動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

7月に入りました。7月に気を付けたいペットの健康対策とは!?

今年も早いもので、7月に入りました。7月と言えば、夏本番ですよね!!温暖化が徐々に進む中、ペットにはどのようなケアが必要なのでしょうか。

まだまだ寒暖差にご注意!

九州や沖縄などでは、すでに梅雨明けが発表されていますが、7月上旬はまだ梅雨が明けない地方が多いですね。

梅雨の時期は、温度がさほど高くなくても湿度が高いため、熱中症のリスクは高まります。そして、日中は暑く、朝晩は涼しいといった寒暖差の差が激しいことも特徴です。

この時期は、無理をせずドライなどの空調管理をして、暑さや寒さの対策をしましょう。

1歳未満の子は要注意!!

初めての夏を迎える子は、特に注意が必要です。

暑さに対する対処法や、免疫力がついていないため、大人よりも空調管理には気を配る必要があります。大人であれば、多少暑さや寒さに慣れさせるために、過保護すぎるのもいけないのですが、初めての夏を迎える子には、空調設定をしっかりする必要があります。

それでも、わんこであれば朝や夕方は積極的に散歩に連れていき、どんどん免疫力と、夏は暑いものだという心構えや、暑さ対策を学ばせる必要もあります。

にゃんこであっても、多少は暑いという感覚を身に付けさせ、暑かったらどのような場所に避難すればよいかあや、暑さに対抗できる強い体作りをさせてあげましょう。

留守番をさせる際は、エアコンをかけておく!

夏場の室内は、むしむしして非常に暑く、熱中症にかかりがちです。脱走防止のためにも、戸締りはしっかりしておきたいことからエアコンの稼働は必須でしょう。

わんこもにゃんこも、人間よりも体温が高いため、設定温度は26度から28度ほどで大丈夫です。冷えすぎてしまう場合も考え、毛布などを置いておくと安心です。

日本の夏は湿気も天敵!!

先ほども述べた通り、日本の夏は湿度も高いことが特徴です。そのため、暑さだけでなく、気温が30度未満であっても、熱中症にかかりがちです。とくに、子犬や子ネコ、老犬、老描などは注意が必要です。

気温がそれほど高くなくても除湿をし、常に水が飲めるよう、水入れは数個置いておくと、こぼしてしまった際にも安心です。

わんこの散歩に注意!

犬の散歩は、朝、夕方の涼しい時間帯を選びましょう。もし、飼い主さんが暑さに平気だったとしても、わんこはそうはいきません。人間よりも体高の低いわんこは、アスファルトからの照り返しを間近で受けてしまいます。そのため、体感気温は人間よりも高く、熱中症のリスクが高いのです。

さらに、大切な肉球が火傷してしまう危険性もあるため、日中、日差しが強い時間帯の散歩は極力控えるようにしましょう。