職業訓練校に通ってた自身の体験を元に出来た作品。
わたしも10年以上前に通ってて、同じような感じで生きてました。特にソレ(訓練校で学ぶこと)がやりたいとかぢゃなく、惰性で、でも、もしかしたら、なんか変われるかもしれないって淡い期待もしつつ。
この作家、この三部作を見る限り、底辺の人間をずっと描いてて、なんでそこにスポットを当て、そこを描いていたんだろう?と思う。
わたしも、どちらかというと、この中に出てくるような人間に分類される方だと思うし、しかも北海道出身だし、理解できるというか…
田舎のもつ閉塞感とか人間関係とか、田舎の嫌なところがこれでもかってぐらいクローズアップされて、なんでこんな暗部ばっか描くんだよ、と目を背けたくなるし、でもしっかり見届けないと次へは進めない気がして、きっちり見届けました。
自分自身を見つめ直す作品として、人生に疲れた、生きる意味を見失っている、人生を諦めかけて、もがいている大人たちに是非、観てもらいたい作品。
虚無感に押しつぶされそうになりながら、もがいている大人たちの青臭い青春映画。
人生の箸休めみたいな作品。
東陽一監督が懐かしく、そして池松壮亮ってのに惹かれレンタル。
世のお母さんは、お母さんであると同時に、お母さんである前に、女なのだ、ってこと。
蔑ろにしてちゃダメだ。
仕事に浮気?に忙しい夫、学校生活に忙しい娘。念願のマイホームを手に入れたが、誰も自分のことを見ていない、心は渇いている。
そんな渇いた心の隙間に入り込んできたのが若い優しそうな美容師。
美容師は新しい顧客になりそうだし、仕事だし、社交辞令で、いつものように客にお礼のメールをする。
と、その何気ない営業メールが、主人公の心に引っかかり、その営業メールに何度か返信しあい、返信がなくなると美容院の予約を入れ、何気ない会話から美容師の家の突き止め、家のドアノブに苺をかけてきたり、いきなり家に押しかけてたり、美容師の彼女のショップで絶対、着そうにもないロリ服買っちゃったり、そしてそれを…
多分、自分でもなにをしたいのか分かるず、やっちゃってるんだろうが…、はたからみたら明らかに異常。
行動はどんどんエスカレートしていく…
が、常軌は逸しない。
ギリギリの危ういアラフィフの女って、こんなもん?いや、違うよ。暇なのだ。幾つになっても構って欲しいのだ。誰でもいいのだ。だってその証拠に、次のターゲットを…
ひゃー、怖いですね〜
だから世の男性諸君、女性を蔑ろにしては、ダメですよ!!!
これは、この女性だけではなく、誰にでも起こるうることなのだろうな。てか、寂しい男も一緒だよね。気をつけねば…
ミリオンダラーホテル
U2のボノの原案をヴィム・ベンダース監督が膨らませたファンタジー。
世捨人みたいや人たちが住まうミリオンダラーホテルで殺人事件が起きた。てか自殺。
それがきっかけで平穏だったホテルが不穏な雰囲気に…
犯人探しのサスペンスと、犯人に仕立てられそうになった知的障害と男性と、ちょっと精神不安定な女性の純愛物語が並行して進み…
最後…
この最後のシーンを撮りたかったための長い序章なのではないかと思うぐらいラストが印象的。
ロマンチックな監督ならではのロマンチックな作品です。
ジェレミー・デイヴィスを見てると、たまのボーカルを思い出すのはわたしだけか…?てか、今見てもかっこいいですよ。
前作から2年ー
前作(ネイバーズ)が面白かったし、なんと今回はクロエ・グレース・モレッツも参戦!ときては観ないわけにはいきませぬ。と言うことでレンタル。
うむ…
かなりお下品です。
ハチャメチャですが、パワーアップはしていませんし、なんでしょ?笑えない。男だったら笑えることも、女だから笑えない?てか女の嫌な部分ばかりが目立っちゃいます。これって差別ですかね?いや、区別?
女性は女性らしくとか言うつもりは毛頭ないですが、なんでしょうね、男なら笑えることが、女だったら笑えない、逆に引く…?
内容的には、前作は引っ越した先での隣家トラブルで、本作は、その家を売ろうとしたら、またまた隣家トラブルに巻き込まれる夫婦と、その隣人たちの生き残りを賭けた一世一代のバトル。(そんな大袈裟か?)
大人になりきれない大人たちVS自立したい女たち
勝つのはどちらだ?
てか、もう作らないでね。
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