coco独占試写会にて。
試写会後、トークライブ。
作品にちなんでカバちゃん?って言ってたら、当たらずしも遠からず、ブルボンヌさんという女装家の方でした。面白い話が聞けて満足。
観終わった後、やっぱり『ラ・ラ・ランド』だったんぢゃないの?と思ったのはわたしだけ?
これは、試写会の後のトークセッションでもブルボンヌさんが分かりやすい派手な演出を求めているいる人は観なくていいみたいな…、こと言ってたので、見透かされた感があり、ちょっと恥ずかしくなりました。
確かに分かりづらいです。地味だし。行間を読む作品。
2回観て、シミジミ浸るみたいなこと言ってましたし…
確かに一度観ぢゃ、良さがよく分からないかも?
わたしは変な先入観を持たずに観たいために、予備知識を入れずに観ます。だから今回も予告編で観ただけの知識で鑑賞。なんとなく黒人のはなしなの?程度。
オープニング、スパイク・リーを彷彿?でも全然違うし…
主人公の幼少期、青年期、現代の3パートの視点で描かれていて、トークセッションでも言ってましたが、時代設定が曖昧で、はっきりとはしないんです。コレ、わたしも思ってました…。それはそこに焦点を当てたわけではなく、いつの時代の話だってのはこの作品には関係ないから。で、それぞれのパートごとにいいシーンが多く、一瞬たりとも見逃せません。わたしは1→2→3か、2→1→3。でもいきなり3パートになった途端、違くない?って違和感はあった。あ、コレ、主人公の成長の変遷で役者が違うのですが、その順番です。3になったらいきなり凄くなってて、でもトークセッションで、それは主人公の…って言ってて、なるほどな、と。
いろんなマイノリティーのはなしなんです。LHBTがテーマみたいな括りになってますが、そうぢゃなく、黒人、貧困、麻薬、低学歴、移民…、全てのマイノリティーな…
で、主人公は、なんでそーなったのか?と言うと、生まれ持ったモノもあるのですが、その全部なんですよね。
それは劇場で確認してください。
その全部を抱える黒人社会への、トランプ政権への抗議の意味合いのある本作がアカデミー賞を取ったのは、タイミングというか、なんとなくエポックメイキング的な作品で今後、語り継がれるのだうな…
トークセッションでも、古くは『蜘蛛女のキス』から始まり、マイノリティー作品がアカデミー賞をとるのは…、と言ってましたが、兎に角、めでたいことには違いない。おめでとうございます🎊
てか、マイノリティ云々以前に、ものすごくピュアな純愛作品なのだ。キュンキュン。だって…ブルボンヌさんは夢精したシーンがいい、って言ってましたが、たしかに、純なんです。だってあんなお面で…、しかもヤクの売人で、あんなガタイで、そんな…、いちず…
【70点】
2017.3.21 ユーロライブ