主人公のレオナルド・スバラーリャが一見ジョージ・クルーニーっぽい雰囲気。ジョージ・クルーニーって言ったら、わたしの中ではずっとイケメン小児科医。『ER』の。あの頃は海外ドラマにハマってたのだった。
てか、このポスターも似てません?ジョージに
本作はそんなイケメン小児科医、ぢゃないジョージ・クルーニー似の車椅子の引きこもりの世捨て人のような生活を送る主人公がある出会いをキッカケに生きる気力を取り戻し、なんと車椅子なのに、悪党相手に金品強奪の完全犯罪を企てるという、えーっ無茶でしょ⁉︎的なアンゼンチン・スペイン合作のサスペンス。
なんかアルゼンチン・スペインって意外に(失礼)良作が多い?
ワンコが出てるよ!犬好きさんにもオススメ
先が読めない展開でスリリングでドキドキハラハラします
一巻の終わりでしょ?って思うシーンが何度もあるのだが、終わらないのだ。機転が効くのだ。さすがイケメン小児科医!って違うから!
サスペンスなんだけど、再生と旅立ちのものがたりで、ラストも良かったし。てか再生ストーリー多いでしょ?今年…『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』とか…。
男が再生するときには女の存在が…
『マンチェスター』は女によって再生ではなく、解放ですかね。その結果の再生。
タイトル同様、トンネルの出口を見つけられたのか?ってのは観てのお楽しみ。
本作も2017年未体験ゾーンの映画たちで観逃していた作品です。未体験ゾーンの映画たち良作揃いですね。
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緑はよみがえる
まず、エルマンノ・オルミという監督をわたしは知らない。
でも、なんとなくTSUTAYAでパッケージを見てレンタル。
巨匠らしい。
本作は淡々としていて、76分という短尺なわりには長く感じる。
モノクロではないが、雪山の白と兵士たちの墨のような色が水墨画というかモロクロームのような錯覚を受ける。
ただただ厳しさだけが突き刺さる。
もう何も言えないよね。
厳しさの中、亡くなった兵士たち、最後の中佐の母に宛てた手紙、楽しくないと歌えないという兵士、なんか全部のシーンが印象的で切ない。
若き日の中佐役のアレッサンドロ・スペルドゥーティの憂いを秘めたような表情もたまらなく、胸を締め付けられた。
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