俺とデータイーストと悪球好み 前編
忙しいけどブログが書きたいので更新しようと思う。
前に書いたエントリー、『俺とヘラクレスの栄光と攻める会社データイースト』で出てきたゲームソフトウェア会社、データイーストについて今日は書きたい。
更に付け加えると長文になったため、二回に分けています。
ちなみに今は既に存在していうない会社で、今時のキッズ達にデータイーストっていう会社があってね、なんて話してもきょとん顔どころか興味すら持ってもらえない。
この会社は、デコ(DECO、Data East COrporationの略)と呼ばれ、後に「デコゲー」と呼される奇妙で奇天烈でどこか狂気に満ちた、独特な世界観を持つ個性的な作品を数多く輩出した。
1985年に私は両親へ幾度のオファーを出し、お手伝いに勤しみ、ロボダッチのプラモ達を諦め、ガンプラを諦めなど苦難を乗り越えて、発売から二年経ったファミリーコンピューターを買ってもらった。
それまでは青空ゲーセンや、駄菓子屋においてあるゲーム等をよく遊んでいた私にとって、家に帰ればずーっとゲームができるファミリコンピューターと言うおもちゃはおもちゃの域を超えるおもちゃだった。
ファミコンを買って貰った奴の家にジプシーの様に遊びまわっていた事もあってか購入してからは、持ってる奴同士の交流が深まっていった。
彼らは先に持っていたのでソフト本数も多く、カセットの裏に小学校のクラスと名前を買いて頻繁に貸し借りを行いながら様々なゲームに触れた。
ついでにいうと、じゃあファミコンしたくて引きこもったかというと、そうでもなく結、構外で走り回っていたしやれスケボーだ、やれドッヂボールだと当時の子供は公園での制約も少なく家に居っぱなしなんて事は無かった気がする。
話をファミコンに戻そう、最初に買ってもらったソフトはマリオブラザーズ、スーパーマリオブラザーズとマリオ一色。
2ヶ月に一回は新作ソフトを買ってもらえてたと思うがこの頃のソフト価格はなかなかの高額おもちゃでひっそりと子供の頃の思い出としてこの頻度でカセットを買ってくれた両親には感謝してる。
そしてお互い購入月をずらしてカセットを交換しあっていたY川君(1年から6年までずっと一緒でかつ彼は金持ちのお子さんで毎月2本買ってもらってた)と親友だったこともあってか遊ぶソフトに困る事は無かった。
そしてY川くんと僕のゲームの好みはそっくりで当時クラスでは全く話題に上がらないソフトをお互い攻略ノートを作って楽しんでいた。
そんな私とY川君が、カセットを作ってる『会社』を初めて意識したのがデーターイースト社である、1986年10月にデータイーストよりファミリーコンピュータ用として発売されたアクションカーレースゲーム『バギーホッパー』、このレースゲームが二人のハートを鷲掴みした。
レースゲームながらストーリーがある、愛車「バギー・ポッパー」でドライブ中、悪漢「ブラック軍団」に襲われ、彼女が連れ去られてしまった。
「ダレカタスケテ」彼女の声が遠のく中、猛然とアクセルを踏みブラック軍団を追走するのであった。
おのれブラック軍団!とまではならなかったが当時全クリができるのかどうかが二人にとって最大の課題となった。
カセットの明るい雰囲気とストーリーとの乖離が半端無いが、バギーでドライブデート中に同乗している彼女がさらわれてしまうのだ。
本当にありがたいことに動画があるので貼っておく、本当にいい時代になった。
ブラック軍団の妨害車や道路を通行する障害車、パトカーや救急車などを避けたりクラッシュさせつつゴールを目指す。
クラッシュさせつつゴールを目指す。
クラッシュさせる方法として
①ジャンプで踏み潰す
②体当たりでコース外に衝突させる。
上記2点でクラッシュさせる事が可能、可能って言われても・・・
但し、道路が分断されている個所があり(事前に警告が発せられる)ジャンプで飛び越えていく必要がある。
この時、パワーエネルギーが0だったり、150km/h以下ではジャンプできなくなる
※エネルギーはコース上に点在するパワー缶ENE UPで補給可能。
あえてバギーホッパーを紹介したが、デコのゲームではいい意味でもっともデコ感の少ないソフトを紹介しているがこのゲームが難しかった。
ジャンプの使いドコロを考えないと基本的に詰みやすく、ゲーム終盤になればなるほどコース設計がシビアになり、エネルギー缶がそこにあってもとれねーよ的な配置がどんどんふえていくのである。
そしてこのバギーホッパーで重要になるジャンプは150km以上速度が出ていなければジャンプができないというのもポイントと踏み潰すのに失敗すると自分が弾き飛ばされる可能性があり意外と狙っと通りに踏み潰せない。
ステージ構成は、SEASIDE(海岸:シーン1,6,11,16)、CITY(都市:シーン2,5,10,13)、COUNTRY(田園:シーン3,8,12,14)、MOUNTAINS(山岳:シーン4,7,9,15)の4種類・全16コース。
見て分かる通り繰り返しになり、9面あたりからは猛烈に集中力が切れる。
ましてや子供故に猛烈に集中力が持続できないのだ。
道中で、ガソリンスタンドが出現したりするが、後述するこのガソスタの特徴がいかにもデコらしい。
ガゾリンスタンドへの入り方は、自車のパワーが10以下になると道中に突如出現する。
予告などは一切ない、触ればピットインが可能。
入っている間に、Aボタンを連打することでパワーが1ずつ回復し、時間の限りいくらでも増やすことができる。
但しこのピットインが難しくとてもじゃないが当時は狙って入れたことは無かった。
理由は、大きさが非常に小さい、さらに入るためには160km/h以上で突入する必要がありさらに書かせてもらうとこの貴重なガソリンスタンドは何故かコース外に登場したりする。
最後に書いた要素は今のゲーマーならAmazonレビューを炎上させること間違い無し。
そしてコンティニューについて触れておく、通常プレイする段階では無いといえるレベルだ。
やり方を紹介すると、ゲームオーバー表示中にIコントローラーのセレクトボタンを押しながら、IIコンのA・Bボタンを押し、そのままの状態でIコンのスタートボタンを2回押す。
あれ?一人で入力するにはちょっとむずかしくね?
デコよ、ちょっとまってくれ一人プレイ前提のこのバギーホッパーで二人で入力しないと高何度なコマンドがコンティニュー方法というのはやはり狂気に満ちている。
ほらぁ、バギーホッパーと私とY川君の話で終わったじゃないか!
とにかくデータイーストの狂気の片鱗には触れて頂けたかと思っている。
明日は後編を書きます。(すいません
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