鉛色の空は湿った空気を含んで重く
激しい雨は木々に降り注ぎ
その緑色を鮮やかに浮かび上がらせる
はっきりしない未来と
遅々として進まぬ目標を目の前に
溜め息を落とす わたしがいる
いつも五年後の自分を見つめて歩いてきた
五年前のわたしから見て現在のわたしは
欲しいものを手に入れて
もう少し生き生きしているはずだった
欲しいものは努力して手に入れたのに
満足できない わたしがいる
雨を受けて緑が息を吹き返すように
わたしも この状況を払拭したい
本当の強さと優しさの質を知ることができた今だから
きっと変われる
ゆっくりだけど きっと変われる
たくさん迷いながら 躓きながら 泣きながら
立ってみよう 歩いてみよう