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プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光

2018-03-11 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
上野の国立西洋美術館へ、「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」をみにいきました。



今回はとに〜さん主催のアートツアーで参加。
美術にとても詳しい方も、ミッチーファンの方もいました。

今回の企画展に展示されているベラスケスの作品は、プラド美術館所蔵の中でもかなり重要な作品ばかりらしく、しかも7点もくるというのがすごいことらしい。
ベラスケス好きな人には、またとない機会ですね〜

展示中盤、【宮廷】というテーマの展示室が印象的。
大きい作品がたくさん並んでいて、外国の美術館みたいです。
では印象に残った作品を。
『フアナ・デ・アウストリア』アントニス・モル 1560年
黒いドレスに、白いレースの襟の細かい描写がきれいな作品。
かっこいいなぁ

『ジェノヴァ救援』アントニオ・デ・ペレーダ 1634年
すごく大きな作品で見応えがあります。
今回の企画展でこれが一番面白かった…(ベラスケスじゃないという!)
手前9人の動き、表情、着衣の描写がすごい。
報道写真みたいな決定的瞬間を、こんな大きなサイズで描けるんだなぁ。

アントニオ・デ・ペレーダ、展示序盤の『聖ヒエロニムス』でもちょっと気になりました。
今回展示されてる画家の中では、描き方の感じが好き。
でも『聖ヒエロニムス』は、上半身裸のじいさんがアホ顔でラッパの音聴いてる絵なんだよねぇ…
キャプションを読むと、エピソードに基づいた描写であり、鑑賞者に向けた寓意がある作品らしいです。アホ顔とか思ってごめんなさい。

『視覚と嗅覚』ヤン・ブリューゲル、ヘンドリク・ファン・バーレン、ヘラルト・セーヘルスら 1620年頃
正気じゃないほどの絵画が絵画の中に描き込まれています。
花の描写が素晴らしいのは、さすがブリューゲルさん。室内に色とりどりの花と人物と絵画が差し込む光に照らされて浮かび上がり、華やかな作品です。


このあと常設展でテンションupしたのですが、久々の西美の常設展で長くなりそうなので、それはまた次の投稿に!


プラド美術館展@国立西洋美術館 〜2018/5/27 1,600YEN

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