前回の記事で、ベントキャップの位置から火災予防条例違反を確認できることを書きました。
判定方法についてはこちらをご覧ください。
 
さて、ユニバーサルホーム・ハートランドの建築実例については、見学会に参加したり、建築途中にたまたま見かけたりして、何軒か心当たりがあります。
 
今回はその内の3軒について検証してみます。
 
まずはA様邸(イニシャルはデタラメです。)
丸型のフードが、キッチンの排気ベントキャップです。
位置関係が分かりやすいように、ALCパネルの目地に赤線を入れてみました。
下から5枚目のALCパネルの下の方にあるので、梁からの離隔は問題ありませんが、柱からの離隔が不足しているようです。
 
続いてB様邸
 
縦はパネルの中程より少し下ですが、横は柱からの離隔が足りません。
 
最後に、C様邸
 
左の柱からの離隔は十分取れていそうですが、右の窓の隣にも柱があり、柱と柱の真ん中には間柱があってダクトがモロに接触していそうです。窓が大きめなので、梁成(梁の高さ)もそれなりにあるはずです。梁との離隔もとれていないでしょう。
 
結論としては、3軒ともアウトの可能性が非常に高いということになります。ハートランドは火災予防条例違反が標準だということが裏付けられる検証結果となりました。
(前にも書きましたが、ハートランドが別途不燃材料による有効な被覆等の対策を施している可能性はゼロです。)
 
ハートランド施主の皆様へ
 
ハートランドは未だ火災予防条例違反を認めていません。
 
このまま放っておけば、違法な施工が放置され、今後もどんどん増え続けていきます。
 
構造伏図、プレカット図等で、自分の家が火災予防条例に違反していないか確認しましょう。図面が手元に無ければ、ハートランドから取り寄せましょう。
 
違反が確認された場合は管轄の消防本部に通報し、指導を要請しましょう。
 
ハートランドに法令軽視の姿勢を改めさせましょう!
 

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