あなたにもしもが起こったら、残されたペットは誰がお世話をする?
今や空前のペットブーム。犬、猫、うさぎ、インコなどなど、様々なペットを飼っている方が増えています。
ところで、もしあなたに何かあったときに、残されたペットのことを考えたことはありますか?
突然の病気、入院、ケガ・・・。人生、何があるかわかりません。
私は健康だけが取りえだから。
そのような方でも、絶対に健康でいられるという保証はありませんよね。ペットは、10年以上の付き合いになることが多いのですので、その時健康であっても10年後はどうなっているか、わからないでしょう。
このような話をするのも、先日ちょっとドキッとしたことがありました。とある病気の疑いがありました。その病気だった場合、長期入院は必須、手術もしますし、もしかしたらなんてこともありました。
病気のことも心配でしたが私が入院したら、残されたペットをどうするかということが一番不安でした。私の場合は、結果その病気ではなく、簡単なものであったため、ほっとしたのですが、検査結果がでるまではひやひやしました。
私は実家で暮らしているため、家族がいます。私が心がけていることは、
家族にペットの話をすること
です。なんとなくの会話の中で、フードの与え方や、遊ばせ方、毎日どのような世話をしているのかを話します。そうすることで、もしも私に何かあったとき、その子のことを託しやすくなります。
託された方のことを考える
これは非常に重要だと思います。自分が入院などで家を空けたとき、世話をしてくれる方が、どれだけやりやすいか、ということを考えなくてはいけません。
私は、見える場所に簡易なメモを貼っています。そこには、優先順位と最低限してほしいことを書いています。例えば、コザクラインコの小春であれば、
- 2017年2月生まれである
- 餌のメーカー名、毎日与える量、回数(与える時間)
- 水の与え方(1日1回~2回交換して欲しい)
- 放鳥は午前と午後で、19時には就寝させる
- 注意事項として、ご飯をあまり食べないので、体重が50gを切らないように注意。50gをきったら、エサを高カロリーのものに変更する
- 新聞紙(糞受け)はできるだけ毎日変えてほしい
といったことを書きました。これがわんこであれば、散歩の時間や散歩コース、リードの場所、散歩時の癖などを書いておくと良いと思います。
疾患がある場合には、かかっている動物病院名、場所や診察券の保管場所、薬の与え方や保管場所などを書いておきましょう。
日頃から世話をする人を決めておく
事前に、家族でも友人でも構わないので、もしもの時に世話をしてくれる方を決めておくと良いでしょう。もちろん、その方にはきちんと了承を得てください。
犬なら犬を飼っている友人、知人であれば、飼い方の基礎が分かっているので安心です。そして、自分ももし周りでもしものときに世話を必要とする方がいるのであれば、事前に情報を得て置くことが必要です。
本当に、いつ何時、なにか起こるか誰も予想がつきません。私たち飼い主は、どんな環境であっても、ペットにとって最善の努力をすることが義務でしょう。ですから、一番幸せなのは、自分よりもペットが先に寿命を全うしてくれるとも言えます。ペットロスなども問題になっていますが、ペットが残されたほうが、辛いと私は考えています。
つまり、飼い主さんは普段からきっちり自分の健康管理には気を配ることが、ペットのためでもあります。
健康診断などは積極的に受け、体調に異常があれば、我慢をせずに医療機関を受診するなど、最善の方法をとって頂きたいと思います。