この度の当方地域の水害による皆様からの暖かく多大な支援を賜りましたこと、まず感謝申し上げます。
そのダンボールの一つ一つに、また開封をしたときの喜びに何度励まされ、何度勇気をいただいたか計り知れません。
阪神大震災や東北大震災などの経験を踏まえ、皆様の心の垣根のない支援に本当に感謝申し上げるしかございません。
ありがとうございます。
当店は何とか運よく被害を免れましたが、住まう住宅は最も被害の大きい地域にありまして、同じように被災をしました。だけどもお店が無事だっただけでも他の人より優位にあることを鑑み、被災者支援を自分たち自身でやらなければ!!と思い、今日まで物資の収集・配布を行ってきました。
町の様子でいうと、飲料にはできないまでも水道がよみがえりつつあり、電気などのライフラインが回復しつつあり、ここから今度「復旧」という作業に移っていくこととなります。
大水害より何日かたち、ゴミの排出がほぼ終わり、ここから家屋などの復元作業に入るひとつの区切りに立ち、人々は少し気持ちが緩み、嫌な緊張は解けたものの、目先にある汚れた我が家、何もない我が家を見て、逆に真実を受け止めざるを得ない状況にあり、未来へ向かう足もすこし重くなっている方も多くいらっしゃいます。
これからもまだまだ様々な物資が必要となってきます。
またそれらもこれまでと同じくして自分たちで調達することは難しく、結局は皆様に支援いただくほかない現実に、情けなくも感じるところでございます。
現在まで当店が集めた皆様からの支援物資は半数は被災者様へお渡しできています。が、衣類を中心としたものは半数以上残存している状況です。今日からもまた、必要な方へ呼びかけをし、一つでも多くの物資を本当に必要としている方へお配りしていきます。
ですが、当店では今日をもって、支援物資の収集は停止とさせていただき、現在あるもの・現在配送中で未着分のものだけでなんとかやりくりしていこうと思います。
その理由は、「支援物資は余らせるわけにはいかないもの」だからです。こんな状況です。何が必要で何は別にいらないものか、家庭それぞれ、人それぞれで違い、それが都合よく支援品としていただけるとは限らない事は理解しております。余ってもいい。送った10個のもののうち2つだけしか必要なものがなかったとしてもいい。。。。受け取って欲しい!!そういうお声も頂いております。
本当にありがたいと思います。
当方の考えはこの被災状況にあって、すこし堅く厳しい範囲にあるかもしれません。でも今日まで被災者支援活動を行ってきた中でやはりあってはならない「緩さ・傲慢」も被災者の中に見え隠れし、今はそれも仕方ないと見てみぬフリをしつつ頑張ってきましたが、それも限度があります。
それより、応援いただいた皆様からの「心」が踏みにじられているという気持ちでなんとも言えないキモチになります。それがとても苦しいのです。
なので、まだまだ物資は必要とは思いますが、ココから先は、行政・団体にお任せするとして、当店での独自活動は終わりにしたいと思います。
ご支援いただきました沢山の方、見ず知らずの私たちのために大切な物資を、大切なお金を、大切な気持ちを、本当にありがとうございました。
きっと、町一丸となって立ち直り、何かいつか、お返しができるように頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました!
追伸。
毎日暑いです。これからどんどん暑くなります。本当に油断せず暑さ対策、水分補給、活動時間の調整などご留意くださいませ。
AN Myhouse
店舗代表 工房ONSET 竹内 夏樹
店舗店長 竹内アキ