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突然ではありますが、最近ネットでオリジナルスマホケースの販売を始めました。

放送作家ってそんなこともするの？？と思われる方はいらっしゃると思いますが、

そう思われる通り、普通はこんなことしません。

理由はとても簡単です。

前からやってみたかったから。

そもそもの発端は、9年前に父を亡くしたことでした。

その後、母が頑張って色々と片付けてくれました。その際に出てきたのが父の干物レシピ。

レシピといっても、干す前に干物をつけておく汁の塩分濃度と漬け時間だけが

書かれたメモです。

当時は「このまま捨てるのも何なんだし」と軽い気持ちで、エクセルにデータ化しておきました。

ただ何となく、頭の片隅には、このデータの事がありました。

僕は東京でこんな仕事をしているし、弟は弟でこれまた東京でSEやらアプリ作家やら

ウェブライターなどをやっているので、実家を継ぐ人間はいません。

残念ながら父は商才はなかったようですが、干物を作る技術は高かったと思います。

いまでも時々、父が作った干物やみりん干しが食べたくなります。

最初はこれをTシャツにしようかと思いました。

知り合いの知り合いに、オリジナルTシャツを作る方がいたので、紹介して頂きましたが、

「デザインの持ち込みは受け付けていない」とのことでした。

その際に、簡単にオリジナルTシャツを自作できるサイトも教えて頂き、いくつかページを

見てみたのですが、あんまりピンとこず…

そんな折、ふと思いついたのが『スマホケース』でした。

こちらは色々と調べていくうちに、ワクワクしたというか、ピンときました。

で、これまたどこかで使えないかと思っていた、実家の屋号と組み合わせて

スマホケースを作ろうと思い立ちました。

この見たことがない文字、山の下に漢数字で十一、これで「やまじゅういち」と

読みます。意味はよく分かりません。

以前に所属していた事務所の方に、ラフデザインと実家で使っていたオリジナルの

ビニール袋をお渡しし、デザインを作って頂きました。

そんなこんなで、オリジナルスマホケースが完成しました。

2017年3月30日現在まで、1個も売れていませんが、ネットの世界に自分のお店がある

というだけで、ちょっとワクワクします。

次回は、新潟旅行になるかもしれません。

新潟に落語を聞きに行ってきます。

最後にもペタリ。
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