市から東京に出てきた店はなぜかオリジナルとは異なる東京の味になる印象がある。札幌出身者の東京にあるスープカレーの印象もそうだろう。恐らく、同じように作っても地域環境が変わると素材や味の印象までも変わるのだろう。また、異なる地域の客は他の地域から来たばかりの文化をストレートに受け止めるだけの素地ができていないという側面もある(時として本当に時代が早すぎることもある)。だからメジャーブランドであっても、大阪で旧ヤム系列を訪れる価値は高かった。自分の印象を再確認できるからなのだけど、やっぱり大阪スパイスカレーの一皿のもつ多彩さとパンチは東京ではなかなか体験できない。(もちろん、東京のカレーも美味しくて大好きだ。ただ大阪スパイスカレーというのは、一つの独立した種類が異なるものだと言っているつもり。)
いや、しかしまぁ
美味かった美味かった!
めでたしめでたし