引き渡しの直前に、窓枠について、日本サッシ協会及びメーカーの基準に基づいて一通りチェックしてみました。
結果、一箇所だけ「対角寸法の差3mm以下」という基準に引っかかる疑いがありました。

コンベックスで簡易に計測しただけなので正確なところはわかりません。私は現場監督に確認するように指示しました。

数日して、現場監督からの報告がありました。
窓枠を外して計測したが問題ありませんでしたとのこと。

私は基準を示し、確認して下さいと言っただけなのですが、計測せずにいきなり壊してしまったようなのです。

一度作ったものを確認もしないで何故そんなに簡単に壊せるのか?私には全く理解できません。
やり直しをさせられる職人の気持ちが分からないのでしょうか?

全く無駄な手直し、というだけではありません。
プラスターボード、下地も傷みますし、クロスも張直しとなり、余計な目地も増えます。
品質管理の為に品質を低下させているのです。

現場監督に確認すると「壊さなければ対角長が測れなかった。」という説明をしました。
それでは、品質管理をするためには全部壊すというのでしょうか?そんなはずありません。

現場監督は品質管理を自分の仕事だと思っていないので測り方も知らないし、調べようともしません。大工に丸投げしたのでしょう。

大工もまた、品質管理を自分の仕事とは思っていません。現場監督なり工事監理の仕事と考えるのが当然です。だからやり直しを指示されたと受け止めたのでしょう。

ハートランドは、品質管理も大工の仕事という考え方ですが、自分で作ったものを自分で検査するなんて企業として考えられない体制だと思います。

ハートランドの家づくりでは、だれも品質管理をしていないということを象徴する出来事だと思います。


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