保育園、4歳児クラス、5歳児クラスおはなし会。

 

進級と 卒園を控え 少し思い入れの強いプログラムになってしまいました。

仲間と試行錯誤し、

ちいさいひとの 成長と審美眼に愕き励まされ

信じられない 数々の経験をさせてもらい感謝で一杯のワタシ。

 

4歳児クラスでは

センダックの『まどのそとのそのまたむこう』、

ワタシの 私物の本に しっかりと手をかけて

 

「おねがい!これ、お教室に持って帰りたいの。

 ねえ、おねがい!」

 

大人には難解な本なのに 何故こんなに子どもの心を捉えるのだろう。

少女の 葛藤と自立を 美しい絵で暗喩的にえがいた作品、などと

陳腐な解説をつけようものなら この子たちに 何もわかってないわね!と

叱られてしまいそうです・・・。

 

 

 

5歳児クラスとは いよいよ、お別れ。

ここまで、理解力が育ったのだからと、思い切って

『ギルガメシュ王ものがたり』を読むことに。

食い入るように 眺め 時に息をつめ 壮大な

神と人間の戦いの物語を味わいつくす。

 

 

おしまいに、何度も何度も読んだ、

『かいじゅうたちのいるところ』を取り出して

みなさんにはじめて わたしたちが読んだ本だよ、というと、

 

「だいすきよ。」「ぼくも。「わたしも。」

 

 

 

 

全て読み終わり、じゃあね、小学校も 大冒険してね!というと、

 

「本当に、もう来ないの?」

 

うん。たのしかったね。また、どこかでおはなしの会で、あえるかもしれない。

 

「あたし、また逢いたい。きっと、あえる。」

 

 

 

って、

 

 

ドラマかーーーーい!

 

 

 

目から 塩水。

(´;ω;`)ブワッ

 

 

 

 

ちゃんちゃん。

 

 

 

あまり参考にはならないかも。

聞き慣れたひとたちには こんなプログラムはいかがでしょう?という例です。

 

《4歳児クラス》

 

導入

わらべ歌 ずくぼんじょ

語り    ミアッカどん イギリスとアイルランドの昔話より

絵本    ピーターラビットのおはなし ビアトリクス・ポター

       まどのそとのそのまたむこう モーリス・センダック

 

《5歳児クラス》

導入

わらべ歌 ずくぼんじょ

語り    ぼたもち蛙 日本昔話百選より

絵本     ギルガメシュ王ものがたり ルドミラ・ゼーマン

       かいじゅうたちのいるところ モーリス・センダック